今日は、タイヤを買い取るとラジオで広告している業者が来る日だった。
先週電話をしておいた。
私が軽井沢にいたときに使っていたスタッドレスタイヤは、
雪のほとんど降らない埼玉では必要なかった。
もし、いくらかにでもなるのならと思って、その業者を呼んだ。
物置に1年中置いておくのは邪魔なだけだった。
昨日、1時間ほどかけてひとおおりタイヤをキレイにした。
約束の10時から15分ほど遅れて業者は来た。
私のスタッドレスタイヤを見て、男は言った。
「タイヤを処分するのにお金がかかります。
このホイールを売った金をそれにあてるので無料になりますがいいですか」
そう言われれば、そういうことになるかと思う。
いくらかにでもなるかな、などと考えた私がアホだった。
もう使うあてのないものを家に置いててもしかたない、と考え処分することにした。
業者がタイヤを持ち帰ってから、私の心はモヤモヤしていた。
なんか面白くなかった。
このスタッドレスタイヤには、軽井沢にいたときには世話になった。
11月から4月までは、雪が積もりスタッドレスタイヤがなかったら暮らせなかった。
2月のある夜の11時半ごろ、私の車は私の家の200m手前で動かなくなってしまった。
私は10時半まで仕事をしているので家に帰るのはいつもその時間だった。
雪が7・80cm積もっていて車が動けなくなってしまった。
私は、車を置いて家まで歩いて帰った、なんてことがありました。
タダなら処分しなければよかったかな、などとくよくよ考えた。
そのあと女房と買い物に出かけた。
車を運転しながら女房に、タイヤを処分してモヤモヤしている気持ちを話した。
「使わないものを家に置いててもしかたないもの、よかったじゃない。
今夜何食べる。明日は?」
私は頭を切り換えて、今夜食べるもののことを考えた。
しかしこれがいつも難しい。
先週は何食べたんだっけ、などと考える。
スーパーで買い物しているとき、生姜焼きがいいかななどと悩んでいたが、
朝8時15分からの「チコちゃんに叱られる!」で、肉じゃがの肉は関西が牛で、
関東は豚なのはどうして?なんてことを思い出して、肉じゃがを食べたくなった。
朝、花壇の百日草と千日紅ももう終わりだから抜いてしまおう、と女房と話していた。
それでカインズに行ってパンジーを買うことにした。
20苗で500円というパンジーを売っていたのでそれにした。
夕方4時から百日草と千日紅を抜いてパンジーを植えた。
パンジーを植え終わったときには、スタッドレスタイヤのモヤモヤは消えていた。
夕食で食べた肉じゃががうまかった。
明日はおでんと決まり、今日から女房は作り始めていて煮込んでいる。
明日もいい天気かな?