花の公園・俳句 ing

日本は素晴しい花の国。美しい花々と公園、四季折々の風景を記録したいと思います。我流の俳句は06年3月12日からです。

交配・育成の名手 チャールズワース氏の オンシディオダ

2013年01月09日 07時00分32秒 | らん    
赤茶色のセパルに白いヒト形のようなリップが面白いラン、オンシディオダ 
チャールズワーシー  Oncidioda Charlesworthii。

オンシジウム Oncidium incurvum と コチオダ Cochlioda noezliana という原種
同士の属間交配で1910年に生まれた別属だそうです。元々はもう少しピンクっ
ぽいようで、この株の花色は個体差なのか、あるいはチャールズワーシーと
何かの交配なのか、詳しいことは分かりません。

Charlesworthii はイギリスの有名なラン育種家ヨセフ・チャールズワース Joseph
Charlesworth (1851-1920) 氏の名を採ったものです。
ラン交配の試みは氏の生まれた1850年頃に始まりました。氏は30才代にラン
農場で働き、1889年にはアンデス山中で植物を採集。科学的教育を受けて
いませんでしたがランの交配・増殖の技法をマスターし、英国サセックス州に
Shuttleworth 氏と共同で設立したナーセリー Haywards Heath で1909年頃まで
にたくさんのオドントグロッサムを交配し数千もの苗を育てました。
odontoglossum crispum 系のほとんどの交配品種は Charlesworth 氏の種株が
その祖先なのだそうです。この Oncidioda Charlesworthii もおそらく氏が交配
したものではないでしょうか。

またパフィオペディラム Paphiopedilum charlesworthii にもその名があります。

 (参考: History Of Orchids,  herbs2000.com)
      LANKESTERIANA, Universidad de Costa Rica) 

       (群馬県前橋市 ぐんまフラワーパーク温室 121229)


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