ホームレス短歌

2016年03月29日 | 健康・病気

   テント小屋冬はそのまま冷蔵庫捨て弁当も腐りません   (ホームレス) 坪内政夫

今日、図書館に行って月曜日の朝日・毎日・読売新聞の俳句と短歌のページを読んだ。
冒頭の短歌が、朝日歌壇にあった。
3人の選者に選ばれていた。
私はこれまで3人の選者にとられた短歌や俳句をあまり知らない。
ふつうは作った人の名前のところに、住んでいる地方自治体名が書いてある。
私が朝日俳壇に載ったときは、(長野県軽井沢町)と書いてあったが、
このひとのには、(ホームレス)と書いてあった。
それを見て、私は考え込んでしまった。
(ホームレス)と書かないで、“テント小屋”のある地方自治体の場所を書いてもよかったと思うが、
このひとは、あえて(ホームレス)と書いた。
そう書くことによって、この歌は理解されると考えたのか?
それとも(ホームレス)だから(ホームレス)と書いただけなのか?
私は、この(ホームレス)までがこの短歌なのだなと思った。
三紙の俳句と短歌のページを読んで、心に残ったものはこの歌だけでした。


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