無風老人の日記

価値観が多様化し、自分の価値判断を見失った人たちへ
正しい判断や行動をするための「ものの見方・考え方」を身につけよう。

マスメディアによる亡国の大犯罪…その2

2009年04月02日 | Weblog
マスメディアはまともな報道をしていない。国民に伝えなければならないことを伝えず、権力者の意図通りの報道を垂れ流している。

小泉氏の郵政解散で自民党が圧勝し、国民に未だに首相に一番ふさわしい人物と支持され、宮崎県知事東国原知事もそうだが大阪橋下知事の支持率が82%近くあるのも、森田健作が千葉県知事に当選したのも、北朝鮮の発射実験に対しての世論も全てマスメディアが作り出したものである。

北朝鮮のミサイル発射実験についての報道

(1)マスメディアは「北朝鮮がミサイルを発射する」と報道

(2)マスメディアは「ミサイルが発射されたら日本は迎撃ミサイルでそれを打ち落とす」と報道

内容:アメリカが北朝鮮がミサイル発射実験をしようとしている、これは国際取り決め違反であるから発射するようなことがあれば打ち落とす、と発表。日本政府もそれに追従し、最近アメリカから買い込んだミサイル防衛システムでミサイルを使って迎撃する、と発表。

(2)北朝鮮は「平和的な人工衛星の発射であり、それを打ち落とす事は『宣戦布告』と受け取る」と発表。

日本政府はどうするのか?と報道を漁っていたら、政府は「ミサイルを発射するようだったら、北朝鮮に対する経済制裁を強化する」と発表。ああ迎撃ミサイルで打ち落とす話しは無くなった、これで戦争になることはないな、と思っていたら…

(3)マスメディアは「北ミサイル迎撃で防衛相が初の破壊措置命令」「ミサイル迎撃で自衛隊に破壊措置命令発令」と報道

北朝鮮のミサイルの迎撃ミサイルによる破壊措置命令が発令された、と報道された時、何だ!北朝鮮が『宣戦布告』と受取る、とした行為を日本はやっぱり行なうのか!と思った。良く報道で最初に「今日の主なニュースです」と今日報道する内容(見出し)をズラッと並べて言うが、その項目(見出し)が上記のようになっていたら、それを聴いた国民はスワッ戦争か!と思ってしまう。そのあとを良く聞いていると『失敗して日本に落下してきた場合』との但し書きがついていた。

(4)ラジオを聴いていて、「今日のニュースです。北朝鮮が発射する『衛星』の弾頭にミサイルが搭載されていることが確認されました、〇〇殺人事件の犯人が今朝捕まりました、自動車の販売台数が…」とのニュースが流れた。

私はその前に北朝鮮が打ち上げる物体の先端の写真から人工衛星のようだ、との報道を聞いていたので、「あれ?ミサイルだったのか、これは新しい情報だ、このニュースは『今日の主な内容です、1.2.3…』と同じく、見出しだけ先に言ったのだろう」と、そのあと詳しい話があるのだろうと、ズーと耳を傾けて聴いていたが、全くこの話は出てこなかった。勿論、その後の「お詫びと訂正」もない。
これを聴いていた、全国の視聴者は「北朝鮮は人工衛星と言っているが、ヤッパリ、ミサイルだったか、嘘つきの北朝鮮め!」と受け取ってしまう。

「起訴された大久保容疑者が『知っていた』との供述を始めている」との報道と同様、こんなにも重要な報道を「お詫びと訂正」なしに垂れ流し続けているマスメディア。

そのマスメディアによる情報操作・世論操作の結果が、下記となる。

(引用開始)
【産経FNN世論調査】北ミサイル迎撃態勢に賛成81% 2009.3.30 20:17

北朝鮮のミサイル発射 北朝鮮が人工衛星の打ち上げと称してミサイルを発射する動きをみせていることに関し、日本政府がミサイル防衛(MD)システムで対抗する方針を固めていることに関し「賛成」が81.0%で、「反対」の13.3%を大きく上回った。これは日本に被害が及びそうな場合についての賛否をきいたものだ。ミサイル発射については、「不安を覚える」と回答したのは83.2%に上った。

ミサイルが発射された場合、日本単独ででも北朝鮮への制裁を強化すべきかどうかの質問に対しては、すべきだと「思う」が69.9%、「思わない」が22.9%だった。国連での制裁決議など、「国際的な圧力を強めるべきか」との問いには、「思う」が90.5%と圧倒的に多く、国民は外交努力による制裁決議の採択に強い期待感を持っていることを裏付けた。

MDについては、自民党支持層の88.7%が「賛成」と回答。
民主支持層でも79.7%、公明支持層でも75.6%がそれぞれ賛成している。
共産党支持層では、「反対」が35.0%で「賛成」は62.5%にとどまった。…引用終り

となり、次のような津川雅彦氏(俳優・映画監督)のブログとなって表れることになる。

(引用開始)
首相のテポドン迎撃命令と共に、国民への公表は当然の事だ!

これまでの首相には出来なかった勇断だけに、流石!麻生首相!やっと本気で国防を考える政治家の誕生は嬉しい限りだ。
北朝鮮のミサイル発射による不測の事態に万全を期し、国民の被害は断固阻止しなければならない。
故に迎撃は被害を最小限に抑える為に必要な手段だ。
逆に社民党の福島党首が国会で、テポドン迎撃は国益に反するとひつこく反対し、もし当たらなかった、ミサイルが北朝鮮へ行ってしまい、他国に被害を与えてしまうのはいけないと、この事態の原因を誰が作ったのかを見失った発言で、失笑を買ったらしい。
この政治家は、どこの国益を代表してる党首なのか、驚く程の時代錯誤だ。
まあ、これが左翼議員の知能程度だが、民主党にも旧社会党の赤松だとか、その他、うすらトンカチが、員数合わせに沢山入っていると言う事実を忘れてはならない。
ミサイルが、故障や事故で制御不能になり、日本に落ちると見込まれた時だけに、取り得る最善の方法が、これを迎撃する事だが、本当はアメリカに向けたミサイルも友軍の為に撃ち落とせる、集団的自衛権にも早く踏み込み、まともな国家への仲間入りを早く断してほしい。
左翼系A新聞の夕刊では、迎撃公表を歓迎しながらも、ミサイルを迎撃するかどうかの判断をする前に、国民自身が日本が安全か危険かを判断出来るよう、ミサイル落下前に一刻も早く公表すべきだと迫っていたのは無茶苦茶な要求で驚いた。例え、落下寸前に、只今落下しますと国民に伝えられたとしても、日本が危険か安全かを、どうやって瞬時に国民自身に判断させるつもりなのか?
迎撃を命中させる為だけでも、専門家による、数分以内に秒単位の迅速さで判断が必要なのは素人にも解る事だ。
ミサイルが落下しますよと、国民に周知させ、国民が危険がないと判断してから迎撃しろと意見しているんだろうが、いやー流石A新聞!
とんちんかんと言うか、ノー天気な記者もいたもんだ。
思えば、最初に北朝鮮がテポドンを日本の近海に落とした時に、あのおとなしい西田敏行さんが、本気で怒っていたのを、昨日の事のように思い出す。
平和ボケした日本で、愛国精神を逆撫でされる事態は、そう度々起こるものではないが、日本人なら当たり前の怒りだ。
今日やっと、国民の国を守る意識が向上し、ならず者国家のミサイル迎撃やソマリアの海賊撃退と言う具体的防衛手段にまで、やっと進める事が出来たんだなあと感慨もひとしおだ。
さて北朝鮮は衛星が迎撃されれば、
戦争だとみなし、報復攻撃を行うと脅しをかけている。
もう日本国民は、そうした脅しに屈する事のないように、今こそ一致団結し、こう言った事態に敢然と立ち向かって欲しい。
北朝鮮が核開発を続けるなら、この際、日本も核開発の議論を始めるぞと脅かすぐらいの、外交テクニックを発揮しても良いんじゃないかと思う。…(津川雅彦氏のブログ、引用終り)

私は、マスメディアの国民洗脳報道により、国民が、この津川氏の意見をソウだその通りだ、と思い込むようにならないことを願って、次回に続きます。またね。