つばた徒然@つれづれ津幡

いつか、失われた風景の標となれば本望。
私的津幡町見聞録と旅の記録。
時々イラスト、度々ボート。

津幡町のJazzが流れる、珈琲屋さん。

2010年06月12日 23時02分35秒 | 日記
今朝は、出勤前に「緑が丘」まで足を伸ばした。
津幡小学校裏の山を切り開いて、20年前に造成された比較的新しい住宅街である。
僕が住む庄中町と比べると、道も広く自動車での通行も快適だ。
逆に、それなりに勾配があるため、自動車がなければ移動は苦労するかもしれない。
とにかく、行き帰りでアップダウンを歩くため、運動にはいい道のりだ。

また、この「緑が丘」には、お気に入りの珈琲屋さんがある。
写真の「珈琲豆自家焙煎Jazzy」がそれ。
自宅の隣に構えた、小さなログハウス風の店舗。
営業は、基本的に毎週末。
扉を開けると、コーヒーのいい香りが鼻をくすぐり、Jazzの調べが耳を打つ。
しかもオーディオは真空管アンプ。…何ともいい雰囲気なのである。
もちろん、味もいい。
それだけ真面目な仕事をしている証しだ。
訪れると、試飲をしながら、主と珈琲談義、Jazz談義を楽しませてもらうのが常。
おススメである。
( http://jazzybeanz.exblog.jp/ でブログも展開中。)

ところで思い起こせば…子供だったせいもあり、昔は自家焙煎はおろか、
豆を挽いたコーヒーを口にする機会は、皆無だった。
角砂糖とクリープを加えたインスタントか、缶やビン入りのコーヒー飲料ばかり。
生まれて初めてブラックコーヒーを飲んだのは、いつだったろう…。
中学時代か高校時代か、ハッキリとは覚えていない。
だが、その味わいは記憶している。
酸味、苦味、甘味が複雑に絡み合った美味しさと、あのアロマ…。
たちまち魅了され、そして飲みすぎて、カフェインの興奮作用に驚いた。

確かに、歌のとおり。
恋を忘れた憐れな男も、心ウキウキ、若い娘に恋をするはずである。
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津幡町の万屋・ときわや址

2010年06月12日 10時00分26秒 | 日記
前回投降した、庄中町の道を抜け一車線の通りを左折。
舟橋方面-津幡市街方面-本津幡駅方面へと別れる交差点に出る。
その角を写したのが今回の写真…
正面、向かって左手のグレーの壁が、万屋の「ときわや」。
右手の赤茶色の壁の建物が、喫茶店の「リンデン」。
この2つの店は同じ家族の経営だが、現在は、どちらの扉も固く閉ざされている。

かつて「ときわや」には、生活用品、玩具、食料品などが並べられ、
特にフルーツの品揃えが充実していたように思う。
当時の店内を思い起こすと、記憶の中に甘酸っぱい柑橘の香りが漂ってくる…。
夏になると、ここで「夏蜜柑」や「桃」を購入してから墓参りに出かけた。
旧盆時期は、御供え用・お土産用として、
箱詰めの果物が平積みにされていたのを覚えている。
また、ここにはお使いで煙草を買いに行った。
「峰」「チェリー」「ハイライト」…主にこの3銘柄だったように思う。

僕自身の買物では「仮面ライダースナック」と「仮面ライダーアイス」が嬉しかった。
スナックは一袋に一枚「ライダーカード」が付いてきた。
これはトレーディングカードのパイオニア商品。
そのヒットの後を追ってスポーツや、他のアニメ・特撮で同様の手法が登場したと思う。
一方、アイスは当たりが出るとワッペンが貰える仕組み。
アイスを食べるより先に、合否が書かれたフタの裏を舐めた。

そしてもう1つ忘れられないのが「綿菓子製造器」だ。
本体は、四足自立式の円形。
その縁の周囲に沿ってプラスチックの覆いが付いた機械に硬貨を入れて、
備えつけのザラメを中心部へ投入し、割り箸を手にとれば準備完了。
やがていい匂いと共に、熱で溶け糸状になった砂糖が次々と出てくる。
それを腕を回しながら割り箸でからめ捕ると、めでたく綿菓子が完成。

一口含めば淡く消え去り、甘みだけが残る。なんて儚く、なんて美味しいのだろう。
「綿菓子」は、僕を幸せな気分にしてくれた。
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