ところてん

2014年07月27日 | 健康・病気

ハードディスクに録画してあった7月13日のNHK俳句を観た。
選者は小澤 實、 題は「心太(ところてん)」または自由だった。
ゲストは、詩人の高橋睦郎でした。

その日選ばれた中に次の句があった。

  ところてん箸一本で食べる父   若狭菊英

小澤は、「ところてんを箸1本で食べる作法の地方があるようで・・・」、
高橋は、「軽業みたいだ」といっていた。
私からすれば、「えっ、ところてんを箸1本で食べないの?」と驚いてしまう。
私の生まれた茨城県の岩瀬町(現在は、桜川市)では、ところてんは箸1本で食べます。
昔、子どものときはところてんを近くの店で食べた。
そこは、食料品から駄菓子、生活雑貨なども売っていた。
ところてんを頼むと、おばさんがテンツキでお椀にところてんを入れてくれる。
そこに醤油をかけて丸箸1本で食べた。
なので私はそれ以外の食べ方を知らない。
社会人になって東京の店で、ところてんを割り箸で食べたときには違和感があった。
やっぱり、ところてんは丸箸1本で食べなければいけません。


  ところてん逆しまに銀河三千尺  蕪村

高橋睦郎が、ところてんの句で好きな句として紹介してくれた。
いい句ですね。
蕪村は幕末まで無名だったそうで、蕪村を有名にしたのは正岡子規だそうです。
その子規のあだ名が「ところてん」だった。
幼名が処之助(ところのすけ)だったからだそうです。
私は、高橋睦郎さんとお酒を飲んでみたいな、と思った。


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