ちょっと風邪気味のren.です。
鼻のかみすぎで鼻が痛い。
さて、今日は2009年以来6年半ぶりの"TRPG・ボドゲ"カテゴリでエントリ(w
しかも、こんなカテゴリ名でありながら、ボドゲ・カドゲは初めてという。
「さいころ倶楽部」関連でカタンとかは紹介したけど。
▼ クトゥルフの呼び声 FLUXX(フラックス) ホビージャパン
というわけで、このたび買ったのはこのゲーム。
アンドリュー・ルーニーがデザインした「FLUXX」というカードゲームの内容を、キース・ベイカーがクトゥルフ神話のモチーフに置き換え、ルールを追加したもの。
パッケージ表の「頭がやわらかくなるカードゲーム!」が、その「FLUXX」のキャッチコピー。
そして、パッケージ裏には……
「プレイするだけでSAN値も下がるカードゲーム!」という「CoC;F」向けキャッチコピーが(w
ゲーム内容についての説明書きもありますが……まあ、これだけだとよくわからんわな。
「FLUXX」は、簡単に言えば2枚の役を作るカードゲーム。
ただし、あがるための役はプレイ中に流動的に変わります。
さらにゲームルールすらリアルタイムに変化するというのが特徴です。
こちらの動画がわかりやすいので、無断貼り。
▼ 【卓M@S】876プロの昼休み【Fluxx編】
このとおり、1ゲームは10秒~1時間くらいと極端(w
そういえば、「CoC;F」には逆回転カードはないな。
「CoC;F」も、スタート時は手札3枚、1ドロー1プレイが基本ルール。
こうして手札から「新ルール」カードを追加していくことで、ルールは混沌としていきます。
この図だと、2ドロー3プレイに変わっています。
さらに「未知の恐怖」では、「自分にとっての"怖いもの"を言えば、追加で1ドロー1プレイできる」というもの。
「交通事故」「無言の親」「朝、枕に残る髪の毛」などなど、大体くだらないものが羅列されていきます(w
自場には「アイテム」を並べていきます。
また、クトゥルフ神話特有の怪物や恐怖事象である「クリーパー」を引いた場合は問答無用で自場に置かねばならず、これがある限り通常はあがることができません。
これらが「ゴール」に当てはまった瞬間、そのプレイヤーの勝利となるわけです。
たとえば「ゴール;インスマスを覆う影」なら、「アイテム;インスマス」+「アイテム;FBI捜査官」か「クリーパー;変態」の2枚がそろえば勝利となります。
このように、時には「クリーパー」が勝利条件になっている「ゴール」もあるわけです。
相手があがりそうな気配があるなら、「ゴール」を別の「ゴール」で上書きしてしまうことも当然できます。
なお、「アイテム;ネクロノミコン」は、クトゥルフ神話を知らない人にも有名な魔導書なので載せてみた(w
実際、このゲームでも強い特殊効果を持っておりプレイヤー間で奪い合いになるのは必至で、いかにも流浪の呪いの書らしい扱いになっています。
相手の邪魔をして自分を有利にするカードが「アクション」、そして「CoC;F」で追加された相手の手番にも使える邪魔カードである「サプライズ」。
上記の「ネクロノミコン」のように他人の場にある重要な「アイテム」を奪い取ったり、自分の手札を山札から交換したり、相手のプレイを無効化したりする他、とんでもない効果のものがたくさんあります。
例えば上図の「アクション;這い寄る混沌」いわゆるニャルラトテップ(ニャルラトホテプ)は、全員の場に出ている「アイテム」と「クリーパー」をシャッフルしてしまいます。
シャッフルしたカードを配るときは「(」・ω・)」うー!(/・ω・)/にゃー!」言うべし(w
さて、クトゥルフ神話といえば、ろくな結末がないのもひとつの特徴。
それを再現しているのが「CoC;F」での追加カード「アンゴール」です。
この条件が満たされてしまうと、全プレイヤーが敗北し、邪神の勝利となってしまいます。
100枚中4枚と数は少ないのですが、意外にこれが成立してしまいます。
実際、先の週末に友人2人と遊んだところ、7戦中4回のアンゴール成立となりました(w
ただし、「サプライズ;秘密カルト教団」などの一部のカードや、追加ルールである「メタルール;カルト抗争」があれば、「特定条件ならアンゴールになった時に勝ち」という逆転勝利の場合もあります。
実際、上記の4回中3回がアンゴールによる勝利が決まった試合になりました。
ちなみに私は7戦中2勝(うち1回がアンゴールでの勝利)。
考える部分と運任せな部分でいえば、まあ、麻雀と同等くらいかな。
手元に「ゴール」と、その条件の「アイテム」を持っていても、「アクション」「サプライズ」で簡単に台無しにされてしまうところは、複雑な感情とともに大爆笑できます。
カードの特殊効果まで使えるようになれば、かなりゲームをコントロールできるようになるのでしょう。
題材的にクトゥルフ神話の知識があったほうが楽しいのですが、知らなくても「FLUXX」自体が面白いので問題ありません。
私の友人も、1人はクトゥルフバージンですが、一番楽しんでいましたから。
知っている者は「この女は実は魔女で、しかも中身は爺なんだぜ」とか、「お前も脳みそ缶詰にしてやろうか」とか、「チョココロネ食べたい」とか、優しく教えてあげるといいでしょう(w
おすすめ。