
『赤字が3兆円』
アメリカのGMの話である。
あまりに桁が大きすぎてどんなことなのかよく解らない。
売上高ではなくて、損失額なのである。
そのGMの記事と並んで、『英RMS赤字3.4兆円 政府45兆円分損失保証』
という見出しが並んでいる。
最近は、どこもここも規模が大きくなって、何かよく解らなくなってしまった。
日本でも、最近の銀行がよく解らない。
実務を離れているからであろうが、銀行の名前を聞いても、以前どこだったのか全然わからない。
かって、現役の頃、新年の挨拶に1日に10行ほども銀行さんの挨拶回りをしていたことがあるが、その頃が懐かしい。
同じ銀行と言う商売であったが、それなりに特徴や気質があってよかったと思っている。
今は、大きくはなったが、どこも一緒になってしまって特徴も個性も見られないように思う。
本当に、大きいこと=体質強化になっているのだろうか?
銀行もそうだが、百貨店もどんどん合併する。
大阪のそごうは、今度大丸が購入するらしい。
一つの店舗でも大きく立派だと思っているのに、そんな二つを一つに纏めてどんなことを目論むのか?
大丸は黒字化に自信などと書かれているが、本当に自信などあるのだろうか?
どう違う?と言われても上手くは言えないが、大丸とそごうは違ったイメージを持っていた。
松坂屋と言うのは、入ったこともないから、イメージなどないのだが、
大丸と松坂屋が一緒だと言われても、よく解らないのである。
行政でも、各市の合併が行われている。
規模が大きいということはそれなりにメリットがあるのは解るが、
個性や特徴やイメージは、無くなって逆に所謂ファンがいなくなっているのではと思ったりする。
リピートとか固定客などファン層は、それなりに事業の安定に繋がるのではと思う。
ホンダ、スズキ、ヤマハ、カワサキ。
若し合併したらどんなイメージなのだろう?
若し合併したら・・・
資本を統合しても、
元の社名はブランドとして残すでしょうから、
重複する部分が削ぎ落とされて、
さらに個性が際立つのではないでしょうか。
二輪業界ならそういう事が出来ると思います。
銀行はどうかわかりませんが、
少なくとも、合併する地方自治体などは、
そういう事を取り入れられたらいいんですけどね。
流石ですね。ブランドが残りますか。
残すという発想をするというのはいいことだと思います。
ただ大きくなるのがいいことだとは思えませんね。
実は、近所にそんな商売をされてる販売店があるんですよ。
国内4社とも取り扱っていらっしゃるのですが、展示場を田の字に分け、それぞれの企業カラー(赤・青・黄・緑)で統一された内装と装飾を施し、メーカーの純正アパレルや小物などの品揃えを充実させて・・・
一緒に扱うなら、以前に増して個性を前面に出す必要がある様です。
メーカー看板を掲げたそこらの専業店よりも、メーカーの個性が色濃く出ていて面白いですよ。
比較の対象があるほうが、より明確な個性が打ち出せるのだと思います。
ブランドやイメージは末端のお客さんが勝手に考える、難しい話ですが、押し付けはダメだと思います。