女房からこんなのがあると先日電話があった。
私が軽井沢にいるときです。
「第30回香・大賞」というエッセイコンテストがあるという。
そのときは、聞き流していたが、昨日、女房があらためて真剣に話してきた。
当て逃げのせいで、おそらく高い車の修理代をとられる。
なんとしても「香・大賞」に応募して、絶対金賞を取るのだという女房命令がでた。
賞金は30万円だ。
「そしてこれからもエッセイなど文章のコンテストを見つけたら、
あんたに連絡するから必ず応募すること、もう小説家になれなんていわない。どんどん書いてね」
という。これは恐怖です。
「賞金の10%はあんたにあげる。残りは、私が貯金する」
と嬉しそうに話していた。
私は10%か……。
こういうことを「捕らぬ狸の皮算用」というのですね。
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このセリフに2人の関係が「凝縮」されていますね。(笑)
楽しいエッセイになっていると思いますよ。