息子たちの誕生日

2013年07月03日 | 健康・病気

今日、7月3日は息子たちの誕生日だ。
UとKは、1980年の7月3日の早朝にこの世に生まれた。
朝食のときに、女房にそのことを話した。
「そうだね。今日だったね」と女房がいう。

あの日、私は6時半ごろに鳴った電話の音で目が覚めた。
電話は女房の入院していた新宿区の病院からだった。
妊娠中毒症のおそれがあり、双子なので大事を取って入院していた。
「お子さんが産まれました」という内容だった。
私は寝起きということもあり、なんか事情が飲み込めなかった。
前日に女房のところに行って、いろいろ話してきたばかりだった。
とにかくこれから病院に行きます、と私は話した。
確か予定日は1週間ほど先だったと思う。
それから練馬に住む義母に電話して、待ち合わせて病院に行った。
私がそのとき住んでいたのは、板橋区の高島平団地だった。
息子たちは未熟児として産まれた。
なので私は、新生児室の保育器に入った息子たちを見ただけだった。
それからが大変だった。
私は会社に出勤していつものように仕事をした。
私がそのとき勤務していた会社には、子どもが産まれたときに休めるような制度はなかった。
デジタル時計のガラスの印刷が仕事だった。
タコ印刷機という道具を使って印刷していた。
ガラスに印刷しながら、息子たちの名前を考えていた。

あの日から33年目の朝になった。
UとKは健康に成長し、結婚して子どももいる。
どちらも20代でマイホームを持った。
(親が持っていないのに…)
これまでの暮らしのことや息子たちのことを女房と話した。
中軽井沢は曇り空で、今にも雨が降りそうな暗い朝でした。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 天ぷら | トップ | マンボウ »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。