今日は、特別展「キトラ古墳壁画」を見に上野の東京国立博物館に行った。
私は、前からこれを見たいと思っていた。
しかし、行くか行かぬか私は悩んだ。
なにしろ埼玉の家から東京国立博物館までは2時間はかかる。
でも、どうしても見たかった。
上野公園には、平日だというのに沢山の人がいた。
私の好きなメロディが聴こえてきた。
私が立ち止まって聴いているとパンフレットを女性がくれた。
「マルカマシス」というバンドだった。
ケーナのハーモニーがよかった。
奥に見えるのが東京国立博物館です。
もっと聴きたかったが、今日の目的はキトラ古墳壁画だ。
入場券を買うと女性から、
「混雑しているので、現在30分ほどお待ちになりますがよろしいでしょうか?」といわれた。
「はい」と私はいうしかなかった。
今日帰ったら、またいつか軽井沢から来なくてはならない。
私の前の行列です。
建物の中にも人は並んでいるようです。
私は、これから見られる飛鳥時代に描かれた壁画を想像して、じっと耐えました。
実は、キトラ古墳壁画を見てから女房と会う約束をしていた。
そのためには東京国立博物館を12時40分には出たかった。
行列の最後尾に並んだ時間が11時半だった。
私には40分ほどしか壁画を見る時間がなかった。
私は、壁画の数は少ないのだから、短い時間で見られるだろう、と考えた。
しかし中に入るとものすごい人だった。
思うように前に歩けない。
しばらく行くと、キトラ古墳壁画複製陶板があった。
私は、音声ガイド(300円)を借りていた。
過去の私はそんなものはけっして借りなかった。
ところがゴヤ展のときから、借りてみたらいろんな情報が得られて展示されたものを深く鑑賞できた。
それ以来、こういう展示会には必ず借りるようにしていた。
今回のものはイヤフォンではなく、電話の受話器のようにして聞くものだった。
手で持っていることがわずらわしかった。
しかし、壁画の複製(南壁 朱雀ほか、西壁 白虎ほか、天井 天文図・日月像、東壁 青龍ほか、北壁 玄武ほか)
を見ながら詳しい説明を聞けた。
その次に、キトラ古墳出土遺物が展示されていた。
本物の壁画です。
しかしそこまで行くのに長い行列があった。
私は途方に暮れました。
そこに行くまでに私は音声ガイドを聞いた。
キトラ古墳の名前について
四神と古代中国の思想1
四神と古代中国の思想2
壁画の画家について
キトラ古墳壁画の表現技法について
「キトラ」という名前がつけられたのはいろいろ説はあるが、
「亀と虎」からつけられたようです。
むかし、盗掘された穴から「亀と虎」の壁画だけが見えたそうだ。
それを見て土地の人がその古墳を「キトラ古墳」と呼んだそうだ。
四神と古代中国の思想は聞いたがよく覚えていないのでここに書けません。ナサケナイ
壁画を描いた人たちは、朝鮮から来た画家たちのようだ。
それらを聞いたあとに、念願のキトラ古墳壁画があった。
「玄武」「白虎」「朱雀」「子」「丑」「寅(複製)」
どれも小さく、汚れていてガラスの向こうにあるのでよく見えなかった。
しかし、それなりの感動を受けた。
そのあとに、壁画取り外し道具が展示してあり、高松塚古墳壁画模写あった。
キトラ古墳と高松塚古墳とは1キロほどしか離れていないようだ。
ぜひともいつか現地に行ってみたいです。
外に出た時間は私が予定していた12時40分だった。
私は急いで上野駅に向かった。
公園では、場所を移してマルカマシスがケーナを吹いていた。
うらやましいなあ。
学生時代はよく上野の国立博物館に行きましたが,
勤めてからはなかなか難しいです。
それにしても,長蛇の列のようですね。
今の埼玉の家から東京国立博物館が遠くなってしまいました。
でもどうしても見たかったので行ってきました。
やはり本物はよかったです。
あの時代のこと勉強したいですね。