限界マンション

2018年04月20日 | 健康・病気

今日読んだ週刊朝日の記事の中にこういうものがあった。
管理人の人手不足が「限界マンション」を生む! 法律の影響も…
読んでいて、なるほどと頷くことばかりだった。

>  都市部で新築ブームが続く一方で、中古物件の老朽化や入居者の
> 高齢化も進むマンション。住人の死去や転居で空室が増え、管理費
> 徴収もままならず、最近の人手不足で管理員のなり手がいない。あ
> なたの自宅が、そんな“限界マンション”になれば、ゴミ屋敷やス
> ラム化への道が待っている。

私が、1月まで勤務していたマンションがこれに近かった。

> 「マンションは施設の老朽化と住民の高齢化という二つの『老い』に
> 直面していますが、もう一つ進む老いがあります。清掃や点検を担う
> 管理員の高齢化です」

> 「ここ数年は毎年10万戸前後が新規供給され、マンション数は増えて
> います。一方で、常駐・通勤の管理員の担い手が足りません。管理会
> 社は人材確保のため、定年を延長したり、採用年齢を引き上げたりし
> ています。その結果、管理員が高齢化しているのです」

> 「管理会社は業績アップのために新規受注が必要ですが、管理員を確
> 保できずに受注を見送らざるを得ない例もあります。また、欠員とな
> った場合などに後任者が決まらず、毎日違う代行管理員でしのぐケー
> スもみられます」

>  なぜ、管理員はそれほどまでに足りないのか。土屋さんが続ける。

> 「数年前まで、マンション管理員は定年退職した人や早期退職した人
> の第二のキャリアとして人気でした。しかし、この世代の人たちが管
> 理員の求職市場に出てこなくなったことが、一因として考えられます」

>  きっかけの一つが、2013年に施行された改正高年齢者雇用安定法だ。
> 希望者全員を65歳まで雇うことが企業に義務付けられた。このため、
> 管理員の応募が多かった60代前半の求職者が減っているという。

> 「どの業界も労働力が不足しており、シニア層を積極的に活用していま
> す。シニア層にとっては仕事の選択の幅が広がりました。マンション管
> 理の仕事は、相対的に魅力が薄れているのではないでしょうか」

>  管理員室に座っていて、何となくラクそうと思われやすい仕事。しか
> し、現実はそうではないようだ。

>  マンションの規模や管理組合との契約で業務内容は異なるが、管理員
> 室の席を温める暇もないほど忙しいことも珍しくない。こうした仕事の
> ハードさも、人手不足に拍車をかけている。

> 「管理業務は、いわゆる3K(きつい、汚い、危険)の激務です。その割
> に待遇が良くないし、給与も上がっていない。割に合わないからやめる
> 人が多く、離職率も高い傾向です」(さくら事務所の土屋さん)

マンションの未来を私は憂います。
私の家がマンションでなくてよかったと、じみじみ思っています。


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