民主党になってから、急に国のお金の使い方に焦点が当たっている。
テレビなどでも連日特集である。
本当に『お金を使う体質から、お金を節約する』体質に変わるかも知れない。
民間企業のように自分たちの努力で稼いだ利益との相関で経費が使われるのではなくて、
お金の出所はみんな税金だから、入った金は全部使う。
足らない分は国債という借金をしてでも使ってしまうのである。
お金を使うことが仕事になっているのである。
国に限らず、地方行政などをみていても、まず予算を計上して、その予算どおりに全部使い切ることが、『いい仕事』のようである。
創意工夫して、予算がなくても市民住民の望むことはやると言うような姿勢は皆無なのである。予算のないことをするのは、仕事ではない。
市役所の段階でみると、
例えば、どの課も競って作るのが、『チラシ』の類である。
役所のカウンターには、置けないほどのチラシ類があふれている。
このインターネット時代に、
『時代錯誤もはなはだしい』と思うのだが、それが『体質』になっているから、無意識に作ってしまうのだろう。
然しこんなのは可愛い類で、
中央の国の天下りに関連する、○○公団とか、○○協会などの仕組みは、至極当然の権利のように、何の反省もなくどんどん造ってしまう。
そして、何千億の単位で税金が湯水のように使われてしまうのである。
何の疑いもなく『自然にそうすること』を体質と言う。
人間、一番怖いのが長い間の習性で『体質化』することだと思う。
官だけではなく、民間でもよく見られる。
『体質転換』することを『構造改革』と言うのだろうが、
これは、リーダーが代わって、リーダーがその気になれば、意外に簡単に出来るものである。
役所が長い間、体質転換できなかったのは、
中央では、自民党の政治が50年以上も続いたことにより、
この間政治の仕組みが一貫して変わらなかったことに起因するのだろうし、
地方でも、その役所で育った人たちが順繰りに市長や知事になるものだから、
同じ体質が踏襲されて、全然構造改革など出来ていないのである。
たまには『素人』が『落下傘』で降りてくれば何とかなるのである。
若いとか、経験の有無など全然問題ない。
世の中の『正常な常識』さえ持っていればいい。
専門的な作業は、それこそ『専門家』に任したらいいのである。
一度も国政を担ったことのない、自民党からみたら素人集団が、
構造的な『仕組みの転換』=『体質の転換』にチャレンジしているので、
使うよりはまず節約、削減といった方向に舵が切られたように思う。
将来はともかく、4年間は消費税は上げなくても節約で大丈夫という、民主党の心意気は買いたいと思っている。
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知事が変わると今までの膿が一気に噴出しました。
今までの知事は一体何をやってたんだ!と怒りを感じましたが、時代劇のように最後はめでたしめでたしで終っていけるようにして欲しいものです。^^
トップダウンできるリーダーを選ぶべきです。
お神輿経営の時代はもう過去のものになったと思っています。