1999年04月24日 | 家族

「たいへん」
「どうした」
「8時になっちゃうよ」
 本日の九想家の朝の始まりだ。
 息子たちが大学に行くようになって、毎日起きる時間が二人とも違う。前日
の寝る頃、「おれは6時」「おれは7時」とか、女房にUとKがいっている。
それを聞いてた私は、策を考えた。
 九想家には、息子たちが小学校5年頃から水性のマーカーペンで書くボード
があった。私が会社であまっていた透明アクリルの板の裏側に白い紙を貼った
自家製ホワイトボードだ。それはあまりマーカーの写りがよくないので、中学
の頃、本物のA3ぐらいのホワイトボードを買った。
 それは、女房、私、息子たち、それに昼間うちに来てくれている女房の母親
の伝言板として大活躍をしていた。現在もその役目は果たしている。
 そこに私は、「明日の起床時間」と書いた。その下にUとKの名前を書いて、
曲がった罫線をマーカーで書いた。
 二人に何もいわなかったが、それを書いた日から、その罫線の中には、時間
が書かれるようになった。
 そして今日、まず女房が焦って起きた。Kは起きていて洗面所で頭の手入れ
をしていた。
「起きてたら、こんどからママのことも起こして」
 と女房がKにいった。
「今日休みじゃなかったの」
 とK。
「ママは土曜日休みじゃないよ。パパも仕事よ」
 たいがい、女房が時間に起きなくても、私が起きる。普通5時半には目が覚
めている私です。
 しかし、昨夜は寝たのが3時近かった。ここんところ、寝るのがまた遅くな
っているので、さすがに今日は起きられなかった。
 私は、仕事といっても休日出勤なので、遅刻にはならない。
 女房は、一昨日、昨日と、フラメンコの練習なので帰りが12時近かった。
今日も彼女は練習で12時前帰ってきた。ここんとこあいつも疲れているんだ
ろう。
 それにしても、今日のUのホワイトボードが面白い。8時と書いてあって、
その下に、「8時前に起こさないで」と下手くそな字で書いてあった。
 あいつも、疲れているのか。

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