ゆっくりのんびり市町村廻り

何年かかるか、もしかしたらできないかもしれないけど、日本の全市区町村の制覇を目指して頑張ってみる!

143日目 こんぴら参り・前座

2016-02-13 23:32:05 | 北四国
2015年12月30日(水)


こんぴらさんへ早く行きたいのですが、はやる気持ちを抑えて先に市街地の散策してみます。

参道となっている全蓋式の新町商店街→
またの名を「こんぴらレトロ街道」というけど、人はそこそこいるも、かなり賑やかといった商店街でもない。

実家への琴平土産は、こんぴら船をかたどった「本家船々堂」のおせんべいにしようかと思っていたのですけどね。
こんなお店を見つけてしまったのだ→
創業90年余りの琴平で最も古い老舗和菓子店「へんこつ屋」。お店横にある「天皇陛下御召上の品」の看板を見て考えが変わる。建物が文化庁登録の有形文化財であるといいます。

へんこつまん→
お店の中でも食べられます。
年寄りへのお土産だからな、硬いおせんべいじゃ難儀だろうから、この方が良かろう。
因みに「へんこつ」とは、曲がったことが大嫌いな頑固者のことで、生涯自称「へんこつおやじ」で通した初代が、こんぴらさんの麓で発売したしたことが始まりらしいです。

↓アーケード商店街を出ると、金倉川(かなくらがわ)を跨ぐ一ノ橋。


↓一ノ橋から下流側の玄孝橋(げんこうばし)より琴電琴平駅方向。

向こうの橋は大宮橋、鳥居のウラがの低い建物が駅。
もう一方のノッポな建物は高さ27.6mで日本一の高燈籠で、慶応元(1865)年に完成。
瀬戸内海を航海する船のために建てられ、今も夜には明かりが灯されております。

玄孝橋の上流側→

琴平は金刀比羅宮という有難い神様のお参りを目玉とする観光地でありますが、地元ではできれば隠したいんじゃないかと思われる(?)、かなりディープな、でも歴史のある世界が写真左側に広がっております。

門前町にそぐわない一際目立つ建物を拡大→
ま、見ての通りのお風呂屋さんです、大人の男が楽しむ所のね。
これは仕舞屋になっていましたが、左横のお店は立派に商売しておりました。
尤も、こんな所じゃあバア様がお出迎えするイメージしか沸かんけど。

↓この建物のウラ路地には、怪しげなカオリのする建物多数。
 
元遊廓であったこの一帯、江戸時代の琴平は天領だったので、かなり自由に歓楽を提供できる街として発展でき、昭和5(1930)年の「全国遊郭案内」には、「貸座敷は目下28軒あって、娼妓は約111人程いる。」と記載されているようです。
参拝での汗を流して、また汗をかく!パラダイスな街だったんだな、琴平。昔の人が羨ましい。それにしても「娼妓は約111人程」という意味がよく分からん(笑)。
正直、金刀比羅宮への表参道歩きよりもここ散策の方が面白かったですよ、個人的には。

↓川を上流側に遡ると鞘橋(さやばし)があります。

橋柱のないアーチ型の珍しい木造橋。
ただ普段は立ち入り禁止で、金刀比羅宮の御旅所で行われる年三回の祭典の時だけ使用。

↓この橋の目と鼻の先には、琴平花壇という寛永4(1627)年創業の超老舗旅館。


↓アーケードとはケタ違い、詣で客でごった返す表参道。

さすがは世に知られたこんぴらさんだけあります。
実はこんぴら参りは初めてでございまして、だからか私の頭の中は既に、♪金毘羅船々 追い手に帆かけて シュラシュシュシュ、でいっぱいでございます。

↓清酒醸造元の酒造屋を使った資料館「金陵の郷」。


↓琴平グルメで楽しみにしていた「こんぴらうどん」。

「しょうゆ天」がお目当てだったのですが、この時既に16時すぎ。営業時間は17時までなので絶望的。

ここが最初の階段だったかな?→
いよいよ「心臓破り」と称されるこんぴらさんの階段ですが、一体どんなもん? 

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1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
突然のご連絡失礼いたします。 (菅原悠太)
2016-02-15 11:38:11
ブロガー様

はじめてご連絡をさせていただきます。
Facebook pageを運営しております、
株式会社Miraieの菅原と申します。

この度、当Facebook pageページへ
貴ブログ記事の掲載をお願いしたくご連絡差し上げました。

弊社は写真を通して日本の魅力を世界に発信することをコンセプトとしており、
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ブロガー様のブログを拝見させて頂きまして、街並みや風景の写真がとても鮮やかに撮られており、是非海外の方にも日本の魅力としてお伝えしたく思いご連絡させて頂いた次第でございます。

勿論、掲載の折には出典元を紹介させて頂きますので、
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是非当Facebook pageへの掲載を
前向きにご検討頂けますと幸いで御座います。

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※将来的にはFacebook pageを独立させ、オリジナルのWebサイトとしてリリースする予定です。

何卒よろしくお願い申し上げます。

菅原
sugawara@miraie-group.jp
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