怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

医療事故かなぁ~

2009年08月25日 | ここの生活
ドイツ南部にはダニなどが媒介するダニ脳炎という病気がある。
義務ではないが私は予防のために、ワクチンを接種しに行っている。

さて、先日、2回目の接種のときの出来事だ。

夫婦二人でやっている医院で、人気があるらしくいつも混雑している。
受付カウンターにはいつも3~4人の女性が働いているのだが、
彼女らは事務仕事と、看護師仕事を掛け持ちしているのである。
受付業務、医師との事務連絡、患者の案内、検体の検査、などかなりの量の仕事をこなしている。
健康保険証カードや現金の受け渡し、コンピューター操作などはもちろん素手で行うのだが、
看護仕事になっても手を洗っている様子もないし、
手袋を着用するのもまれのように思える。

さて、この日の私は医師の診察と問診をうけた後、受付の一人が私に注射した。
接種するすでに薬剤が入っている注射器を箱から取り出すと、彼女は受付カウンターに戻っていった。



接種の記録のノートの上に無造作に置かれた注射器。
「あら~、ブログネタぁ~」
喜んだ私は鞄から静かにカメラを取り出し、フラッシュ無しで撮影~
こんなシーン、なかなか日本ではないだろう。
ノートの上の注射器~


さて、彼女が戻ってきた。
私の上腕を消毒し終え、注射器の針のキャップを取ると、また受付から呼ばれて行ってしまった。
「ごめんなさいね、また、ちょっとお待ちください」

置かれた注射器を見たわたし・・・

ブ、ブログネタ・・・・!!!

キャップを外した針先が、机と見事に接触している!
彼女が戻る前に、是非、鮮明な写真を撮影しておかなくては!
張り切った私は震える手をどうにか押さえ、フラッシュ無しで近影に臨む。
「まだ戻るなよ~、戻るなよ~」
上が、その写真だが、位置が悪くて、針先の様子がわかりにくいが、
注射器の下方部分はういていて、針はテーブルと接触している。


無事にブログネタ撮影に成功し、嬉々としていたのも一瞬さ。

ここは医院、得体の知れない病原菌がうようよしているはずだぞ。
針先にくっついた菌は、私の体内に注入の運命だ。

戻ってきた看護兼受付嬢は何も躊躇することなく、
早口で何か私に言い、接種したのだ。


あれから一週間になるが、
私の体調にまだ変化はない。