今日は日曜日で女房も休みなのでどこかに行こうとなった。
軽井沢だといろいろ行くところはあるのですが、
東京だと、今日の私たちには行きたいところがなかった。
昨日、東京を越えて横浜まで行ったので、
都心には行きたくなかった。
息子のUが、昨年買った家に行って、見てみたいと思った。
しかし、Uに電話をすると留守電になり、
メールを送っても返事が来なかった。
(午後2時過ぎ、メールがあった。
簿記の試験を受けているという。
「だから今日じゃないほうが助かる」と書いてあった。)
ふと先日、NHKのニュースで、
姫座禅草の咲いているところを紹介していた。
「姫座禅草を見に行こう」と私は女房にいった。
女房もそれを見ていたようで話は決まった。
ネットで調べると入間市宮寺にある
「さいたま緑の森博物館」というところだと分かった。
カーナビに設定して出発。
私たちが去年まで暮らしていた新所沢の先です。
カーナビに案内されて私たちは無事着いた。
駐車場が狭かった。道路に停まっている車が何台かあった。
運良く1台出たところに入れられた。
遊歩道には、しゃがんでカメラを構えている人が沢山いた。
うしろに行って見ると姫座禅草を撮っていた。
私も撮った。3センチほどの可愛い花でした。
ちょっと坂道を登ったところに、
野生の植物を採っていたご夫婦がいた。
女房に何か話しかけてきた。
ご夫婦は、押し花絵に使う素材になる植物を採取しているという。
女房には分からなかったようだが、私には理解できた。
私の職場の利用者にも、押し花絵をやっているサークルがあった。
そのご夫婦のご主人がある植物を採って女房にくれた。
「天ぷらで食べるとおいしいよ」
名前を聞くと「たらの芽」だといった。
けっこういただいていったん車に戻って置いてきた。
それから森を歩いた。
軽井沢の林とは雰囲気が違う。
杉の木がおもだった。
軽井沢は、どっちかというとカラ松です。
こんな花が咲いていた。
ベヒイチゴの沢山あったところもありました。
このへんは、「トトロの森」とは違うのだろうか?
狭山丘陵なんですけどね。
さいたま緑の森博物館に戻るときこんな標識があった。
「荻原バス停」というところで降りるとこの博物館がある。
私の名前がバス停になっているのは嬉しい。
しばらく歩くと、こんな可愛いユルキャラが迎えてくれた。
さいたま緑の森博物館の中には、森にいる小鳥、
自生している植物などの写真が飾ってあった。
木材や植物で作った彫刻のようなものや造形物があった。
子どもたちに、竹や木材で昆虫の作り方を教えていた。
素材の性質をうまく利用してクワガタを作っていた。
さいたま緑の森博物館の向こうにはこんな沼があった。
建物の外で藁細工をやっていた。
藁で亀を作っていた。
私は、藁を何本か手に取り縄を編んだ。
40年何ぶりだろうか?
子どもの頃はよく縄編みをやらされた。
それをそこにいる人たちに見せると、
「お若いのにすごい、それは特技だ」といわれた。
私は若くはないが、そういわれたことは嬉しかった。
「茨城の百姓に生まれたので、覚えさせられました」
子どもの頃、草鞋を編んだこともある。
藁があったらまたやりたいなと思った。
夕食、女房がたらの芽を天ぷらにしてくれた。
近くに住む母親にも持って行った。
うまかった。