日記を書く

2007年12月18日 | 健康・病気
おれが、日記らしい日記を書き始めたのは、
中学2年(1966年)の9月27日からです。
たしか祖父が死んで間もない頃でした。

 九月二十七日(火)晴れ
 朝六時三十分に起きた。バナナ一本ためでから登校、
 学校についてそうじをやらずに宮君と、こう売部にいった。

これは、大学ノートに縦書きで書いてあった。
「バナナ一本ためでから登校、」と書いてあるが、
これは「バナナ一本食べてから登校、」が正しい。
このバナナは、祖父の葬式のお供えものです。
葬式が終わってから毎日食べていたのを思い出す。
このあとは、「一時間、学活、あと二時間めから」ブラスバンド部に行って、
体育祭の総練習をしたことが書いてあった。
家に帰ってからは、風呂に入って食事したこと、
見たテレビ番組「路ぼうの石」のこと、そのあと、
「明日の時間割をそろべた、それから日記を書いた、
 八時三十分~九時二十分、11時に寝た」で終わっている。

この九想話を書くためにその日記を読んでみたが、
これを読んだのは、書いてから初めてのことです。
読んでみて中学2年のおれは、つまんねぇこと書いてたなと思った。
このあと何ページか読んでみたが、似たようなもんだった。
九月二十九日まで、バナナを食べたことが書いてある。
こんなつまらないことを書いている中学2年のおれは、
なんで日記なんかを書こうと思ったのだろう。

でも、「一0月二日(日)」に、
「きのうの朝、Fさんといっしょにいる夢を見た。
 なんだか起きてからうれしかった」なんてことが書いてあった。
Fさんは、おれが小学5年から好きになった初恋の人です。
当然、きちんとした名前で書いてあります。
そのあとたびたびFさんのことが書いてあった。
このことは今読んでもうれしい。
日記を書いた意味があったかも?

それにしても低レベルな日記です。
はずかしいですね。
今日はそんなアホだった自分の中学時代を書くつもりではなかった。
日記のことを書くんだ。

ここ何年かおれは、パソコンに日記を書いている。
エクセルで毎日の体重を書くような表を作り、
体重を書いたセルに「コメントの挿入」でその日のことを書いていた。
これはこれで便利なのですが、なんか寂しい。

先週(12月11日)、詩人の荒川洋治の日記の話
(「日本全国8時です」TBSラジオ 火曜日)を聴いて、
またノートにボールペンで書いてみようかな、と思った。
そしてさっき5年ぶりに書きました。
前のページは、2002年5月19日(おれが50歳になる1日前)だった。
「今日で、おれの40代は終わる。」という書き出しで始まっている。

荒川洋治は、日記を続けるコツを話していた。
ここ( http://www.tbsradio.jp/stand-by/zen8/ )を読んで下さい。
そしてあなたも今日から日記をつけてみませんか。
1日の自分の行動を思い返し、日記を書くことはわるくないはずです。
コメント
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