風が通るとむしろ寒いレベルの札幌から、ren.です。
部屋中の紙が舞い上がるし(w
ドアを閉めても十分涼しく、現在の室温は26度。
本当に夏が過ぎてしまったようなすごしやすさ。
さて、私もようやく観てきました。
パンフの一部抜粋。
まだ全部読んでいないので、今後感想が変わる場合もあります。
とりあえず、さらっとエメゴジをディスってる佐野史郎さんに笑った。
▼ 「GODZILLA ゴジラ」予告3
ネタバレにならない程度にお話しましょう。
観てきたのは2D字幕版。
やはり、渡辺謙の「・・・ゴジラ」が聞きたくてね。
それにしても、やっぱり役名の芹沢猪四郎は、ニヤリではなくプッと吹き出してしまうなぁ(w
まず一言で表すなら「面白かった」。
ただ、「予想以上だった?」と問われると、「うーん……」。
まあ、変にハリウッドライクにされていない、ちゃんとした"ゴジラ映画"だったからなんでしょうね。
ゴジラの造詣は、足元(特に指の短さ)は気になるものの、ヌルッとした巨大感はなかなかでした。
やはり怪獣映画は少しスクリーンの下気味の席から見上げるのがいいですよね。
動きも細かな首の動きや尻尾ののたうち方はCGらしさを感じますが、モーションは着ぐるみ特撮をインスパイアしただけあって、ちゃんと「中身のあるゴジラ」という感じがして満足しました。
最近のTVCMでネタバレされている■●▼●も、下半身のプリッとしたお尻がスーツっぽくて、また操演でわしわしと動いているような感じには思わずうなりました。
動きといえば、日本の特撮では弱点である"吹っ飛びビル破壊"が見事でした。
どうしても操演でぶら下げると、振り子の軌道になってしまう違和感がありますからね。
ただ歩いて通っただけでも基本的に「ビルは壊しておけ」というスタンスも、正しい怪獣映画ですね(w
残念だったのは、「パシフィック・リム」でもそうでしたが、ゴジラの登場シーンが夜や悪天候ばかりなこと。
やはり、まだピーカンの青天下での巨大生物というのは、まだCGの泣き所なのでしょうか。
思えば、あの「ジュラシックパーク」でも恐竜が激しく動くシーンは夜や荒天時、そして室内でしたね。
あとは、やっぱりゴジラの"立ち位置"が微妙なことと、モナーク機関などの面白い設定が活かされきっていないところか。
音響のいい映画館で見られたため、ゴジラの咆哮も迫力満点でした。
1声目には、しっかりと最後のしゃくりあげる残響音も響き、しかもそれがいつまでも耳に残るような演出は暗闇で破顔してしまうほど(w
ただ、そうしたSEが迫力満点な半面、音楽やせっかく日本人がしゃべっているモブ声が聞こえづらいのは残念でした。
音楽はOPとスタッフロールではっきりと聴けますが、メインテーマはよく聞くと速いスピードですが伊福部昭さんの「ゴジラのテーマ」のフレーズがストリングスで繰り返されているんですね。
▼ ゴジラ テーマ 【'1954 足音・SE付きVer.】伊福部 昭 (GODZILLA)
あと、「三大怪獣 地球最大の決戦」みたいなトランペットの高音とか。
実際にモチーフとして使用しているのか確信はありませんが、気づくと「おっ」と思わせる仕掛けでした。
とにかく、全体的に「日本の"ゴジラ"のあのシーンやこのシーンをハリウッドが本気出してやってみた」という感じが前面に出ていて、やる気を感じる映画でした。
なぜか怪獣が出現している場所に停止信号も無く通りかかる電車とか、身を潜めていたら怪獣の顔がにゅっと出るところとか。
今の日本では色々な意味で作るのが難しい怪獣映画を維持してくれるのが、日本特撮ファンの海外監督というのはありがたいながらも皮肉なもんです。
ネタバレになるかもしれないけど、パンフレットの広告ページにもある「ド迫力咆哮 DXゴジラ2014」。
ギミックのためにフォルムを台無しにしているところあたり、むしろ漢気すら感じる(w
ソフビはちょっと欲しいけど、すでにプレミア化し始めてるのね。
なんだそりゃ。
さすがに再販してくれるよね、バンダイさん。