無風老人の日記

価値観が多様化し、自分の価値判断を見失った人たちへ
正しい判断や行動をするための「ものの見方・考え方」を身につけよう。

ショートショート⑭友達とゴルフして何が悪い!

2019年01月14日 | Weblog
今日は本当にショートショートとしたい。
従って、加計学園問題は略すが、これも、安倍首相の憲法違反の不正事件で(マタマタ何回も御免なさい、再々再掲です)

矢張り、今回の話に大きく関係しているので、また長くなるかも知れないが、加計問題のサワリだけ書いておく。

昨年5月には、江田参議院議員が言うように、

加計問題では、これだけ文科省文書や愛媛文書、前川証言も出てきている。

裁判になれば、100%有罪です。それほど、これら文書や証言は「証拠能力」の高いものばかりです。

特に文科大臣や愛媛県知事がその存在を認めた文書は。

 「官邸の最高レベルが言っている」(藤原審議官)

 「総理のご意向と聞いている」(同上)

 「総理は自分の口では言えないから私が代わって言う」(和泉総理補佐官)

 「総理は平成30年4月開学とオシリを切っていた」(萩生田官房副長官)
――――――後略


これらは「怪文書」でもなければ「忘備録」でもない、官僚たちが残した責任回避・自己保身の「証拠書類」である。
注:官僚は自分の意志判断では行動できないから、こうした記録を残すのもやむなしと言える。

(山本太郎氏の資料より参考までに・・・)
これまで、15回も却下され続けてきた愛媛県今治市の獣医学部新設が安倍首相が「国家戦略特区諮問会議」の議長に就任した途端、とんとん拍子に認可の運びとなった。(そりゃ、上の様に首相からオシリを切られてりゃ、みな急ぐわな)
この事業者は安倍首相の腹心の友の加計孝太郎氏で、これにより、36億円の土地(国有地)の無償譲渡を受け、更に総事業費の半分に当たる96億円が自治体から補助され、毎年国から、助成金(あなたのお金)が出される予定。


さてここで、やっとこさ今日のゴルフの話(本題)に入る。

石破氏との自民党総裁選挙の時にテレビ生出演した安倍首相の話。

安倍首相が『NEWS23』(TBS)でキャスターの星浩氏から加計学園問題について追及されたときのことだ。

星氏が、「許認可を与える立場にいる安倍首相が利害関係者である加計孝太郎理事長とゴルフや会食を繰り返すのは良くない。」と指摘すると、安倍総理は、「加計さんとは利害関係になってからの付き合いではなく、学生時代からの長年の付き合いだ」と反論。

星氏は、今現在、総理大臣と事業者として利害関係が発生しているにもかかわらず、“腹心の友”だからとゴルフや会食を続ける関係は間違っていると批判しているのに!?!?!?

星氏が「例えば、利害関係者である金融庁の幹部とメガバンクの頭取は例え学生時代からの友人であっても一緒にゴルフをしちゃいけませんよ」と当然のことを言うと、安倍首相は、いつものムキになったときの口調でこんなことを言い出したのである。

安倍首相「ちょっと星さん、ゴルフに偏見をもっておられると思います。いまオリンピックの種目になってますから。友達とゴルフがダメでですね、友達とテニスはいいのか、友達と将棋はいいのか、ということなんだろうと思いますよ。ゴルフをやってるとですね、なにかよからぬことをしているのか、という誤解をおそらく持っているんだろうと思いますが、そうではないですよ。ゴルフもやっぱりスポーツのひとつですから」

テニスだろうが、将棋だろうが、利害関係者と在任期間に交友をもつことが問題だと言っているのに、なぜかゴルフ擁護をはじめた安倍首相。
あげくは、「テニスならいいのか」って、あんたは小学生か。
要するに安倍首相は、総理大臣という最高権力者が利害関係者と頻繁にゴルフや会食をすることの不適切性をまったく理解していないのだろう。

石破氏も「(自分であれば)自分が権限を持っている間は友人と接触はしない。あらぬ誤解を招いてはいけませんので。長年の友人であっても」と至極当然の事を語っていた。


以上、他人様のブログから借用した。


これも【参考】になるのだが、安倍首相の毎日の動向は日本の五大新聞に書かれている。それによって批判の多いマスコミとの会食も明らかにされているのだが、加計孝太郎氏とのゴルフ・会食は第一次安倍内閣の時に皆無で、

上の様に、16回目の獣医学部新設再申請の時から、加計氏とのゴルフ・会食が頻繁に行なわれている。何をかいわんや、である。

これからは真実を基にしたフィクションとみてもらっても構わないのだが、、大部分は東京新聞の大みそかの新聞記事から引用している。

安倍首相の「ゴルフに偏見」とのゴルフ擁護発言を忖度した自民党を中心とする「超党派ゴルフ議員連盟」が、今度の通常国会に「国家公務員倫理法改正案」を提出し、「利害関係者と国家公務員のゴルフを解禁」するそうだ。

国家公務員倫理法では、「利害関係者との接触その他・・・国民の疑惑や不信を招く行為の防止…(のため)…職員が遵守すべき事項…を国家公務員倫理規程…(に規定しておかなければならない)」としていて、その国家公務員倫理規程にある「利害関係者とのゴルフ禁止」規定を削除しようというもので、「利害関係者から接待を受けるゴルフはダメ、割り勘ならOK」との理屈。

おいおい、今の世の中そんな理屈(きれい事)が通ると思っているのか。呆れてしまう。
業者主催のゴルフ会(〇〇会)の割り勘にした金額を書いてある領収書又は白紙の領収書を渡されてそれでお仕舞いとなることは目に見えている。

公務員倫理規定は、そういった公務員の不祥事(業者との接待でゴルフが多く用いられた)が問題化して作られ、利害関係者とのゴルフ禁止となったもの。(2000年)

改正しようという意図は、安倍首相も言っていた通り、

「ゴルフは東京五輪の正式競技。スポーツとして楽しむ人が増えているのに規定があると、ゴルフは悪者というイメージを与える。」

であり、「利害関係者の負担によらないでゴルフその他のスポーツをする場合は禁止の対象外とする」と改正する意向。

私には「利害関係者と割り勘でゴルフをしよう」という人の気が知れない。よっぽど一緒にゴルフしてくれる友達がいないんだね、六代目円楽みたいに。

「ゴルフだけ差別を受けている」日本オリンピック委員会松丸常務理事

最後になったが、安倍首相が違反している国家公務員倫理法について、今通常国会で改正を試みる人たちの手順を基に述べておく。


国家公務員倫理法では、

「利害関係者との接触、その他国民の疑惑や不信を招くような行為を防止するため、国家公務員倫理規程に職員が遵守すべき事項を規定する。」

として、その倫理規定に「利害関係者とのゴルフの禁止」がはっきりとうたわれている。

いかに総理大臣と言えども「法に違反している人」を野放しにしておくことは、法治国家の終焉であり、なんでも思い通りになる独裁者の支配する世の中になってしまう結果となっている。

テレビ・大新聞が悪い!


今日はここまで、またね。