「マチュピチュ『発見』100年 インカ帝国展」は国立科学博物館で開催されていた。
私は、ここに入るのは初めてです。
インカ帝国展の入口で私と女房は音声ガイドを借りた。
私は、ここのところ展示会に入るとこれを借りることにしている。
一昨年のゴーギャン展、去年の法然・親鸞展のときにも借りた。
展示物だけではよく理解できないので、音声ガイドはありがたいです。
インカ帝国展は、プロローグから始まり、
第1部インカ:帝国の始まりとその本質
首都クスコとその歴史
黄金帝国インカの神々と王
インカの農耕
インカの建築技術
インカの芸術と工芸
インカの人々と日常生活
第2部インカ:帝国の統治
インカの行政と社会経済システム
~インカと乾杯~
~ミトマク(ミティマエス)~
~インカ道~
インカ帝国の広がり
~鉱山資源をもとめて、コリャスーユへ~
~チャチャポヤの文化~
~インカのツール・チムー王国との戦争~
第3部インカ:滅びるインカ、よみがえるインカ
征服されるインカ
インカの反乱
よみがえるインカ
第4部インカ:マチュピチュへの旅
マチュピチュ「発見」100年
最後に「マチュピチュへの旅」3Dスカイビューシアターがあった。
展示会場に入って音声ガイドを起動させるとナレーションのBGMに、
ケーナのメロディが流れた。
これで私はあっという間にインカの世界に入ってしまった。
正直なところ私はインカ帝国のことをほとんど知らなかった。
昨日はいろんなことを教えられました。
そもそもインカはアンデスでは少数の部族だったが、
おおよそ100年程度で現在のペルーからチリにまで至る大帝国を築きあげた。
そしてインカはその広大な領土を行き来するために、
「インカ道」と呼ばれる交通網を整備し、チャスキと呼ばれる飛脚が情報を伝えた。
文字は使わずキープと呼ばれる結び縄による数字表記があって、
近年になって、このキープが言語情報を含んでいる事が研究によって明らかにされているようです。
ミイラが5体展示されていた。
これを目の前で見られたことがすごかった。
沢山の陶器の器・瓶が良かった。
金や銀などで作られたそれらは、スペイン人が征服したときに鋳つぶしてしまったそうだ。
もったいないことをしたものだ。
聖母マリアがインディオを攻撃している、という絵が面白かった。
あの聖母マリアが指の先から砂を出してインディオをやっつけているんです。
最後に見た「マチュピチュへの旅」3Dスカイビューシアターが素晴らしかった。
女房が「これを見たらマチュピチュに行かなくてもいいね」という。
「いや、おれは行きたいよ」というと、
「あそこに行ったらあんな角度から見られないし、詳しく見られないよ」と女房。
私はへんに納得してしまった。
インカ帝国展に、女房も私も満足しました。
私もインカ帝国展に行ってみたくなりました。
いつごろまでやっていますかね?
インカ帝国展は、6月24日(日)までです。
緑の文字の「マチュピチュ『発見』100年 インカ帝国展」をクリックすれば詳しいことが書いてあります。
インカ帝国の歴史は興味深いです。
これまでのインカ展関係で一番大きい展示会だそうです。
火曜日であの混雑ですから、土日だとどんなになってしまうのでしょう。
ましてもうすぐ展示が終わりますから、ものすごい人出でしょうね。
ぜひ、見に行って下さい。