ゆっくりのんびり市町村廻り

何年かかるか、もしかしたらできないかもしれないけど、日本の全市区町村の制覇を目指して頑張ってみる!

143日目 まんのう町から琴平町へ徒労歩

2016-02-11 01:04:14 | 北四国
2015年12月30日(水)


滝宮駅からまた電車に揺られ、まんのう町(ちょう)に入ります。

↓目の前が羽間池という羽間(はざま)駅にて。

香川県をブラブラしていると必ずと言っていいくらい目に付くのが池。

温暖で降水量が少なく、大きな河川が流れていない香川県は、昔からしばしば渇水に見舞われ、そこで水不足を補うための策としてあちこち作られたのが溜め池。
今ではだいぶ数を減らしたものの、狭い讃岐平野に15,000近くあるもあるのだから、そりゃイヤでも視界に入ってくるワケです。

こんなにも溜め池が沢山ある香川県ですが、その数は全国で見ればそれでも3位なんだとか。
1位は兵庫県で、その数はぶっちぎり断トツの約43,000で、2位は広島県と、共通しているのは瀬戸内海に面している県。たしかに雨はあまり降らない感じだよなー、ここらは。
だから渋々雨男を自負せざるを得ない私が、このあたりに行っても滅多に降られないのも分かるというもの。
そんな気候だから香川県では良質な小麦がとれ、塩もできたので「さぬきうどん」が発達した訳ですが、意外ですが山の方ではソバも多く栽培されていたりします。

ここ、まんのう町の由来となったのも溜め池「満濃池」から。
満濃池は、面積は約1.4キロ平方メートル、周囲は約20kmで溜め池としては日本一。

大宝年間(701~704年)に讃岐国守・道守朝臣により創築され、各地に超人的な伝説を残すスーパー坊主・空海も修築に当たった事もある歴史のある池なのですが、いくらゴッドハンドを借りても所詮自然の力の前ではちっぽけな存在にすぎず、しばしば決壊を繰り返す。
今回残念なのは、ことでん沿線からは満濃池が見えないって事。

そんな香川県ですが溜め池をいっぱい造った程度では水不足は解消せず、吉野川から香川用水を引いてどうにか苦しみから解放される。

↓終点・琴電琴平駅の一つ手前、榎井(えのい)駅で下車。


↓長閑な田園風景広がる所へフラフラやってまいりました。


菜の花が咲き乱れ、春爛漫な感じ→
実際、冬が嘘のような春を思わせる暖かさ。

ところで、こんな長閑な場所へ来た理由なんですが・・・。
実は知る人ぞ知る(?)、高貴な場所があるので、皆様にこっそり教えちゃいましょう(他言無用で)。

天皇陛下や皇族方がお忍びでお見えになる所?→

↓建物横には「天照大神」と刻まれた碑もあったりする。


↓菊の御紋こそないけど、電柱に貼り付けてあるプレートが印籠のよう。


何てことない、この近辺の地名を「天皇」といい、要は気になってきてわざわざ足を運んでみたワケです。ただ、実際にはご覧の通りどーってこのない畑の中にある住宅密集地の一角。
おまけに地名の由来を地元の人に聞いてみたかったのですが、人っ子一人歩いていないし・・・。

昔は天皇や上皇、皇族はしょっちゅう四国に「島流し」にあっていたので、それと何か関係あるのかな?、と思ったけど、少しも手がかりを得られず、得たのは徒労だけ。何のために行ったんだか・・・。

これ以上の格式のない「天皇」地名、実はここだけではなく、調べた範囲では四国に数箇所、仙台にもある事が分かりました。

(562)香川県仲多度郡まんのう町役場
平成18年に3つの町が合併してできた町で、人口は約2万人。
この役場をちょっと行ったところに中学校があるのですが、そこで昨年5月、教育現場ではあってはならない(?)事が起こり、ちょっとした話題になりました。

この後はとりあえず琴平町役場まで行くのですが、その距離およそ2.5km。
1.5kmほど離れた榎井駅に着いてもすぐに電車が来る保証もないし、バスは次の便までしばらく間があり全く使い物にならず。

↓結局歩いたほうが賢明だということで、県道28号線をトボトボ・・・。



実に気になる「どじょううどん」。溜め池が多いから、よくどぜうが捕れたんでしょう。
「しっぽくうどん」などと共に、香川の伝統的なうどんの郷土料理であります。

この日はまだ10km程度しか歩いていないのですが、足裏が疲労か妙に痛い。
後には超大物が控えているというのに・・・、コマッタもんだ。

(563)香川県仲多度郡琴平町役場
言わずと知れた「こんぴらさん」金刀比羅宮のある町。
面積は小さく、県内でもブービー。ただ人口密度は上位にランクされる。

JR琴平駅→

↓旧高松街道から参道へ。



まずは市街地をぶらついてみましょう。

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参考・カッコしてあるのはこれまで行った所→


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