無風老人の日記

価値観が多様化し、自分の価値判断を見失った人たちへ
正しい判断や行動をするための「ものの見方・考え方」を身につけよう。

政府マスコミの嘘・・・その14(追加=消費税増税の嘘の結論)

2015年12月17日 | Weblog
前回投稿直前に載せた読売新聞の記事を読み返して「政府マスコミ」の嘘が端的に表れているではないか!と気付き、もう一度、貼り付けておく。

②消費税増税分は全額社会保障に!



消費税5%の時の消費税収入は10兆円程だったが、消費税8%になって消費税収は16~18兆円になった。

明らかに消費税増税分は6兆円~8兆円にのぼっている。

ここで、前回の読売新聞の記事をもう一度読んでもらいたい。

(見出し)
軽減税率財源、一部を税収増分で

(記事内容)
2017年4月の消費増税と同時に導入される軽減税率について、政府内で(軽減税率で不足する)財源の一部を税収増でまかなう案が浮上している。

安倍内閣の経済政策「アベノミクス」によって堅調に税収が増えているためだが、与党内からは「税収増は安定財源とは言えない」との批判も根強く、議論は難航しそうだ。

菅官房長官は25日のBS朝日の番組収録で、軽減税率の財源に関連し…(中略)…社会保障費の抑制などで捻出する従来の考え方を見直し、国の税収増も重要な財源として考慮すべきだとの考えを示した。

菅氏の発言通り、税収は好調に伸びている。・・・企業の業績回復や賃上げで所得税や法人税などが伸びたのに加え、14年4月の消費税率引き上げが要因とみられる。


上の政府広報とこの読売新聞記事を何回でも見比べてもらいたい。

政府マスコミの

■安倍内閣の経済政策「アベノミクス」によって堅調に税収が増えているが、与党から「税収増は安定財源とは言えない」と(税収増を財源とする事に)批判的な意見も根強い。

財源を社会保障費の抑制で捻出する今までの方策を、税収増も財源捻出の方策として考慮すべきだ。(菅官房長官)

■国の税収増は企業の業績回復や賃上げで所得税や法人税が伸びたため。(それに14年4月の消費税引上げが加わった

もう一度、国の統計資料(2018年は私のシュミレーション)


税収増はアベノミクス効果による(景気回復による)所得税・法人税の伸びではなく、【円安による物価高とそれにかかる8%消費税】という消費税増税によるものだということを上の表から読み取ってもらいたい。

今日は、前回のまとめ。

国民はいつまで騙され続けているんだよ!(山本太郎調で読んで下さい)

今日はショートショートで終わる。

室井佑月氏の③以降はまた別の機会に続けます。またね。