ほったらかされ温泉

2007年07月17日 | 健康・病気
お風呂の入場時間を待つ間、私は写真を撮ったりしたが、
うまくデジカメにも携帯電話にも写らなかった。
山梨の観光ガイドをやっているという人が、
風呂を待っている人たちにいろいろ説明していた。

午前4時、粗末な入口が開かれた。
急ぐ必要もないのになぜか気がせいた。

身体を洗って木造りの露天風呂に身を沈める。
下の岩造りの露天風呂より見晴らしがいい。
人数を数えると下に17人、上に15人ほどいた。
入口からはどんどん人が入ってくる。

4時半ごろ空が明るくなってきた。
そのころには70人ほどになっていた。
空一面に大きな雲が横たわっていた。
右手の富士は雲に隠れていた。
左のほうの雲が少し赤くなっているところがあった。
あのへんから太陽が昇るのかな、と思った。
富士山のほうをしばらくして見ると、下のほうが見えてきた。
ただ上のほうがUFOのような白い雲で包まれていた。
私は、温泉に浸かったり、身体を出したりしながら、
ボーっとそれらを眺めていた。

結局、2時間ほど温泉に入っていたが、
ご来光にも富士山にもほったらかされてしまった。
ま、こういうこともある、と自分を納得させた。
この前来たときがあまりにも天気がよすぎた。
またいつか来よう。

6時過ぎにほったらかし温泉を出た。
帰りは当然高速道路は使わない。
大菩薩ラインを通って奥多摩、青梅へと抜けた。
山田うどんで朝食を食べ、家に着いたのが10時だった。
無事交通事故にも遭わず帰って来られたことを喜び、
第3のビールを飲んだ。
そのとき、家の揺れを感じた。
かなりデカイ地震だと思った。
テレビを観ると、新潟で震度4強の地震があったと伝えてた。


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