昨日11月20日で、60歳になって6ヶ月たった。
今日水曜日はわたしの休日でした。
いつものことでトンボの湯に行った。
平日の午前中は入浴客が少なくて、内風呂にも露天風呂にも1人というときがあった。
こういうのがいいですね。
わたしは、わたしの気に入った場所でのんびり温泉に入っていられる。
どこまでも逃げていかない冬の空
湯船につかって大きな窓の外を眺めていたらこんなのが浮かんできた。
もうまわりの木々の葉っぱはすっかり落ちてしまった。
真っ青な空の下は冬景色です。
わたしは還暦になって人間が小さくなったような気がする。
深く反省しています。
高校3年の春に恋をした。
晩秋にその恋を失った。
わたしを好きだといってくれた女の子が、わたしではない男を好きになった。
その冬、わたしは苦しみました。
苦しんだ末に出した結論は、「すべての人を許そう」ということでした。
これから自分が生きていく目標は、「すべての人を許せる大きな人間になろう」と考えた。
なのに、60歳になってすっかりこの目標を忘れていた。
夕方、ウォーキングに行く。
浅間山のいただきには雪がある。
階段を降りて道路に出ると向かいの家の犬がわたしを見つめる。
夜中など鳴いているとうるさいが、こうして相対してみるとかわいい。
思わずわたしは「行ってきます」と犬にいいました。
歩いていて寒かった。
建設中のヤマダ電機の近くにあった道路の温度計は3℃だった。
東京では真冬の温度です。
それにしてもわたしは何やってんだろう。
60歳なのに…。
成長していない。
こんな言葉が好きで使うことがある。
関東の秋から冬にかけてはそんな日が
よくある。
そこで二首
果てしなき雲なき美空ながめれば
六十路の嘆き吸い込まれ行く
かわいいと思いし思い伝わりて
隣家のお犬身を乗り出しぬ
言葉遊びで失礼しました。お許しを。
私の六十路はいかばかりか、嘆きは続く日々を
送っています。
想像できなかった。
暴走老人にならないように、気をつけます。
還暦の憂いも嘆きも冬に入る
生きてりゃいいさそんな気もする美空かな
川島英吾が歌っていましたね。かれも昭和の27年生まれ。
早くに亡くなりましたが、還暦を迎えたら、どんな歌を
歌っていたのだろう。カラオケでも歌ってみますか。
「時代おくれ」(詞: 阿久悠、曲: 森田公一)、野風増(詞:伊奈二郎、 曲:山本寛之)も好きですね。
この二曲は、カラオケでよく歌っていました。
彼には生きていて欲しかったですね。