花の公園・俳句 ing

日本は素晴しい花の国。美しい花々と公園、四季折々の風景を記録したいと思います。我流の俳句は06年3月12日からです。

古代の雑穀 アワ、ヒエ、キビを見る

2015年08月09日 09時56分28秒 | 草木の実、キノコなど      
夏休みの学習コーナーです。昔の穀物が筑波に植えられていたので、調べて
みました。

アワ (粟) はイネ科エノコログサ属の多年草で、学名 Setaria italica。
エノコログサ (学名Setaria viridis) から改良されたと見られています。
中国の黄河文明以来の主食は専らアワ (粟米、谷子) で、「米」 という漢字
も本来はアワを示す文字であったといわれているそうです。また、隋唐で
採用された税制である租庸調においても、穀物を納付する 「租」 はアワが
原則でした。しかしなぜか種小名が italica イタリアの、となっています。

原産地は中央から西アジアで、シベリア、オーストリアを経て、ヨーロッパ
に石器時代に伝わったとされます。日本においては、縄文時代から栽培され
ていたヒエと並ぶ日本最古の穀物で、稲が伝来する前の主食だったと見られ
ています。

キビ (黍) は イネ科キビ属 の栽培種で、学名 Panicum miliaceum。
これは野生には生えていないそうです。中央アジアなどが原産地で、ヨーロ
ッパには石器時代に伝わり、18世紀にヨーロッパからの移民がアメリカに
伝えた。
日本においても古くから栽培されていたが、古代の記録にはないため、アワ、
ヒエ、稲よりも遅れて伝来したと考えられているそうです。意外ですね。

ヒエ (稗) はイネ科ヒエ属の植物で、英名 Japanese barnyard millet、
学名 Echinochloa esculenta 。
イヌビエから栽培化されたもので、縄文時代に中国から伝来したという説や
日本起源説があり、あわと並んで日本最古の穀物と見られているそうです。
穂は垂れ下がらず、名前は 「冷え」 に耐えることに由来しているとも言われ
るほど寒さに強いため、寒冷地や高地でも栽培でき、救荒作物としても利用
されてきたそうです。
  (参考 日本雑穀協会HP 、Wikipedia )

     (茨城県つくば市 筑波実験植物園 2015年8月6日)

     ◆梅・さくら・ばらなど花品種と 「公園ランキング」 の
        私のホームページはこちら→ 「花の公園 花リスト」

     ◆このブログの検索ウインドウが右上にあります。プルダウンして、
      「このブログ内で」を選択し、短い1単語だけで検索してください。
        2単語以上だと機能しません。

     にほんブログ村花ブログへ ←クリックすると私の「花の公園」に
      ポイントが入ります。 応援お願いします。



上2枚が アワ。

これはその原種の エノコログサ。


下2枚は キビ。




最後は ヒエ。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 来年植えたい コンボルブルス | トップ | 細葉オグルマ の花盛り »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

草木の実、キノコなど      」カテゴリの最新記事