無風老人の日記

価値観が多様化し、自分の価値判断を見失った人たちへ
正しい判断や行動をするための「ものの見方・考え方」を身につけよう。

雑記

2008年09月17日 | Weblog
前回の続きを書く前に…。
色々なブログを見ていると、私の頭の回りが悪くなった・書くことが苦手な老人が言いたいことを上手く表現してくれているものが多く、何も私が書くことも無いか、と思ってしまう今日この頃である。

ただ、新聞の世論調査や心無いブロガー?の意見を見聞きするにつけ「一人でも多くの人に分かってほしい」と思い、書き続けている。

心無いブロガーとは、例えば“戦争反対”を唱えるブロガーに「現実が分かっていない、平和ボケした空想家・戦後の日教組の偏向教育で育った左翼(アカ)」とする現状容認派=ものの見方考え方が出来ていない・人間であることを忘れた・傍観者的で嘲笑的な意見を言う・“何でもあり”(味噌も糞もイッショクタにした考え)の物事を自分の痛みとして感じない“ジコチュウ”人間のこと。…下記の例

*私が『きっこの日記』から引用して書いた事に対し「きっこの応援ご苦労さん」とのコメント。

*天木氏のブログに「小泉を批判して飯を食っているのだから小泉がいなくなって一番困るのはお前だろう」とのコメント。

*「子供が『お母さん、第二次世界大戦ってなあに?』と聞く私が『昔、世界中が戦争をして2000万人もの人が亡くなったのよ』と答える。子供が『フーン、そんな馬鹿なことをしてた時代もあったんだ』という。そんな時代が来るといいですね」とのブログに「ご安心下さい。そんな時代は来ません。あなたも子供にそんなことを(非現実的なこと・幻想的なこと)を教えるのは止めましょう。(子供の為に良くありません)」との嘲笑的コメント。精神異常者の気味の悪い嘲笑が頭に浮かび気分が悪くなった。

ここまで書いたところで、「メタミドホス」だけでもっと重大だと思われる「アフラトキシンB1」をあまり取り上げないマスメディアに業を煮やし、ネットで私の疑問、即ち「何故、福岡県の肝臓ガン死亡率が全国一位なのか?」を調べていたら、次の様な記事が載っていた。

その前に、まずは今私が一番怪しい(原因ではないか)と思っている理由から…。

①アフラトキシンB1は地上最強の発ガン性カビ毒であること。

②そのアフラトキシンB1が検出されている事故米を公表された5年間でも9.5トン、三笠フーズに払出されていること。

③三笠フーズ(大阪)の非常勤顧問が10年程前冬木社長に相談され食用への転売を始めた。その非常勤顧問は福岡県の宮崎商店で「10数年やっているのでやり方を熟知している」と冬木社長に言ったこと。
従って大阪の三笠フーズが事故米の転売を始めたのが10年位前、福岡県で宮崎商店がそれをやっていたのは20年以上前ということが分かる。(どちらがそそのかしたか、の証言の違いはどうでもいいこと)

④それまで約8000人だった肝臓ガン死亡率が1980年(20年程前)からうなぎのぼりに上昇し(グラフ検索して参照して下さい)、2万4千人程になったこと。

⑤この三笠フーズの事件が報道される前の「肝臓ガン」に関する記事に…

地域別の状況を調べた最新データ(1995年人口動態統計特殊報告)によると、男女とも西高東低の傾向がみられます。
大阪府福岡県などの肝ガン死亡率は秋田県や新潟県の約3倍も高い数値を示しています。

…と載っていたこと。

金田一少年やコナンでなくとも「あれっ?」と思いませんか? あなたは「単なる偶然だ」として済ますことが出来ますか?

肝臓ガンの急増について、更に原因調査すると…。

①ここ20年で肝臓ガン死亡率が急増している理由は、

(前回の再掲)
日本は先進国の中では最も肝ガン患者数が多く、特にC型肝炎由来の肝ガンが多発しています。この理由として、専門家は第二次世界大戦後の社会的混乱が原因だと指摘しています。減菌や消毒の不十分な器具を用いた医療、ウイルス検査を経ない輸血、経静脈的覚醒剤(ヒロポン)のまん延などがC型肝炎ウイルスの拡散を招いたと考えられています。
日本肝臓学会の調査によると、C型肝炎ウイルスへの感染から肝ガンになるまでに平均30年かかります。戦後から60年代にかけて感染した人が肝ガンになっているため、患者数が増えているのです。…記事引用終り

C型肝炎ウィルスの肝臓ガンとアフラトキシンB1による肝臓ガンの違いについての知識は無いが、マウス実験でカビ毒の方は1年半~2年で100%肝臓ガン発生の事実から、ウィルス程のタイムラグ(30年)は無いと思っている。(あとの記事に関連)
また、ウィルス以外の肝臓ガンだけの経緯データは無いのだろうか?

この記事を信頼しても、政府の責任大と言えるのだが、なぜ西日本に多いのかの疑問は解決しない。更に解答を捜した。

②「有害米と肝臓癌死亡数の増加は無関係」の記事に…

一部の人は、肝臓癌の死亡が西日本で多いこと、肝臓癌の死亡数が1995年で不自然に上昇していることを不安に思ったようだ。

しかし、どちらも事故米以外の要因で説明可能だし、むしろ事故米では説明できない。
日本における肝細胞癌の原因の90%が肝炎ウイルスの持続感染である。大雑把に言って、C型肝炎ウイルスが80%、B型肝炎ウイルスが10%である。C型肝炎ウイルスの感染率は西日本で多く、そのため肝臓癌の死亡が西日本で多い。県別のHCV(HCV=C型肝炎ウイルス)感染率の図を参考に挙げておく*1。

C型肝炎ウイルスの感染率が西日本で多い理由は、もともとそうだった(風土病だった)のと、医原性の感染が考えられる。

肝臓癌の死亡数が1995年で不自然に上昇している理由についてはもっと単純で、死因統計分類のルールが変わったことによる。…1994年までは肝硬変として分類されていた死亡の一部が、1995年からは肝臓癌として分類されるようになった結果、見かけ上肝臓癌による死亡が増えただけ。…と記述されている。

後半の部分は、確かに1994年と1995年で肝臓ガン死亡率が上昇していることがグラフから見て取れるが、1980年位から急増し続けた理由説明にはなっていない。

③「アフラトキシンはガンに効く」の記事引用(M:題名は嘘ですよ)

「肝臓がん患者は事故米が流通し始めた10年前から西日本を中心に爆発的に増加中です。」の記事に対して次の様に記述している。

…資料をみる限りでは、確かにアフラトキシン米が流通した時と、時を同じくして肝臓がんによる死亡者数が増えているように思う。ただ、この資料は一つ重要な問題点がある。高齢化が考慮されていないのだ。

年齢構成の変化の影響を取り除いた「年齢調整死亡率」…(つまり)…高齢化の影響を除去した形で「人口10万人あたりのがんによる死亡者数」を見ると、なんと、驚くべき事に、肝臓がんの年齢調整死亡率は1996年を境に減少しているのである。1996年は、まさにアフラトキシンを帯びた事故米が食用として流通された時期と重なる。つまり、このグラフをみる限りではアフラトキシンは肝臓がんの死亡率を減少させる効果があると言える。

M:これが「アフラトキシンはガンに効く」のタイトルになったもの。ただし、このブロガーは三笠フーズの転売したカビ毒で死亡率が急増したと非難する人に対してこの記述をしたものであり、このブロガーは次の様にこの記述を締めくくっているので、勘違いの無いように載せておく。

なお、繰り返すが、このエントリーは詭弁であり、アフラトキシンは単なる毒物である。私が言いたいのは、「アフラトキシンが発ガン性物質である」という事と、「アフラトキシンが肝臓がんの死亡者数を増加させた」と言う事は、全くの別物であり、「アフラトキシンと肝臓がん」の影響に関しては、ありとあらゆる検証を行ってはじめて実証出来るものなのではないかと言う事である。…引用終り

■私は以上のような記述を読んでも、知識に乏しいせいか、すっきり納得出来ない。疑問がどんどん出てくる。

*肝臓ガン死亡率が減少傾向⇒「年齢調整死亡率」の信頼性は?・ガン治療の進歩は関係していないのか?・高齢者の割合等を調整して減少としているが、高齢者を抜くと老人擁護施設等に回っていた事故米の影響も排除されてしまうのでは?
*C型肝炎ウィルスによる肝臓ガン(20年で肝硬変・30年で肝臓ガン)はウィルスに感染していても、症状が出ない人も多いようだが、アフラトキシンによる肝臓ガンとC型肝炎ウィルスによる肝臓ガンは明確に区別できるのか?例えばアフラトキシンに起因して肝臓ガンになった人がC型肝炎ウィルスを保菌していたからといってC型肝炎ウィルスに起因するといった診断がされることはないのか?
肝臓ガンの原因がC型肝炎ウィルス78%・B型肝炎ウィルス16%・B+C型2%・アルコールその他4%となっている記述があったが、アフラトキシンによる肝臓ガンは明確に「その他4%」に分類されるのか?

分からないことはどんどん増えていく。

それにしても、私は上記に掲載した「有害米と肝臓癌死亡数の増加は無関係」と断定する記述とか「アフラトキシンはガンに効く」といったチャカした記述がキライである。

「アフラトキシンと肝臓がんの影響に関しては、ありとあらゆる検証を行ってはじめて実証出来るものなのではないかと言う事である」…その通りである。

そんなこと(実証困難なこと)は「事故米の転売のせいではないか?」と騒いでいる人たちも充分分かっていることである。

「有害米と肝臓癌死亡数の増加は無関係」と断定することで全ての悪いことが解明されないまま(公表しない「いつから転売が行なわれていたか」等)、曖昧の内に終わってしまうのだ。

途中ですが、次回に続きます…。中途半端でゴメンなさい。またね。