動と静、偶然の一致。

前回の投稿で、津幡川沿いに群生するグラジオラスの写真を掲載したが、
今は、庭先や花壇などあちこちで美しく花開いた様子が見受けられる。
今回の写真は、津幡小学校近くで撮った一枚だ。

梅雨の晴れ間の朝、携帯のカメラを向けシャッターを切ったところ、
ちょうど、登校途中の小学生も一緒に収まってくれた。
彼女は建物の陰から出てきたので、狙ったわけではない。
いわゆる偶然の一致。
僕は写真の撮影技術に熱心なわけではない。
掲載している写真は、趣味とも言えない素人のスナップだが、
動かない花…「静」と、歩く人…「動」の対比が写し込まれ、
花だけの写真よりは、味わい深くなったのではないかと思う。

機種によって違いはあるだろうが、僕の携帯カメラは、
シャッターを指で押してから映像を刻むまでに、若干のタイムラグがある。
移動中の被写体を捉えようとすると、これがなかなか難しい。
だからこそ、逆に今回のような思わぬ結果になると、これはなかなか嬉しかったりもする。