★大阪に橋下徹さんが知事に登場して、もう7年にもなるようだが、今回の大阪都構想で夢破れて橋下さん政界引退を表明した。
隣の兵庫県からだが、橋下さん応援してきたのだが、それも今年いっぱいになりそうである。
今までの政治家とは全くスタンスの違う橋下さんの想いや手法は、「一貫して従来の政治からの脱皮」だった故に私自身は応援をしてきたのだが、「従来の既得権益や地位」などに踏襲する組織票や、異例ともいえる自民、共産の共闘などから僅かの差で敗れてしまったのは残念である。
昨晩の橋下さんの会見が、これも橋下さんらしくてなかなかよかった。
然し、また大阪は昔のような注目もされないそんな大阪になってしまうのだろうか?
大阪が注目されないということは関西全体にマイナスだと思う。
決まってしまったので、横から何を言っても仕方はないのだが、私は大阪の人は将来の選択を間違ったような気がしてならない。
このコメントで述べられている通りのような気がする。
「今の選挙制度の闇」と云っているが、自分の意思ではない組織票や、そのことも影響するのか若い人たちの選挙離れ。
このグラフを見て、なぜ反対票が賛成を上回るのか?不思議に思わない人のほうが不思議である。
大阪は、老い先短い70台以上の人たちの意見を入れて、将来のある若い人たちの意見を葬り去ったというと云い過ぎなのだろうか?
若い人たちも、政治にもう少し関心を持たないと、みんなが払っている税金がある一定の団体や、選挙に投票した人たちのところばかりに流れてしまう、それが今の政治構造だと思っている。
そこからの脱却が「大阪都構想」だったように思っているのだが・・・
この結果にもちょっとびっくりした。
あまりにもキタとミナミが鮮明に分かれすぎている。キタは賛成、ミナミは反対なのである。
このように分析していたサイトを興味深く、見させていただいた。
興味のおありの方はご覧ください。
昨晩、一番印象に残ったのは、橋下さんのこんな顔だった。
そこには悲壮感などどこにもなくて、7年半全力で走り続けた結果に対する満足度が現れていた。
今後の日本の政治の流れが、この橋下さんの引退で変わるかも知れない。
安倍さんや官邸は明らかにがっかりだろう。
12月末、ほんとに橋下さん引退してしまうのだろうか?
偶然こちらのブログ記事を拝見し、コメントさせていただきます。
大阪市民ではない方は、あまりご存じではないかもしれませんが、今回の投票は大阪市が都になる投票ではなく、大阪市が廃止、解体され5つの特別区に分割されるという法案でした。
もちろん大阪市は政令指定都市ではなくなり、なんの権限も持たないただの区になってしまうところでした。
知っておられましたか?
70代以上の方々に役人の既得権について意見する権利はないと思いました。
今回は大阪都構想に焦点を絞った投票しやすい住民投票だったとは思いますが、その後ろに控える改憲思想だったり、党の勢力図だったり、橋本さんのやり方だったり、いろいろな要素も含んでいたと思います。
私の母ですら、橋本さんになって、いつまで市営地下鉄やバスの無料パスがもらえるかわからない、と憂いていましたから、70代以上の方々に「受益者負担」が当たり前のこと、と認識してもらい、全世代にその気運が伝わらなくては、大阪の将来は暗いなあ~と思いました。