朝、目が覚めていつものようにラジオを聴いていた。
火曜日の8時からの「日本全国8時です」(SBC)には、詩人の荒川洋治が出る。
この時間まで私は、東京のTBSラジオを聴いている。
雑音がひどくて聴きづらい。
そして次の「日本全国8時です」は、SBC放送で聴く。
音がクリアです。
TBSラジオで制作しているこの放送は、SBCでも聴ける。
8時50分から放送の「武田鉄矢の三枚おろし」は、
東京の文化放送の制作している番組だが、これもSBCで聴ける。
SBC放送では、東京のTBSラジオ・文化放送・ニッポン放送の代表的な番組を放送している。
軽井沢で暮らし始めた頃、なんかへんな気持ちだった。
話が横道にそれてしまいました。
今日、荒川洋治は、短歌の話をしてくれた。
日本で読まれているのは若山牧水の歌が多いという。
火曜日のこの番組は、文学の話をしてくれるので楽しみにしている。
ラジオを聴いているうちに、私は眠たくて寝てしまった。
また目覚めて、“そうだ、今日はおれと女房が初めて出会った日だった”ことを思い出した。
ここんところいろいろ考えることがあって、忘れていた。
急いで女房にメールを書く。8時33分だった。
> おお! 今日は11月8日だ~忘れていたよ。えみさんに会った日だった。
すぐ彼女から電話がかかってきた。
ちょうどこの時間、彼女は勤める会社のある地下鉄の駅に着いて歩き始める頃だ。
「私も忘れていた。ひさしくんのメール見て気がついた。今年もひさしくんが覚えていたね」
「いや、おれは、今年はすっかり忘れていた。5分ほど前に思い出したんだ。……」
電話を切ってからすぐ電話がなった。
出ると女房だった。
「やっぱりひさしくんと結婚してよかったよ。車の運転気をつけてね」
奥様の最後の言葉・・・いいですね!
なかなか照れちゃって言えないけれど、私も
そう思う時ってあります・・・主人の後姿を見て、愛してるよって心の中で言っています。
彼の心にはきっと届いていると思っています
あんな夫婦の会話をこんなところに書くなんてなんと恥知らずな、とみなさんは思うでしょう。
でも、あの言葉を聞いたとき私はありがたかった。
(ああ…、おれはあの人のお陰で今日まで生きてこられたんだ)と思った。
私は、暗くすぐ落ち込む性格で、毎日思い悩んで生きている男でした。
彼女の言葉で何度救われたか。
こういうことも記録しておこうと考えて書いてしまいました。
この九想話は、自分のための記録ということが一番の目的になってますね。
申し訳ありません。