「所さん!大変ですよ」(NHK総合20:15~)を観た。
今、“くるくる”おじさんが、いろんなところで増えているという。
“くるくる”おじさん、とは、バク転を練習する中年男性のことをいう。
街の少年たちに体操を教える体操教室に、
40~60代の男性がバク転を習いに仕事が終わってから通っているらしい。
最高齢者の人で72歳という人もいた。
いろいろな理由でバク転を習いにきている。
子どものときにバク転をやりたかったが、運動神経がなくて挫折した人。
死ぬまでに1回でもいいからバク転をやりたかった人。
父親として子どもに「お父さんすごい!」と思われたいからバク転を覚えたい人。
私も「死ぬまでに1回でもいいからバク転をやりたい」という気持ちは分かる。
私は小学生のときに、バク転を練習したことがあった。
晩秋の頃、田圃に藁が敷かれている場所があった。
そこには小学生、中学生がよく集まった。
その藁の上でバク転の練習をした。
私は、恐怖心に負けて、バク転が出来るようにはならなかった。
一緒にテレビを観ていた女房に、
「おれも、バク転やりたかったんだよな」というと、
「ムリムリ」と軽くいなされてしまった。