後ろ歩きの不思議おじさん

あっちこっちにポケットを一杯もった不思議なおじさんの特技は後ろ向き歩き。その右往左往振りは滑稽で、ちょっぴりもの悲しい。

今朝の天声人語

2013年01月09日 | Weblog
書こうかな と思うことはあるのだが
なかなか腰が上がらない
そのうち仕事が始まった
なけなしの力だが全力展開になってしまって余力がない

そううちに宵戎になってしまった
いつものように新聞を見たら
天声人語に金芝河さんが取り上げられていた


金芝河さんは詩を書いたために死刑になった
詩「五賊」は1970年に著された
「現代詩手帖」を購読していた不思議おじさんは
当然のことながら読んでいた
1974年に死刑の判決が出た

サルトル、大江健三郎、鶴見俊輔など
文学者・哲学者・思想家たちによって
当時の韓国政府非難と
世界的な救命運動が広がった

文芸誌「海」の編集長や松本清張記念館長を務めた
宮田毬江さんも大きな役割を果たした

それからたくさんの時間が経過し
たくさんの人との交わりがあり
不思議おじさんは縁あって金芝河さんや
宮田さんと知り合うことができた

金芝河さんと宮田さんを自家用車に乗っていただき
京都は平等院に観光に行ったこともある
鶴見俊輔、小田実、中村尚司などと
一緒の時を過ごすこともできた
山形県の若き農民 菊池卓大さんと
金芝河さんの出会いの時も時間を共有でき
不思議おじさんのことも詩に書いていただいた

そんな金芝河さんは
今回の大統領選挙で
自らを迫害した朴正熙の娘
次期大統領の朴槿恵を支持して
世間を驚かした

世の中は何が起こるか分からないが
わがキムピョンジン先生に良いことがあるよう
祈念するのみである
金芝河さんからキム先生に
朗報を待てとの電話があったとのことである


我が家の食卓からほんの1.5メートル
メジロ観鳥施設の光景
昨年は野鳥が全く来なかったが
今年はみかんを刺したら5分以内に顔を見せる



まだこの季節でも薔薇の蕾が膨らんでいる

春はすぐそこまで来ている ように思う