ゆっくりのんびり市町村廻り

何年かかるか、もしかしたらできないかもしれないけど、日本の全市区町村の制覇を目指して頑張ってみる!

112日目 まったり有田散歩

2015-03-24 22:53:30 | 九州北部
2014年12月31日(水)


来年はめでたい400周年の磁器・有田焼。
そんな記念すべき年を刻々と迎える有田町の様子をお届けします。

さて、佐賀・長崎両県には陶磁器の町が多く、あたかも「焼き物銀座」の様相を呈しております。
前回の三川内・波佐見に今回の有田。さらには伊万里・唐津といった具合。

頃は太閤秀吉の時代。朝鮮の役で、時の佐賀藩主は多くの現地の陶工を連れ帰り(拉○ったなんて事はないよね?)、そのうちの一人が元和2(1616)年に有田泉山で白磁鉱を発見し、それ以降磁器を作るようになっていったという。だから400年。
佐賀藩は奥義中の奥義をむざむざと他所に漏らしてなるものかとばかり、磁器の製造法を守るべく積み出しを伊万里港だけにしたため、有田焼を含めこの辺りで作られた焼き物は、伊万里焼と呼ばれるようになったという。
1か月あまりもすれば世間はGWに突入しますが、ここ有田はまたとない書き入れ時を迎えます。
有田陶器市。昔この辺を旅行している際に一度遭遇した事がありましたが、それはそれは町中賑やかそのもの。

↓有田駅と駅前




「創ギャラリーおおた」というお店→
ここの名物は幟のご当地グルメ。
駅弁にもなっていまして、かの有名な大食い女性タレントが全国の駅弁の中で1位に選んだシロモノ。ある意味食の達人が厳選したものだから間違いない!
気になる方は、ココをクリックしてね。
わたしゃ、上に載っかっている黄色いものが超苦手なので用なく、器も興味なし・・・。

県道35号線を東に向かって歩きます→
招いても招いても来ざるどころか通らぬ客・・・。あはれ。

川沿いのウラ道→
京都の鴨川納涼床みたいにすれば、もしかしたらいい商売になるかと思ったんだけど。
かなりムリがあるでしょうか?

↓踏切を越すと、焼き物以外の有田の顔が見え始めます。


↓有田内山重要伝統的建造物群保存地区







江戸後期~昭和初期の和洋風建物がたくさん見られます、うんざりするほど。
しかも、これでもかっ、とばかり焼き物屋さんが軒を連ねます。
文政11(1828)年にやってきた台風と大火事のダブルパンチにより町は壊滅、今ある建物はほとんどがそれ以降のもの。

有田館→
世界でもここでしか見られない「磁器製のカラクリ人形」があります。
「世界唯一」とか「日本唯一」とか、そんな冠が付いていると無性に見たくなるのが人情。ですが、ああ無情。

↓表通りがこうなら、裏通りもまた趣きがあって素敵
 

宮内庁御用達・辻精磁社の「トンバイ塀」→
有田の一つの顔でもあるこれ。登り窯を壊したときの煉瓦で造った塀。
あっちこっちで見られます。
宮内庁御用達は他に香蘭社・深川製磁の二社があります。

せっせと歩きに歩いて上有田駅へ→
これまた風情のある駅舎。
はたまた電車に乗りまして、東へ東へ、牛歩並みに千葉に近づいて行きます。

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