民主党は、菅首相が勝敗ラインとする改選の54議席を下回り、50議席程度にとどまる可能性が高まっている。
民主党と国民新党の与党(与党系無所属を含む)は、非改選議席を含め、参院の過半数(122議席)を維持するのは厳しい状況だ。
自民党は改選の38議席を上回り、40台半ばをうかがう。
みんなの党と公明党は2ケタをうかがう勢いだ。
ただ、選挙区選で2割強、比例選で2割弱が投票態度を明らかにしておらず、情勢は変わる可能性がある。
民主党は、菅首相が勝敗ラインとする改選の54議席を下回り、50議席程度にとどまる可能性が高まっている。
民主党と国民新党の与党(与党系無所属を含む)は、非改選議席を含め、参院の過半数(122議席)を維持するのは厳しい状況だ。
自民党は改選の38議席を上回り、40台半ばをうかがう。
みんなの党と公明党は2ケタをうかがう勢いだ。
ただ、選挙区選で2割強、比例選で2割弱が投票態度を明らかにしておらず、情勢は変わる可能性がある。
第22回参院選の投開票を11日に控え、中日新聞紙は6日、電話世論調査と独自の取材結果をもとに選挙区と比例代表の情勢を探った。
民主党は比例代表で自民党を上回るが、選挙区で伸び悩み、国民新党と合わせて参院過半数(122議席)の維持に必要な56議席は獲得できない情勢だ。
自民党は40台後半の議席が見込まれる。
最終的な選挙結果は、両党が接戦を演じる1人区の行方によって左右される。
改選されるのは選挙区73、比例代表48の計121議席。勝敗のカギを握る29ある1人区は、自民党がやや優勢。民主党は2007年の前回選挙で推薦を含めて23勝したが、今回、議席を固めつつあるのは岩手や栃木、三重、滋賀など10選挙区。青森や鳥取、社民党との共同推薦で候補を擁立した香川など各地で自民党と競り合っている。
改選数が2以上の選挙区では東京や神奈川で2人当選の可能性があるが、12ある2人区はすべて自民党と議席を分け合いそうだ。
比例代表も18議席前後にとどまり、前回の20議席に届かない情勢。
最終的に菅直人首相が目標に掲げる改選54議席を割り込む可能性がある。
国民新党も改選3議席は維持できそうになく、与党全体で非改選を含めて過半数に必要な56議席の確保は難しくなっている。
一方、野党の自民党は、1人区の群馬や石川、富山など10選挙区で優位に立ち、さらに上積みする勢いだ。3人区の千葉で2人当選の可能性もある。
ただ、比例代表は12議席前後にとどまり、民主党に後れを取っている。
みんなの党は2けたの議席をうかがい、躍進の勢い。
共産党は改選議席数を維持できるかどうか微妙で、公明、社民両党は下回りそうだ。
新党改革、たちあがれ日本は苦戦を強いられているが、比例代表で1議席獲得の可能性は残している。