無風老人の日記

価値観が多様化し、自分の価値判断を見失った人たちへ
正しい判断や行動をするための「ものの見方・考え方」を身につけよう。

新聞を読まないようにしよう!

2008年09月16日 | Weblog
前回の続きなのだが、タイトルを「テレビを消そう!」から、新聞を読むな!に変えてみた。読むな!は極論だが、何故、このような報道をするのか?何故重要なことを報道しないのか?といった自分の「ものの見方・考え方」をもって読むようにしよう!という意味合いのタイトルである。

前回のマンガに載っていた「ひろさちや」氏の言葉を引用。

Q;世の中どんどん悪くなっていますが、どうすればいいんですかね?

A;(ひろさちや氏)
  悪いのは昔からだから(笑い)
皆、おかしな世界になったというけれど、統計上、今は昔に比べて少年犯罪は減少している。
  
むしろ明治や大正、昭和のほうが異常犯罪がたくさんあった。
21才の青年が1村を2時間で全滅させた津山事件なんかも有名だよね。
関東大震災の時に朝鮮人が東京中の井戸に毒薬や爆弾を投げ入れる、といったデマが流れて、多くの朝鮮人がリンチにあい犠牲となったことがある。…中略…
皆の意見、マスコミの言うことを信じることの愚かさ…。自らの頭で考える訓練をしなきゃ。
その方法は簡単。テレビを消すこと(笑)…後略

無風老人の注釈:今日はマスメディアの情報操作の例として、自民党総裁選・三笠フード及び農水省の事故米事件を書こうと思ったのだが、「井戸水に毒」現象は今の報道の仕方(情報操作による集団催眠的報道)を見ていると、近い将来再現される可能性が高いと危惧し、少し横道に逸れるが、この当時のデマとリンチについて書いておくことにした。

(引用開始)
関東大震災と朝鮮人大虐殺

関東大震災の発生直後の東京で、朝鮮系住民が震災に乗じて井戸水に毒を流したというデマが流れ、多くの朝鮮人がリンチに遭い死亡した。

…(大震災により)通信手段が途絶え、食料が不足する状況下で強盗団が横行しました。このような状況から「朝鮮人放火す」といったうわさが流れ、強盗団は朝鮮人ではないかという憶測と結びつき、うわさは急速な速度で広がりました。このうわさは膨張し、朝鮮人が「井戸水に毒を入れた」、「火薬庫を襲った」、「婦女を殺害した」など全く事実のないさまざまなうわさが乱れ飛びました。やがて町々には自警団が結成され、一般人が日本刀、匕首、猟銃、拳銃などで武装して、罪のない朝鮮人を殺害する暴徒集団に変わっていきました。

『朝鮮人来襲の流言は、唯一の報道機関である新聞によって一層広範囲に流布される結果を生んだ。
東京市内の新聞は壊滅していたが、地方の新聞社は朝鮮人による暴動事件を大々的に報道し、それらの新聞が焦土に化した東京、横浜にも持ち込まれていた。流言は乱れ飛んで、政府、軍、警察関係者も一時はそれを信じていただけに、新聞は巷間に伝わる流言をそのまま記事にしていたのだ。
それらの新聞報道は、一般人に大きな影響を与えた。人々は争って新聞記事を読み漁り流言が事実だと信じこんだ。』

震災当時、修羅の巷と化していた東京近郊では、もう一つの惨劇が発生していました。事実無根の流言蜚語に踊らされた人々が、次々に無辜の朝鮮人を虐殺していったのです。

 元来、巨大地震などの激甚災害襲来直後には、情報の空白が生まれ、その中でさまざまな流言蜚語が生まれるといわれています。関東大震災の時にもやはり、根拠の定かではない怪しげな噂が東京周辺を駆け巡っています。最初は巨大地震再来や大津波襲来、富士山大噴火の噂が流れました。これら自然の脅威に関する噂は、震災の記憶が生々しい間には威力を振るいますが、事態が小康を得るにつれ、次第にフェードアウトしていきます。これに取って代わるように頭をもたげて来たのが、世情不安に絡む諸々の噂です。地震によって刑務所から放たれた受刑者たちが暴動を起こすと言う噂、平生の世の中に不満を持つ社会主義者たちが混乱に乗じて暗躍すると言う噂…。そして、日本社会で虐げられてきた朝鮮人が、震災を千載一遇のチャンスとばかりに日本人に対する逆襲を行うと言う噂です。世情不安型の噂の中でも、朝鮮人に関する噂に対する反応は、前二者に比べてひときわ鋭敏だったようで、つまるところそれが虐殺に結びつきました。

 当時の日本人の多くは、自分達が朝鮮人から恨まれているという自覚を持っていました。背景には、朝鮮の植民地化と、そこに住んでいた朝鮮人に対する苛烈な差別待遇がありました。植民地化に伴って、日本政府は朝鮮の土地所有に関する調査を行いました。そして、朝鮮人の土地を没収して日本人に分け与えました。その結果、土地を奪われ働き口をなくした朝鮮人は、生きる道を探して日本へ渡ります。しかし、そこでも差別待遇が待ち受けていました。日本国内における朝鮮人の賃金は、日本人最低ランクに位置していた被差別出身者や沖縄出身者の5~7割程度だったと言われています。日本に渡ってきた朝鮮人は同胞コミューンを形成しましたが、多くの場合そこはスラム化していきました。小規模ながら犯罪者集団も発生し、こうした朝鮮人の実情を目の当たりにする事で、日本人の朝鮮人に対する潜在的な不安感が醸成されていきました。

 惨劇を招いた流言はどこから発生したのか。噂・流言研究の題材としては定番中の定番ともいえるようなこの関東大震災時の流言ですが、実のところ最初の流言が、いつ、どこで発生したのかについて、はっきりとしたことは分かっていないようです。(M:「日本共産党が流した」との元共産党員の書物もあるようですが…笑)確認できる範囲でもっとも早い段階の事例だと思われるものは、地震が発生した9月1日当日の夕方、横浜市本牧町あたりのもののようです。実際には、似たような噂が同時多発的に発生していたと見るのが自然でしょう。最初に囁かれた噂は、「地震の混乱に乗じて朝鮮人が放火を行っている」という様なものです。噂は夜を越えるうちに、朝鮮人による強盗、強姦、殺人、井戸水への毒の投げ込みという形へ発展していきました。噂の伝播・変質をもっと長いスパンで捉えた場合には、「朝鮮人が伊豆大島に爆弾を仕込んで地震を起こした」というような突飛なものまでも発生したようです。

(唯一の報道機関・地方新聞の記事)
※朝鮮人大暴動 食糧不足を口実に盛に掠奪 神奈川県知事よりは大阪、兵庫に向かひ食料の供給方を懇請せり。東京市内は全部食料不足を口実として全市に亘り朝鮮人は大暴動を起こしつつあり……」(河北新報、九月三日)

※「歩兵と不逞朝鮮人戦斗を交ゆ 京浜間に於て衝突す 火災に乗じ不逞鮮人跋扈 近県より応援巡査派遣……」(福島民友新聞、九月四日)

※「放火・強盗・強姦・掠奪 驚くべき不逞鮮人暴行 爆弾と毒薬を所持する不逞鮮人の大集団二日夜暗にまぎれて市内に潜入 警備隊(自警団のこと)を組織して掃討中……」(河北新報、九月四日)

※「不逞鮮人凶暴を極め飲食物に毒薬や石油を注ぐ 彼らは缶詰に似た爆弾を所持しつつあり」(北海タイムズ、九月五日)

(デマ・流言による集団ヒステリー現象=パニック状態の狂気についても載せておく)

朝鮮人による、さらにすさまじい回想がある。
 
※所謂自警団、青年団等は「朝鮮人」と叫ぶ高声に一呼百応して狼の群の如くに東西南北より集まり来たり、一人の吾が同胞に対し数十人の倭奴<日本人>が取り捲きつつ剣にて刺し銃にて射、棒にて打ち、足にて蹴り転がし、死せしものの首を縛り曳きずりつつ猶も刺し蹴りつつし屍体にまでも陵辱をくわえたり、婦人等を見れば両便(ママ)より左右の足を引き張り生殖器を剣にて刺し一身を四分五裂にしつつ、女子は如斯にして殺すこと妙味ありと笑ひつゝ談話せり……身体を電信柱に縛り付け先ず眼球を抉り鼻を切り落とし、其の哀痛の光景を充分眺めた上、腹を刺して殺したるものあり……。(姜徳相・他編『現代史資料・6』みすず書房、一九六三年)
 
 考えられないような殺害方法であるが、朝鮮人すなわち被害者側の怨念のこもった誇張した表現ではない。実は私は最初これだけ読んだ時には、朝鮮人の表現にはしばしば誇張表現がみられるので、その特有の誇張表現ではと思ったのである。そのように思わせるほどの残虐な殺し方である。しかし誇張表現ではなかった。補強証言がある。

※まだ若いらしい女(女の死体はそれだけだった)が腹をさかれ、六、七ヵ月になろうかと思われる胎児が、はらわたのなかにころがっていた、その女の陰部に、ぐさりと竹槍がさしてあった、という記録を日本人自身が残している(姜徳相・他編『現代史資料・6』田辺貞之助「女木川界隈」みすず書房、一九六三年)。なお、付近の別の住民も同じ光景を見ている。

女性の陰部へ竹槍を刺したという目撃証言は、場所が特定できるものは江東のもの。したがっておそらく一つの事件、行為が複数の口で語られ、伝聞されていった結果であろう。(『関東大震災と朝鮮人虐殺』 pp.102-104)

魔女狩りを彷彿とさせる、集団ヒステリーが生んだ狂気か。…引用終り

■マスメディアの報道が如何に重要な役割を持つか、を言いたくて、あえて横道に逸れた。話を元に戻す。

(1)自民党総裁選について

朝日新聞の投書欄にNHKが自民党総裁選の特集を組み、48分を自民党候補者の意見発表(PR)に費やし、野党各党の意見は2分しか報道しなかったが、総選挙が近々行なわれる時期に、国民が直接関与出来ない(投票するわけではない)自民党総裁選びを長々と報道するのは公職選挙法に違反するのではないか?と言うのがあった。

もう有識者ブログでは当たり前の意見であるが、今日(9/16)の読売新聞世論調査が出ていたが、総理にふさわしい人=麻生59%、小沢28%、といった結果を見ると、「世論調査はマスメディアの“世論誘導”の成果発表」と言うブロガーの意見に頷いてしまう。テレビ・新聞の力は大きい。

(2)三笠フーズの有毒米事件

この報道の仕方にも、色々な部分で“おかしいな?”と思う点が多い。

(新聞報道引用開始)
農林水産省は5日、米販売会社「三笠フーズ」(大阪市北区)が工業用に限った用途で仕入れた「事故米」を、食用と偽って転売していたと発表した。事故米からは、中国製冷凍ギョーザによる中毒事件でも問題になった有機リン系の農薬成分メタミドホスや、カビから発生し発がん性が指摘されている毒素のアフラトキシンB1が検出されている。同社の工場がある福岡県は、食品衛生法(有害食品などの販売)に基づき回収命令を出した。

事故米は菓子や焼酎の原料として加工されたとみられるが、農水省は、アフラトキシンについて「三笠フーズがカビの塊を取り除き、米粒を洗浄するなどして出荷しており、健康被害の心配はない」、メタミドホスについても「検出されたのは残留基準(0.01ppm)の5倍の量で、この程度なら体重50キロの大人が1日600グラム食べ続けても国際基準の許容摂取量を超えることはない」としている。

三笠フーズは、アフラトキシンB1が検出され事故米となったベトナム、米国、中国産の米計約9トンも仕入れていた。このうち、少なくとも鹿児島、熊本両県の焼酎会社3社にベトナム産が計3トン弱、福岡県の肥料会社には米国産が390キロ売られていた。

同社は03年度以降、政府の事故米を毎年仕入れており、農水省は、ほかにも食用と偽って流通させた疑いがあるとみている。

農水省は、転売された汚染米については、事前に洗浄やカビの除去作業が行われていたとして「ただちに健康被害につながる恐れはない」と消費者に冷静な対応を呼びかけている。…新聞報道引用終り

以上がこの事件の最初の報道である。

その後、

米穀加工販売会社「三笠フーズ」が汚染された工業用の「事故米」を食用と偽り転売していた問題で、同社が出荷した有機リン系殺虫剤「メタミドホス」に汚染された中国産もち米704キロが、給食大手「日清医療食品」(東京都)を通じて大阪、京都など近畿2府4県の病院や高齢者福祉施設、保育所計119か所に「給食用」として納入され、一部がおこわやもちなどとして提供されていたことが11日、わかった。

健康被害は確認されていない。農林水産省などはさらに、流通先の特定を急いでいる。

日清医療食品(大手食品会社日清食品とは無関係)によると、問題のもち米は同社近畿支店が今年5~9月に、堺市内の食品卸会社を介して「もち米」として仕入れ、給食サービスの業務委託を受けている6府県の病院・高齢者福祉施設など計119か所に食材として納入した。うち1か所は保育所だった。今月8日になって、堺市の食品卸会社から「三笠フーズが出荷した汚染米が混入していた」と連絡があったという。
日清医療食品によると、納入状況の内訳は▽大阪府48か所▽京都府26か所▽兵庫県24か所▽滋賀県10か所▽奈良県8か所▽和歌山県3か所。納入先には、在庫のもち米を使用しないよう連絡、回収を進めているが大部分は消費されたとみられる。

といった記事となっている。

どこが“おかしいか”って?

一つは、最初に報道していた“カビ毒”の記述が無くなった事。どの記事も「メタミドホス等の農薬が基準値以上含有している中国産もち米」という表現に変わっていること。カビが生えた米=地上最強の発ガン性化学物質であるアフラトキシンB1が検出された米を食用に転売していたという“恐い話”が記事から無くなっている事。

又、どの記事も「メタミドホス等に汚染された中国産もち米が食用として転売された事件で…」と書かれ、記事をうっかり読むと「汚染されたもち米を持ち込んだ中国が悪い」と感じてしまう。

次に、農水省が「三笠フーズがカビの塊を取り除き、米粒を洗浄するなどして出荷しており、ただちに健康被害につながる恐れはない」と国民に冷静な対応を呼びかけたが、「ほとんど検査せずに出荷した」ことが三笠フード従業員の証言で明らかになっている。

念のため、前回書いたアフラトキシンB1について再度記述しておく。

(引用開始)
アフラトキシンの毒性に関してもっとも有名なのは、15ppbで100%のラットを肝臓がんにするというデータでしょう。この実験は、ラットに68~82週間、15ppbのアフラトキシンを含む餌を与えたところ100%(23匹中23匹)に肝臓がんが見られたというものです

このデータは飼料中のアフラトキシン濃度を基準にした結果ですが、すべてのラットが肝臓がんになるという15ppbは、事故米中のアフラトキシン濃度とほぼ同じレベルです。つまり、ラットが事故米を食べ続けると100%の割合で肝臓がんになることを意味します。

通常、毒性の度合いを測るときには、TD50といって、実験動物の半数に毒性が発現する(この場合は肝臓がんになる)量を見積もるのですが、この実験ではアフラトキシンの毒性が強すぎて、TD50を測定することができなかったということが分かります。つまり、この条件でのTD50は15ppbよりもはるかに少ない可能性があるということです。この実験結果こそが、アフラトキシンが「地上最強の発がん性物質」と言われるゆえんでもあります。

…以上の結果から、食品中に含まれるアフラトキシンは調理加工では減少せず、ほとんどそのまま食品中に残存することが分かりました。
アフラトキシンは、加熱調理でも減少しないことが分かりましたので、残念ながら、消費者自身がリスクを減少させることは困難です。
従って、汚染された食品は、消費者の手に渡る前に排除する必要があります。
…引用終り

更に、最初の記事で「同社(三笠フーズ)は03年度以降、政府の事故米を毎年仕入れており」とあったものは、事実関係は「農水省は三笠フーズとの取引について03年以前の資料は残っていないので」として03年~今日までの三笠フーズとの事故米1779トンの取引を(…「それ以前の資料が無い」というクダリにも“?マーク”がつくが…)公表したのであり、それ以前には取引が無かったという訳ではないのである。

あなたは最近の下記記事をみて“おかしいな”と思わないのでしょうか?

(引用開始)
三笠フーズ冬木社長は事故米の取引経緯について「事故米の購入資格を持つ個人商店の宮崎商店(福岡県)を営んでいた宮崎顧問(三笠フーズ非常勤顧問)に『上手にやれば儲かる。私は10数年やって、その方法そのやり方を熟知している』と持ちかけられ、「利益の上がる商売になりそう」と見込んで宮崎商店の営業権買取りを決断した」としている。…引用終り

この「万死に値する」と言った冬木社長の記事はどの新聞も書いてあるのだが、肝心の「三笠フーズがいつから事故米の転売を行なっていたか」が新聞記事のどこにも書いてないのである。

われわれ国民が知りたいのは、いつから加工しても無くならない地上最強の肝臓ガン発生物質アフラトキシンB1を含んでいる危険性のある食品(酒)を食べさせられ(飲まされ)ていたのか?と言うことである。

農水省の5年以上前の三笠フーズとの取引量が分からないとしても、三笠フーズが宮崎商店から政府の事故米取引の営業権を買い取った年月は簡単に分かるはずである。それが新聞記事に載っていないのは、絶対におかしい!

新聞記事から推測してみよう。

まず、冬木社長が「5~6年前に宮崎非常勤顧問から持ちかけられた」と言っていることを正しいとすると、宮崎顧問がその時「10数年やっていて、やり方を熟知」と言っているので、少なくとも15年以上前から事故米が食用に転売されていたことになる。宮崎顧問が「10年位前に冬木社長に持ちかけられた」時に「10数年やっていた」のであれば、少なくとも20年以上前から、ということになる。

ここで前回書いた(というか『きっこの日記』のパクリの)内容と照らし合わせてみてほしい。

(「きっこの日記」の抜粋)
全国の都道府県別の肝臓ガンの死亡率を見ると、ここに書かれてるように、西日本に集中してる。他のガンは、全国に平均的に分布してるのに、ナゼだか肝臓ガンだけは、1位が福岡県、2位が佐賀県、3位が広島県、4位が大阪府‥‥ってふうに、上位4県だけじゃなくて、5位以下もずっと西日本だけに集中してる。そして、肝臓ガンによる死亡率が全国1位の福岡県には「三笠フーズ」の倉庫があり、2位の佐賀県には「三笠フーズ」の「工業用のり加工会社」を装ったダミー会社があり、4位の大阪府には「三笠フーズ」の本社があるのは、単なる偶然なんだろうか?

さらには、肝臓ガンによる死亡者数の年間の推移を見ると、1960年から1980年までは、男女合わせて8000人から9000人程度でずっと横這いなのに、1980年を過ぎたころから急激に上昇を始めて、1990年には25000人、2000年には36000人と、ものすごいイキオイで増えている。もちろん、人口が増えれば死亡者数も増えるのは当たり前だけど、ニポンの人口の推移は、1980年には約1億1700万人、1990年には約1億2300万人、2000年には約1億2700万人と、ビミョ~にしか増えてない。それなのに、この20年間で、肝臓ガンで亡くなる人は、3倍から4倍くらい増えてるのだ。…引用終り

ご飯用のお米の販売ルートは検査基準の違いもあり、西日本と東日本でテリトリーが分かれている。

尚、肝臓ガンについては、次の様な記述もある。

日本は先進国の中では最も肝ガン患者数が多く、特にC型肝炎由来の肝ガンが多発しています。この理由として、専門家は第二次世界大戦後の社会的混乱が原因だと指摘しています。減菌や消毒の不十分な器具を用いた医療、ウイルス検査を経ない輸血、経静脈的覚醒剤(ヒロポン)のまん延などがC型肝炎ウイルスの拡散を招いたと考えられています。
日本肝臓学会の調査によると、C型肝炎ウイルスへの感染から肝ガンになるまでに平均30年かかります。戦後から60年代にかけて感染した人が肝ガンになっているため、患者数が増えているのです。

地域別の状況を調べた最新データ(1995年人口動態統計特殊報告)によると、男女とも西高東低の傾向がみられます。大阪府や福岡県などの肝ガン死亡率は秋田県や新潟県の約3倍も高い数値を示しています。…引用終り

前半の記述で納得しても、後半の記述(福岡県が全国1位等)に納得出来ないものを感じます。
三笠フーズに話を持ちかけた福岡県の宮崎商店が20年位前からやっていた、と自ら言っているアフラトキシンB1に汚染された「事故米」の食用ルートへの転売が気になります。

私は少なくとも日本政府が国内米生産者保護の為に輸入米に780%の関税を掛け続けるために承諾した「輸入米の規定量の購入」が始まった15年前からはこの大犯罪が行なわれていた、と思っているのですが…。

書きたい事の途中ですが、字数制限に近づきましたので政府の「370社公表」等の話は次回に続きます。またね。