バレンタインデー

2008年02月14日 | 健康・病気
今日は、バレンタインデーである。
それがどうした。
いえ、私には何もありません。
ここ10年以上、チョコレートなんぞもらっていません。
(4年ほど前にいた会社のとき、パートのおばさんから、
 男子従業員へとバラのチョコレートはもらいました)

これで、今夜の九想話を終わりにしては、
九想庵への“旅人”を増やしたい私としてはまずいです。
せっかくここまできて九想話を読んでくれたのに、
なにか収穫がなければ次がない。
といっても、バレンタインデーには何もないんですよね。
いや、他の記念日にも何もありません。
55歳の中高年には、世間の風は吹きません。

こんな私でも、ある時期まで義理チョコはそれなりにいただきました。
それが、現在は“まったく”なくなってしまった。
皆無です。これは、すこ~し寂しいです。
ラジオ、テレビではバレンタインデーが近づくとなんだかんだ話題にする。
それらのことが私には、いっさい関係ない。
なんか世間から見捨てられたような気持ちになります。

こんな私でも、“本命”チョコをもらったときがあった。
私が東大生協に勤めていた頃の話です。
私が12月に失恋してズーっと落ち込んでいたときだった。
2月14日の朝、一緒に働いている
レコード売り場のバイトの女の子からチョコをもらった。
その他何人かからチョコレートはもらった。
それなりにパッケージされたチョコレートでした。

夕方、帰りがけにレジのバイトをしている27、8歳の女性から
チョコレートをすれ違いざまにもらった。
そのとき私は25歳だった。
もらったチョコレートは、なんの包装もしていない
明治ミルクチョコレートそのものだった。
なんか感じましたね。
その女性からの視線は、3ヶ月ぐらい前から、
なんか他の女性のそれとはちがった。
といって休憩室にいるときなど何も話しかけてこないのです。
でも、なんか遠くからの彼女の視線は感じていた。
そして、バレンタインデーに“明治ミルクチョコレート”なのです。
このバレンタインデー用チョコではない、ということに、
ある種の“気持ち”を感じました。

バレンタインデーには必ず、あのひとのことを思い出します。
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