落ち込み中年の自慢話

2000年11月13日 | Weblog

 絵は好きでしたね。
 小学5年のとき、学校の代表に選ばれて郡展(西茨城郡だったイナカダナ)に絵
をだしたこともありました。
 中学のとき、美術はいつも5でした。
 高校では、音楽クラスだったので絵とは縁のない生活だった。
 上京して住んだ駒込のアパートに、美大を受験して落ちた人がいた。その人
は、週に1度山谷で日雇いの仕事をして、あとは油絵を描いていた。その人か
ら、いろんな絵に関する話を聞き影響された。現在、台湾に行っている友人で
す。
 そのアパートの彼の部屋には、彼の高校時代の友人で武蔵野美術大の学生、
マンガ家志望で背中まで髪を伸ばし、いつも着流しで一本歯の下駄を履いた人
とか、デザインを勉強している人とか、が来ていた。彼の恋人(現在の奥さん)
も、冬日雇いの仕事が少なくて、キャバレーにバイトにいったとき知り合いに
なったホステスとか、なんだか分からない女性も来ていた。
 私の友人は、建築を勉強している奴、ボクサーを目指してプロテストに合格
した者、小説を書くんだと息巻いてた早稲田大学の学生、こっちも負けずに雑
多な人間が訪ねてきた。
 毎日、入れ替わり立ち替わり人が来て酒を飲んでいた。文学、美術、映画、
その他世の中のあらゆることを酔っぱらって話した。どうやって、あのときは
会社に行っていたんだろう。
 そのアパートのことは、いつか小説に書こうと思っています。いや、15、
6年前書いて、初めて文學界新人賞に応募して一次予選に通ったことがあった。
 なぜか、21歳のとき、原宿のデザイン学校に入ったことがありました。昼
間バイトして夜行ってたのですが、お金がなくて半年でやめてしまった。笑っ
ちゃいますが、私は学生委員長なんかに選ばれたのに、半年で学校から消えて
しまった。あのあと、どうなったんだろう?
 こうして過去を振り返ってみると、いい加減な生き方していたな、としみじ
み反省し、また、落ち込みそうです。

 一番好きな画家は、ルオーです。

コメント
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