演劇祭

2010年10月17日 | 健康・病気
昨日今日と私の施設で演劇祭をやりました。
昨日が2劇団、今日も2劇団が上演した。
今日の最後は、さいたま市で活動している演劇集団水無月という劇団です。
30年以上活動している劇団です。(九想話に何度も書いてます)
この劇団の前身のときに私は劇団員として芝居に出ていた。
今から34・5年前のことです。

本日、水無月が上演した芝居は、別役実作「眠っちゃいけない子守歌」でした。
素晴らしかった。いい芝居に出来上がっていた。
最後に、男1が雪に埋もれるシーンでは胸が熱くなってしまった。
水無月のこの芝居を私は以前観ている。
男1を演じているのはWさんです。
Wさんとは私が22歳のとき、東大生協駒場店に移籍になって知り合った。
それまで私は日本女子大生協にいた。
Wさんは映画が好きで、仕事中でも仕事が終わっても映画の話をしていた。
仕事が終わってから2人でよく映画を観に行った。
主に、渋谷・新宿・池袋、それに有楽町と銀座でした。
京橋フィルムセンターにも何度も行った。
演劇もよく観に行きました。

私が水無月の前身の劇団にいたときWさんはよく観に来てくれていた。
私が結婚した頃仕事も忙しくなり、住んでいるところも遠くなったので
その劇団をやめた。
それまで女房も劇団に入っていて一緒に稽古をしていました。

そのうちWさんが、水無月に入った。
それまで東京の三軒茶屋のアパートにいたのに大宮に引っ越していた。
私は驚きました。
それからWさんは水無月を支える人になっていきました。
ずーっと裏方をやっていたのに、なぜか4・5年前から役者もやるようになった。
最初に役者をやったときは、正直、ちゃんと観ていられなかった。
それが、今日はちがった。
いい演技していた。
ちょっと異常な男1をきっちり演じていた。
一皮むけた演技でした。
私は嬉しかった。
東大駒場で私と出会わなかったら、Wさんは芝居をやらなかったかも知れない。
それが、なんの運命か長野に来て演劇をやっている。
人間の人生なんて分からないもんですね。

東大生協駒場店にいたとき、野田秀樹の劇団、夢の遊眠社の芝居を観た。
まだ、夢の遊眠社が学生(アマチュア)のときです。
あのとき、野田秀樹はすごいと思った。
Wさんは、映画のシナリオを書いていた。
私は小説です。
一度だけ、もう1人小説を書くバイトのTくんと3人で同人誌を作ったことがありました。
わら半紙にガリ版刷りの同人誌です。
あの頃、私も小説を書くことに燃えていた。

次は、Wさんのちがう芝居を観てみたいです。

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