★今年の夏の甲子園の高校野球も、あまりテレビなどは見なかった。兵庫の代表滝二の試合も見なかった。
松井祐樹投手の三振奪取が話題になって、光星との試合で初めて途中まで見たのである。
本来は全国各地域の代表のはずだが、必ずしもその地域とは関係のない選手たちが主力のところが、特に地方の強豪校に目立つのである。
『昔の高校野球の純粋さ』などが薄れてしまったなと思うのが、もう一つ興味の湧かない原因になっているのかも知れない。
優秀な強いチームを創り、優秀な選手を育てるのなら、むしろサッカーのシステムの方が理屈にあっているようにも思う。
そんな野球選手を育てる学校と公立の野球部とが争ってみても、勝負にならないなどと思ったりしていた。
★そんな風に、ちょっと斜めから、高校野球を眺めていたのに、
昨日の大阪桐蔭ー光星学院との決勝戦は1回から表彰式までずっとテレビを見ていて、表彰式はそのテレビ画面を写真に撮って
そんな気になったのである。
★画面にフラッシュの後があるのは、テレビの画面の写真だからである。
Facebookにこのニュースが写真付きで流れたのは、多分世の中で一番早かっただろうと思う。
『号外を出す』みたいな気分だった。
よかったなとホントにそう思ったし、優勝、準優勝を一緒に喜んであげたい気持ちになった。
なぜかな?と思う。
大阪桐蔭も、光星学院も、優秀な選手を集めた野球学校ではあるのだが、その中でも一つ飛び抜けたレベルの実力校であることは間違いない。
『春夏の決勝戦が同じカード』だということがその証拠である。
松井祐樹投手を打ちこんだ、光星学院の打線は本物だと思ったし、その打線を大阪桐蔭の藤浪投手がどう抑えるのかに興味があった。
結果は3-0の完封である。
この暑い夏、連投の藤浪、プロでもなかなか出ない150キロが9回にも出せる。
松井投手を打ちこんだ光星学院の打線でさえ、文字通り完封されたのである。
野球はピッチャーだとは云うが、まさにエ―スだなと思った。
この桐蔭の1点目が7番打者のホームランである。 チーム力としてもスゴイなと思った。
★冒頭に書いた、今の高校野球に対する???の想いは今でも変わってはいない。
然し、そんな中でも、これくらいの実力をつけるのは大変なことだと思う。
光星学院は青森とは言っても八戸、今はどういっているのか知らぬが、『南部の国』である。
私にとって『南部』は、いっぱい想い出があって、青森と言うよりむしろ岩手の感覚で、第2か第3の故郷なのである。
監督さんが兵庫の報徳出身とも聞いて何となく応援もしたい心境だったのだが、
藤浪投手の投球に魅せられて、むしろ最後は大阪桐蔭を応援するような不思議な気持ちになった、昨日の決勝戦だった。
Facebook のコメントにはこう綴った。
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