ついに「インテリア日和」(テレビ東京)の放送日になった。
私の心は落ち着かなかった。
人生には、こんな日があるんだな、と思った。
今日の私は、定期的に行っているクリニックに行こうと決めていた。
高血圧・高血糖値・高尿酸値を診てもらっている医師のところへです。
もう薬が残り少なくて、来週からはゴールデンウィークになる。
何時に行こうかな、と迷っていた。
前回、9時に行ったら、診察されたのが午後1時ごろだった。
夕方に行ったほうがいいかな、と迷った。
しかし、今日は夜8時54分からテレビ放送がある。
夕方、そのクリニックに行って、家に帰ったのが9時過ぎということがあった。
やはり朝がいいだろう、と思った。
しかし現在、膀胱がんの私は排尿に問題がある。
朝、クリニックの前に並んでいて尿意をもよおしたらどうしよう、と不安だった。
外にトイレはない。
念のために紙オムツはしているが、なるべくならオムツにオシッコはしたくない。
いや、オシッコを並んでいるときにしてしまったら、
受付がすんで採尿の紙カップを渡されても、私は採尿はしばらくできなくなるでしょう。
できれば早い時間にクリニックの前に並びたかったが、
採尿の時間を考えるとあまり早く行くのもよくない。
悩んだ末、私は8時50分ごろにクリニックに行き並んだ。
家で8時半に排尿し、車でクリニックに向かい20分ほどで着く。
クリニックの受付は9時15分から始まる。(今日の私は1時間はがまんできない)
私は、受付の人に「すみません。出そうなので採尿したいのですが」といった。
看護師は、受付をしながら採尿カップに私の名前を書いて渡してくれた。
私は、トイレに駆け込んだ。
すべて私の計画どおりになった。
かなりきわどい綱渡りだった。
私の受付番号は「10」で、診察を受けたのは11時50分だった。
家に帰り、今日のテレビ放映のことを連絡していない人はいないか、と考えた。
可能な限りは連絡したはずだと思った。
夜、女房は残業をして帰ってくる。
LINEで、20:01のバスに乗ると書いてきた。
私は、バス停まで迎えに行った。
8時15分、バスから降りてきた女房と会い、すぐそばの西友に行く。
食べるものを買って家に帰る。
女房もテレビ放送を前にして気持ちが高ぶっている。
私もなんかへんだ。
家に着き、女房は風呂に入った。
風呂から出た女房は、食べるものをダイニングテーブルの上に並べる。
私は、ニセ(第三の)ビールの缶からグラスにそそぐ。
8時50分、女房と顔を合わせる。
ついに私たちがテレビに出る。
私は正直なところ、ホントに今日私たちが放送されるのか、と疑っていた。
放送されなかったら、私は“大嘘つき”になる。
8時54分「インテリア日和」は始まった。
ニトリのCMがあり、タイトル映像になる。
そのうしろにわが家のリビングが映っていた。
それで私はほっとした。
あとは女房と大声だして番組を見ていた。
しかし、私は、自分の緊張した顔と茨城訛りにガクゼンとした。
女房は、冷静な態度で話していた。
やはり東京生まれは違うなと思った。
茨城育ちの田舎もんの私は、テレビには馴染みません。
ケーナも音を外しているし、まったくいいところがない。
でも、自分たちの出ているテレビを見ていることは楽しかった。
今日は、ソファーのことだけしかやらなかった。
おそらくあと2回は私の家のことを放送すると思う。
楽しみです。
番組が終わってから女房と私は、数え切れないほど録画した「インテリア日和」を見た。
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4月の九想話
4/1 三谷幸喜の映画
4/2 田中邦衛さん死去
4/2 再々手術
4/4 北の国から'87初恋
4/5 入院します
4/5 明日の手術
4/6 3度目の手術
4/6 手術終了
4/7 手術のあと
4/8 ディスカバー・クィーン
4/9 退院します
4/9 浜圭介作品集
4/10 軽自動車の黄色ナンバーは「アリ?ナシ?」
4/11 夏野菜の準備
4/12 マスターズ 2021松山優勝!!
4/12 月曜日の庭作業
4/13 ラジオ文芸館「竹を切る」
4/14 淡路島たまねぎ
4/15 今日は女房の誕生日
4/16 阪神藤浪1450日ぶりの甲子園白星
4/17 テレビ番組撮影
4/18 テレビ撮影終了
4/20 テレビを見ない人々
4/20 投句締め切り延期
4/21 3回目の手術後の初めての診察
4/22 運転免許証更新
4/23 25日から緊急事態宣言
4/24 インテリア日和
4/25 “畑”に野菜を植える
4/26 女房の皮膚病通院終了
4/27 羽生善治~50歳の苦闘~
4/28 吹奏楽部の恩師への手紙
4/29 再びBCG注入療法
4/30 今日は「インテリア日和」放送日
昨夜、テレビを見せていただきました。とても素敵なリビングになりましたね。
それに、そんなに緊張しているようには見えませんでしたよ。音楽の演奏をしている風景などとても素敵なご夫婦で、お子さんご家族などとみんなで過ごせる部屋になってよかったですね。
このニトリ提供の番組は初めて見たのですが、ソファーを壁から少し離しておく置き方など、インテリアについて役にたちますね。これからも見てみようと思いました。
愛媛は残念映りませんでしたその内インテリア日和のホームページにでも掲載されることを願い
楽しみにしております。
リビングのビフォーアフターでも雰囲気がガラリと変わるものですね。
私たち夫婦は、あのようなものですね。
よく撮っていただいたと思っています。
プロのインテリアコーディネーターのお陰で、
ほんとうに素晴らしいリビングに生まれ変わりました。
もし、私たちがソファーを選んで買ったとしても、
あの色は選ばなかったと思います。
ベージュか茶色のソファーにしたでしょう。
たしかあの色は、ターコイズブルーという色だと思いますが、
あの色のソファーにしていただいて、私も女房も喜んでいます。
おそらく来週も、わが家を取り上げてくれるのではないかと思っています。
和室のことはまったく紹介していませんでしたから、
来週の「インテリア日和」も楽しみにしています。
今思い返してもあの撮影の日はたいへんでした。
私たちは、ただ時間をつぶしていただけですが、
撮影のスタッフの人たちは過酷だったと思います。
家具の少ないさびしいリビングが、豪華なそれに変身しました。
スタッフのみなさまに感謝しています。
何日か後、「インテリア日和」のホームページに動画が載ると思います。
そのときを私たちも楽しみにしています。
これからもよろしくお願いします。