毬藻 九十八

東京の地下開発計画、特に麻布台、虎ノ門との二カ所の特殊な素性、地上と地下の在り様を変貌させいく、東京深部の植物幹細胞との形質が、再評価に資された、模様。
連関対象は当然、地上広域に住まう人間。
再評価の起点は、“公示、堂々なる指標志向文明管区”、“地上よりも地下での施工が、日本文明の変貌能率上、望ましい”だった。
“麻布台、虎ノ門を含め、地下をどうこうと開発し、つまりは人間をどう、在らしめようとの、壮大計画であろうか”。
再評価は、地上の人間、そして“公示、堂々なる指標志向文明管区”を連れ立ち、この問いに答えねばならない。
難易度高し、な問いらしかった。
理由は、問いへの、回答担当官の、複雑な素性にあったので、こちらを、可能な限り変貌させれば良し。
とにかく、地上広域の人間、こちらの、向上、なんらか象限、こうした状態へ、お仕えする、地下計画であれば良し。
まず、この仮定には、間違いは無い筈。
そこで、麻布台、虎ノ門や、“公示、堂々なる指標志向文明管区”の在り様を、地上広域の人間にとっての要望の前で、捉え直せば良し、な筈。
麻布台、虎ノ門にとっての、渇望は何であろうか。
人流上、大呼吸気管支、いや物流上、大食道。
“公示、堂々なる指標志向文明管区”は、どういった制服をまとう事で、麻布台、虎ノ門発の思念波を利用する、せず、いずれかを経て、ともかく、地上広域の人間人生へ、希望をもたらし得るであろうか。
無数なる仮定を浴びるとして、不動判定なる滝中、岩段有り。
アメリカ、韓国の死の報を引き連れ提唱されし“地下の指標志向文明管区”とやらは、不可避的に、麻布台、虎ノ門発の生理動態を浴びまくる。
この点は、俯瞰上、何者による言及はなされず続けである。
然るに、謎なる、高速増長の云われを、完全霧散する唯一の術として、土木工事を通じ、日本広域へ、既述の不可避さと、唯一、これら二者を拡散する、が、不可避さへ、一物理粒子無存在式密接連結なる、メス構造の務め。
然るに、“地下の指標志向文明管区”は、公示は為されず、が妥当。
不可避さ、唯一を土木工事にて日本広域へ広宣するには、難儀な政務会議を伴っていては、施工の段取り設定が遅過ぎる故、この管区の素性は非公示が相応。
こうして、管区の素性は、絞られる。
麻布台、虎ノ門発の思念波を、日本広域へ拡散する際の能率が首席である施工企画、何らかを、今期、最大声量学生と、おおらかに認めいく環境が、望ましき。
この理想を、具現化する、具体的技術だの、間取りだのは、理想を、最も、理想化しようとしていた筈の頭部や口を、最高理想への到達感慨と出会わせられずであった・・・ううむ・・・顔中の筋肉を動員する権能を備えし学生に、考案役を担って頂く、事になってしまうだろうなあ。
私が、頭や口で、強い憶測ごととして、多分、ゼネコンと広告会社の、協業状態が最も好む、文明理想、具現化知見、実現施設、だのなる触れ込みを、軽めに歌ってみる、とする。
では、実際に、大いに難儀である知見実現施設だのを、具現化しいくに当たり、要される無数の会議へ参加し、書類を吟味し、どうのこうのと、真剣なレスを発し、結果的に、大勢の工員を動員し、重機、物資を動かしいく、との推移一連への、堂々参画者は誰であろうか。
先程と同じ、なのだ。
最高理想へ、自己の頭と口を、再び、出会わせられずであった、顔の筋肉、微笑化工員殿達なのだ。
麻布台、虎ノ門発の思念波、これは絶対だ。
日本の未来、長期にわたり、最高理想に違い無し。
こちらにとって、ただ腕及ばず、との些末なご要り用ごとを、素早く察知し、お届けする様は、最高理想。
この確信。
壮大計画関連会議への参加者なら、一人残らずが、得ようとしていく。
会議に頻出するは、文明精髄なる土木、IT技術。
これらを操るべしは人間。
これらの指摘は必ず成立する。
嘲笑を企画する者の存在は、壮大計画への真剣さが許さない。
麻布台、虎ノ門発の思念波、これは絶対に、最高理想に違い無し、との視座の唯一性、社の奥の本祭神拝殿。
・・・この、指摘・・・この神聖さ・・・この成文、聖なる禁足地由来素性・・・猥雑日常・・・雑多題目会議への疲労頭部へのいかづち・・・。
ぐへへへ・・・。
定期的に、麻布台、虎ノ門発の思念波の何たるかを、再感得していけば、良しと・・・。

この人物は、預かり知らぬ事であるが、“多分、ゼネコンと広告会社の、協業状態が最も好む、文明理想、具現化知見、実現施設、だのなる触れ込み”がしおりとして差さる先として、複数の、相互は無連関である会議により、明治神宮の地下が提唱されている。
そして明治神宮地下と、麻布台地下を含む、地下の無数の結節点との関係、及び日本広域への、新文明気運の拡散能率が鑑みられ、相互無連関会議により、最高理想にとってのメス構造が、機械的に、私情伴わず、提唱されている。
ゼネコンと広告会社二者の協業展望へ即応振る舞いを果たすと思われる高機能、空中浮遊式列車構造、展示施設。
列車の天井と、吊られし棒で、オス、メス構造を成す式の列車が浮いて走って行きます。
理解して下さい。
・・・理解して頂くべくの、オス、メス構造、高品位搭載なる高級パン屋・・・この標高のサービス施設が、理解にとってのメス構造・・・として林立していってしまうとして・・・この管区の設営期、初期は、オスメスの弁別が曖昧になったとして、勢い良く、施工結果は、誕生していってしまう筈。
明治神宮地下の次の、この管区だろうな。
明治地下とは比較にならない人流が発生し得るのは。
候補地はまだ不明。