オーディオに興味のない方(恐らく興味ない方々が大多数でしょう)には、面白くもなんともない話題ですが、、、
一般にはスピーカなんてものは、アンプから電線を接続すりゃスグに音がでて「アア良い音~」で完了しますネ。 なのですがオーディオの世界では、そう簡単には事が終りません。 なにしろスピーカとアンプを接続する電線(=スピーカーケーブル)だけでも相当なコダワリを持ち、アレコレ交換したりするわけなのです。
今回はスピーカケーブルを構成する小さな部品である『端子』について実験をしてみました。
ケーブル自体はいわゆる電線ですから、中心部に銅などの電線があってその周囲をビニルやゴムなど絶縁物で覆われています。手っ取り早く接続するだけなら絶縁物を剥がして、そのまま金属線を差し込めばOKですが、マニアとなると金属線そのままじゃ許されなくて音質向上のために、端子を付けなければなりません。
これは国産品の『Y端子』です。
表面処理(メッキの種類)により数種類選択することができまして、こちらはこのメーカでは一番安価なモノで4個セットで2000円弱。
24金メッキされており、端子どうし当たると「チーン」と繊細で美しい高音を響かせてくれます。
そこで、電気工事に使用する 1個数十円の端子と音質に差がでるかを試してみることにしました。
上が24金メッキで1個500円弱。下が工事用の1個2、30円です。
工事用端子は少しでも接触抵抗が下がるよう(気休めとは思いつつも)にと、表面をサンドペーパーで磨き上げております。 こちらは端子どうし当てても「カチン」というだけです。
果たして これらに価格差20数倍の音質差があらわれるものなのか?
同じスピーカーケーブルを使い右スピーカには工事用を、左スピーカには24金メッキ端子を圧着して音楽を鳴らしてみました。
「なーんだ、音質の差はでないじゃないか!!」というのが実験当初の印象でした。じゃあ、安い工事用でも十分なのか、こりゃ安上がりでいいや と妙に安心しました。
と、 ところが、、、 数日たってから、高音域の明確な音楽をかけた時に 「おや~ ちょっと待てよ~」 と。
どうも左スピーカは以前と違っている音がしております! 確かに高音がスッキリとよく聞こえるわけです。 勘違いかなぁ、、と思いつつケーブルの左右を交換してるとやっぱり24金メッキの方は高音がスッキリハッキリ聞こえるわけなのです。
結局こうなると、全部の端子をオーディオ専用に交換しなければ気が済まない! という気持ちになってしまいました。いやはや困ったものです。
ちなみに単にスピーカケーブルといっても超高級品になると左右2本セットで百万円を超えるものが多数あります。恐ろしい というか、楽しい というか、、、、ハテさて、、、
ご本人がそう感じていらっしゃるのなら そうなんでしょう。
音は接触抵抗くらいしか関係しないですよねぇ。
そんなに抵抗値が変わるとは・・。
最近は高級ステレオ聴いてないからなぁ。>私
MP3化した昔のカセットテープの懐メロを、PCの安物スピーカーで聞いたり、携帯音楽プレーヤーで聞いたり、
音楽はその程度の私です。。
昔のLPレコードをMP3化してみたいとか、そっち方面の興味はあるんですが・・。
この端子での音質変化は明確ですヨ、測定装置(スペクトルアナライザーかな?)があれば明確に数値変化として表現できるはずです。 高音の伸びがハッキリと違ってきました、特に判り易いのはトライアングルとかシンバルなど打撃系の倍音成分を多く発生する高音です。
この端子を交換する前は、このセットではこの程度の再生能力と聴いていた音が、たかだか2千円弱の部品交換で断然良くなりました。
実は今回の音質改善で、やっとオーディオの入り口に到達できた!という感覚がしました。バイオリンの再生は難しいのだなぁ ってことが理解できた気がしてきております。
てなわけで、今はケーブルのSP側だけがオーディオ用端子なので早々にAMP側も24Kメッキ端子しなければならないと焦っております。
端子を検索していたらヒットした、名東区のリラクシン(マイルスの銘アルバムでしょ)というショップは相当本格的な改造等を手がけておられるようですヨ チェックされてはいかがでしょう。