芋煮会

1998年11月01日 | 健康・病気

 今日は、所沢のパソコン通信仲間の芋煮会の日だ。春はバーベキュー、秋に
は芋煮会というのが私たちグループの年中行事になっている。
 昨夜、轟亭さんの句会へ投句するため、俳句を作っていて寝るのが遅かった。
なのに、女房の枕元の目覚ましで6時半に目が覚めてしまった。私から2メー
トルは離れているのに、なぜか本人は寝ていて私が目覚めてしまう。
 Uが、模擬テストがあるので7時に起こしてくれというので、6時半に目覚
ましをかけておいた女房は起きなくて、起きる必要のない私が目覚めてしまっ
た。これはいつものことだ。
 なんとか7時前に女房を起こして、私は寝た。これがいけなかった。9時に
は出掛けようと考えてた私が、次に目覚めたのが9時20分だった。
 飯能駅に着いたのが10時20分、待ち合わせ時間に20分遅刻だ。でも、
幹事のPHSに電話しておいたので焦ることもなく河原に向かった。
 いつもはみんなとワイワイ買い出しをして河原に歩いていくのだが、今日は
ひとり寂しく飯能の街を歩いた。しかし、これまでと違う商店街を歩いていく
と、この街の知らない別な面を見た。どことなく田舎の商店街という雰囲気が
店先にあり、楽しかった。駅前から大通りを行くと、どこにもある大きな街の
たたずまいだが、ひとつ裏の通りには、歴史的な田舎臭さがあった。これがと
ても新鮮だった。
 のんびりした気分で歩いていると、クラクションがなった。幹事夫婦の乗っ
ている車だった。後ろ座席の野菜などの入ったダンボールをどかして、私は車
にもぐり込んだ。
 飯能河原に行くと、すごい人だった。車もたくさん停まっていた。私たちの
車を遠くで見ていたのか、仲間が集まってきた。私はダンボールを持って歩き
ながら、一人ひとりに挨拶した。参加者は大人が11人、子供が5人。
 今日の献立は、芋煮汁と鮭の半身に野菜をたくさんのせたチャンチャン焼き、
それにジンギスカンだ。みな暗黙のうちにそれぞれの分担を分かっていて、働
く。河原を掘って石を並べかまどを作る人、野菜を切る人、水をくんでくる人。
私は、渡されたビールを気持ちよく飲む人。さりげなく、
「どうもおれは、準備するより後かたづけが性に合っている」
 と、いっておく。
 子供たちが賑やかだ。
 ビールを飲みながら、河原の上に架かっている橋を眺める。
 昔、まだ息子たちが小さかった頃、この河原に家族4人で何度か来た。車を
持ってない頃で、電車で来たからバーベキューなどはできなかった。女房が作
ったお弁当を食べただけだった。UとKと川に入って遊んだ。楽しそうに河原
で遊ぶ人の間に、あの頃のUとKがいそうだった。「パパー、パパー」と呼ぶ
声が聞こえそうだった。
 今日の“飲まなくてはならない”酒をチェックする。缶ビールの他に、ワイ
ンが2本、スペイン産のTORRES Tempanillo、チリ産のSUNRISE
CHARDONNAY、日本酒は特選純米酒「福源」と純米吟醸特別限定品
「天覧山」ひやおろし、だった。
 料理ができあがりみんなが群がる。酒も、ビールからワイン、そして日本酒
へと進む。話もはずむ。パソコンのこと、政治経済のこと、会社のこと。
 朝、曇りだった天気も、昼頃にはお日様が顔を出し、暑いくらいだった。
 楽しい芋煮会でした。

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