お風呂場の前の中庭でナツツバキが開花しましたよ~
開花時期は6月~7月で、夏に椿の様な花を咲かせる事からナツツバキと名付けられました。
別名は沙羅樹(シャラノキ)と呼ばれ、平家物語の冒頭で、
『祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり。
沙羅双樹の花の色 盛者必衰の理をあらはす』
とあり、この沙羅双樹はナツツバキの事であるとされます。
ここで少し面白い話があるのですが、実はこの沙羅双樹とナツツバキ、全く別の植物です。
沙羅双樹は仏教において聖なる木であるとされ、鎌倉時代においても重要視されていました。
しかし沙羅双樹は寒さに弱く、日本の風土では育ちません。そこで目を付けたのがナツツバキ。
ナツツバキの朝咲いて夜には落ちてしまう1日だけのお花と言う性質から、
ナツツバキを沙羅双樹と重ね、花の儚さと平家物語の流れである盛者必衰を重ねて詠んだのだとされます。
ナツツバキの花言葉は
『儚い美しさ』
確かに平家の没落とマッチしたお花ですね
きっと鎌倉時代の人も、このお花を見ながら平家物語を書いたのでしょう。
私の書くラポーレのブログも、1000年後には『ラポーレ物語』になっていたりして!?笑