山田太一シナリオの「ナイフの行方」を観た。
前篇NHK総合 12/22(月) 22:00~、後篇 12/23(火) 22:00~。
<キャスト>
拓自:松本幸四郎
次男:今井翼
香:相武紗季
織江:松坂慶子
丹波:津川雅彦
素晴しいドラマだった。
山田太一のドラマはセリフがいい。
セリフのやり取りでどんどん引き込まれて行く。
71歳の老人が1人で暮らしている。
そこで週2日、子連れの家政婦が働いている。
老人がある日街で、ナイフを持った青年を見つける。
その青年は誰でもいいから人を刺そうとしていた。
老人はその青年を捕まえ、ナイフを取り上げ足の骨を折ってしまう。
青年を警察に渡さないで自分の家に連れ帰る。
足の骨折が治るまで家にいろ、という。
いや~、なんというドラマの展開か。
素晴しい。
このあとのストーリーも書こうとしたら、このドラマがネットで観られる。
このあとは書きません。
テレビで観られなかった人はぜひ観てください。
「ナイフの行方」← ここをクリックすると観られるはずです
私は,田辺聖子の人気シリーズ「歌子サンの姥~」を思い出しました。
この主人公・歌子さんも,家に空き巣に入った青年を警察に突き出すことはせず,
書道を教えたりして教育するというのが出てきます。
「ナイフの行方」とは,性別も内容も違いますが,
しっかり者の老人と犯罪を犯してしまう若者との交流
という点ではよく似ていますね。
まあ,実際にはありえない展開だからドラマになる
ともいえるでしょうが・・・。
あらすじは、ほんの導入部です。