当たり

2002年04月20日 | テレビ

昨日オープンしたヤマダ電機に行く。
1月でダイクマという
ディスカウントショップが閉店した。
そこにヤマダ電機が移ってきた。
そこから500メートルほど離れたところにあった
ヤマダ電機で息子のノートパソコンを
去年の秋買った。

しかし、こんどのところは広い。
今までの5、6倍はあるだろう。
パソコン売場も広かった。
今のおれはスキャナーに興味がある。
新しいのを欲しいと考えている。
7,400円というのがあった。

結局、何も買う物はないな、
なんて思って歩いていたら、
CD-Rが10枚で298円というのがあった。
それを買った。
レジに持っていき会計をしてもらった。

「おめでとうございます~」
レジの女の子が大きな声で叫んだ。
レシートに「当たり」が出ると、
タダになるという、今流行りのものだ。
そんなことをやっているというポスターが
駐車場から降りてくる階段の掲示板に貼ってあった。
「ご当選です。
 入口のカウンターにこのレシートを持っていくと
 ご返金されます。
 本当に、おめでとうございます」
客でごった返ししている売場に響くように
大きな声で女の子がいう。
おそらく朝礼で、レシートに「当たり」が出たら、
大きな声でいいましょう、なんでいわれたのだろう。
おれは、恥ずかしかった。
だって、「当たり」ったって、
消費税込みで312円が返金されるだけだ。
たった312円で、
「おめでとう」なんていわれたくない。
312円なんかいらねェ~。
でも、おれはそういう男のプライドを捨て、
入口のカウンターにその「当たり」の
レシートを持っていった。

「おめでとうございます」
そこの女性も大きな声でいう。
かんべんしてくれ。
312円なんだぞー。
ああ…、こんなことならせめて
スキャナーを買っとけばよかった。
でも、そしたら当たっていたかどうか。
あのタイミングだったから「当たり」が出たのだ。

312円を受け取って、
当たったのに、なんかすごく損した気分だった。
こういうことはやめてくれ。
貧乏人をいたぶらないで欲しい。

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楽家のカウンター

2002年04月19日 | 友人

「他人(ヒト)から見て、おれは幸せですかね」
そんなことを、訊いてみた。
そのとき私のまわりにいたのは、
左側にK池さん、右にT田さん、その隣にN野さん。

「幸せなんじゃないの」T田さんがいう。
「そりゃ、そうだよ」N野さんが頷く。
「おれ自身そう思ってないんだが…」
「そういっちゃったらバチ当たるよ、おぎちゃん。
 奥さんがいて、子どももいて、仕事がある」
「そりゃそうなんですけど…」

「奥さんがいて、子どもがいる。
 それだけで幸せです。
 私なんて、ひとり息子に交通事故で死なれ、
 女房と離婚した」
K池さんが、ぼそっという。
私は、言葉につまった。

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書く気がしない

2002年04月18日 | 暮らし

こういう気分のときがたまにある。
いくつか書きたいことはあるのですが、
気分が乗らない。
乗らないとだめですね。
九想話を書けません。
申し訳ありません。

で、昨日今日と何してるかといえば、
先日のライブのときの写真を
九想庵に載せることをやっていた。
九想話の「3/30 ライブ終了」のページの
「ライブ風景」をクリックすると出てきます。
かなりの枚数の写真があります。
練習中のものもあります。
それにしても、
私の左手人差し指の包帯が痛々しい。

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ミジンコから人

2002年04月17日 | テレビ

4/15の夜10時からのNHK教育のETV2002
「私のB面 サックス奏者
 坂田明の究極の趣味・ミジンコ神秘の映像」
これは面白かった。
面白かったという書き方は適切ではないが、
面白かった。
ずいぶん前から、
坂田明がミジンコを飼っているのは知っていた。
しかし、ここまで専門的だとは…。

クリーニング屋でもらった針金ハンガーと
パンストで作った捕獲網で、
近くの沼でミジンコを捕る指導を、
真面目にする坂田明。
女房はまるで、
こんどの日曜日に捕りに行くかのように、
熱心に聞いていた。
それは冗談だが、
彼のミジンコに対する“想い”はホンモノだ。

大学のプランクトンの研究者の集まりに、
坂田明が出席した。
彼が撮影したミジンコの生態を
大学の研究者が観て、
こんなのは観たことないといっている。
「おれはヒマだから、こんなの撮れる。
 大学の先生は忙しいから」
と坂田はうそぶく。
でも、彼だって本業がある。

ミジンコを通して、
人間の人生を語る坂田明。
出来ることなら、
いっしょに酒を飲んでみたい。

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サバンナの名犬ジャッカル

2002年04月16日 | テレビ

昨日の「地球・ふしぎ大自然 」(NHK総合夜8時)
▽子育ては親育て▽献身兄はなぜか冷遇▽厳父の愛
は興味深かった。

ジャッカルの子どもで、
弱くて独り立ち出来ないものは
両親のそばで暮らしていく。
新しい子どもが出来ると、
彼はその子たちを育てる手伝いをする。
そういうジャッカルを「ヘルプ」と呼ぶ。

しかし、親はヘルプに餌を上げない。
本来の獲物をとれないヘルプは、
ふんころがしなどの昆虫やねずみなどを
とって飢えをしのぐ。
なんで子どもであるヘルプに餌を上げないのかな、
と思ったが、
それはその成長の遅いわが子を
独り立ちさせるためだと知った。
親の愛なのだ。

うちの息子たちももうすぐ社会に出る。
あのジャッカルの厳父の愛を
私も見習わなければならない。

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誕生日プレゼント

2002年04月15日 | 家族

昨日の12時前、
女房が台所の換気扇の下で煙草を吸っていた。
「さあ、これが最後の煙草よ。
 私の煙草吸う姿はもう見られないよ。
 さびしいでしょう」
なんてこといっている。
「そんなこといわないで吸わなきゃいいんだよ」
「だから私は、誕生日が来たら煙草吸わないの」

今日、残業をしてきて、
団地の駐車場に8時前に着いた。
それから新所沢駅のコンコースにある
コージーコーナーに行った。
ここんとこ女房の誕生日だといって
何もしてこなかった。
女房も
「誕生日なんてこの歳になって関係ない」
といっているが、
なんかそれらしいことをしたかった。
それでケーキを買おうと思ったのです。
買いました。ケーキを買ったのだけれど、
安いものだった。
幅10cm、長さ20cm、高さ5cmぐらいのチーズケーキ。
480円だった。
ケチなおれ。

家に帰り、
まっすぐ居間にいた女房のところに行って、
「誕生日おめでとう」
といって買ってきたケーキを渡した。
「ありがとう」
あきらかに嬉しそうな顔をした女房。
480円とも知らずに…。

しばらくして女房が、
台所の換気扇の下のイスに坐って
「あれいくらした?」と訊く。
「480円。安くて申し訳ない」
「いいのよ。うれしかったよ」
そして煙草を取り出した。
「あれ、誕生日でやめたんじゃなかったのか」
「これは、誕生日のプレゼントとして買ったの。
 この箱がなくなったらもう吸わないの」
「永遠に無理だね」
「明日からやめるから、ゼッタイ」

吸いたければ吸えばいい。
おれの分も吸ってくれ。

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愛する「シントコ」

2002年04月14日 | Weblog

「わが街 新所沢団地」という名前の小冊子が、
今日、玄関ドアに差し込まれてあった。
団地の自治会結成40周年記念誌です。

さっそく私はページを開いた。
目次を見るとありました。
愛する「シントコ」………けやき通り 萩原 久
去年の10月、なぜか原稿を依頼された。
おそらく2000年に、
常任委員をやっていたからか。

しかし、「萩原」の誤植が面白くない。
それを女房にいうと、
「なんでもいいじゃない」という。
そうだ女房にいうのが間違っていた。
彼女は、名前なんてどうでもいいんだ。
もともと「荻原」に愛着のない女房なのだ。

しかし、私は不愉快だ。
文章が載っているところは、
「荻原」になっていた。
少し気分がおさまった。
こっちも「萩原」だったら、
自治会に殴り込みをかけたかも知れない。

他の人の文章を読んでみた。
所帯を持って新所沢団地に住み、
子どもを育て、独立させて、
現在は夫婦か1人で暮らしているひとの
文章がいくつかあった。
自分のこれまでの暮らしと重なるところがあると、
胸が熱くなった。

私たち家族はこれからもこの団地に住む。
何年かして息子たちが家を出る。
そのうち私が先か、女房か、死ぬ。
それが自然だ。
この愛する「シントコ」で。

(九想庵では匿名で通したかったが、
 今日の話題ではそうもいかないので、
 本名を出してしまいました)

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和解

2002年04月13日 | 友人

昨日は飲みました。(マイニチノコトデスガ…)
家に帰ってきてからのことを
何も覚えていない。久しぶりのことだ。

最初は楽家だった。
9時頃、N沼さんとBROCKHEADSに行った。
彼とは先日、「百年の孤独」を飲んだ。
そのときにかかっていた早川義夫の曲がかかる。
10日のライブを録音したものだ。
「サルビアの花」の歌が流れる。
しばらくライブと
終わってからBROCKHEADSでやった
打ち上げの話になった。
あのライブは
BROCKHEADSが企画してやったものだ。
壁に早川義夫と
梅津和時のサインが書いてあった。

いろいろ話しているうち、
「楽家の常連の中で、
 ひとりだけうまくいってないひとがいる。
 それが、みっちゃんなんだ」
そんなことをN沼さんが呟いた。
みっちゃんは、私より2歳上(カナ)、
趣味で焼き物をやっている。
N沼さんはひとつ上だ。
楽家のマスターが
新宿で働いてた頃からの付き合いだ。
N沼さんもみっちゃんも楽家で会うと、
お互いさけてしまうそうだ。
「10月の楽家の旅行までに、
 仲良くなりたいんだよな」
「N沼さん、
 こんど楽家でみっちゃんと会ったら、
 おれが間に入いります。
 ひとつの店の中で
 仲が悪いひとがいたらつらいもんなァ」

そんなことを話して10分もしないうちに、
BROCKHEADSの自動ドアが開いた。
ひとりの痩せた男が入ってきた。
ちょっと逆光のようになり顔が分からない。
みっちゃんだった。

私はあせった。
「おれが間に入る」なんて大きなことを
いったそのあとに、
タイミングがいいというのか、悪いというのか、
みっちゃんが来てしまった。
逃げ出したい気持ちになったが、
逃げるわけにはいかない。
カウンターには私とN沼さんだけだった。
その隣にみっちゃんが坐った。

「みっちゃん、
 今、みっちゃんのこと話していたんだよ。
 N沼さんが、『なんかみっちゃんの誤解で
 おれが嫌われている』っていうから、
 こんどおれが間に入るから仲良くなろうよ。
 なんていってたらみっちゃんが来るんだもん、
 おれあせるよ。
 そんなわけで、ふたりで話して
 誤解があったらときましょう。
 おれはトイレに行って来ます」

トイレから戻るとふたりは楽しそうに話して、
大声で笑っていた。
それからどれだけ飲んでいたんだろう。
覚えていない。
家に帰って、九想話も書かずに寝てしまった。

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昨日のライブ

2002年04月11日 | 音楽

昨日の九想話は眠さのため手を抜いてしまったので、
もう少し昨日のライブのこと書きます。

正直いって、早川義夫のライブのことは忘れていた。
職場が変わり新しい仕事を覚えるために、
毎日必死になって働いている。
やっと仕事が終わり、
家に帰ってビーシュでも飲もう、
とぼんやり考えていた。
午後6時50分に会社の駐車場を出たとき、
ケータイがなった。
Sさんからの電話で、今ライブ会場にいる、
ということだった。

所沢市民文化センター「ミューズ」まで
私は車で行った。
もう少し時間があれば家に帰り、
電車で行くのですが、
いけないとは思ったが
車は航空公園わきの道路に停めた。
「ミューズ」は航空記念公園の隣にあるのです。

「ミューズ」には3つのホールがある。
早川義夫のライブは、
一番小さいキューブホールだった。
ここは初めて入った。
急傾斜な客席に三方を囲まれてステージはあった。
なかなかキュートなホールだった。
演劇をやってもいいだろうな、と思った。

私が会場に入るとピアノのわきで、
ひとりの男がサックスを静かに、
ときに熱く吹いていた。
共演の梅津和時だった。
ソロが終わり、梅津がライブの説明をした。
「始まったら最後まで何の語りもなく続く。
 休憩はない。アンコールもしない。
 なかほどで私のソロのとき、
 トイレに行きたい人は行ってくれ」

小柄な早川義夫が現れた。
黙ってピアノを弾き始め、
それに梅津のサックスが重なった。
彼の語るようにうたうのを聴いていて、
「百年の孤独」の味が蘇ってきた。
先日ブロックヘッズで、
早川義夫のCDを聴いたとき、
「百年の孤独」を飲んでいたからだ。

何曲目だったろう。
三曲目ぐらいかな。
「サルビアの花」のイントロが始まった。
私の心は泣く準備に入った。
この曲を聴くと昔の失恋を思い出して
泣けてくるんです。

梅津は、曲ごとに楽器をかえる。
アルトサックス、ソプラノサックス、
クラリネット、バスクラリネット、
あれもピアニカといっていいのかそんなもの。
アルトとソプラノサックスを
同時にくわえて吹くのは衝撃的だった。

早川義夫ワールドといっていい
彼独特の雰囲気の曲たち。
けっして魅力的ではない声だが、
静かな声から迫力のある声量まで
早川の歌唱力に圧倒された。
所沢でのライブ録音が7月にCD化され
発売されるという。
これはぜひ買いたいと思う。

ライブが終わりロビーに出ると、
楽家の常連たちがいた。
結局、みんなで楽家に行った。
それで昨日は…。

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早川義夫ライブ

2002年04月10日 | 音楽

今日、所沢市民文化センターで、
早川義夫のライブがあった。
私は、涙を流しながら聴いていました。

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