ゆっくりのんびり市町村廻り

何年かかるか、もしかしたらできないかもしれないけど、日本の全市区町村の制覇を目指して頑張ってみる!

53日目 別天地の涼しさ岩手(5)~気仙地区

2013-08-06 23:36:11 | 北東北
2013年7月12日(金)


遠野を出て、国道340号線で南下します。

JR釜石線・平倉駅近くの踏み切り→

住田(すみた)町に到着しました。

(280)岩手県気仙郡住田町(ちょう)役場
人口6千人ほど、昭和30(1955)年に世田米(せたまい)町・上有住(かみありす)村・下有住村が合併して成立した町で、役場は世田米地区にあります。
この町の西方にある種山高原は眺めがいいらしいです。

少しだけ町を散策します。

↓昭和橋



「せうわばし」の表記が、この橋の古さを物語っています(昭和6年竣工)。
実際に車がすれ違いができない狭さ。
なので、一台が渡っていると、それが渡りきるまで待っていないといけない有様です。
川は「気仙川」。長さは約45キロで、このまま陸前高田の広田湾に注ぎます。

橋からの眺め→←上流側
ここから約100メートル先には鮎釣りで人気の場所があるそうです。

↓左岸側には古い建物が多いです。
 

商店街→

20分ほど住田町に滞在して、17時頃に出発。
そのまま国道340号線を気仙川に沿って走ります→

いよいよ東日本大震災の被災地に入って行きます。

ところで、この旅に出るにあたって私はある重要なものを持ってくるのを忘れてしまいました(最悪)。
それがないとどうにもならないかと言われれば、必ずしもそうではないのですが、あるとないのとではそれはそれは雲泥の差であります。

それは何か?
↓被災地を廻るのに欠かせないもの(これは自宅で撮った)

浸水域が一目で分かるし、私はカーナビを付けおらず(カーナビが嫌いで地図を見てあちこち行くのが好き)、大まかな地図しかないので、特に市街地は被災前の町の状態も含めて詳細に大きく載っているこの地図は、とても有り難いものなのです。
まあ、これから行く陸前高田ならば昨年の3月にも来ており、道路はおおまかに覚えているので何とかなるかなという気もしますが・・・

↓JR大船渡線の竹駒駅
←陸前高田の方向

←上の写真とは逆方向
この駅は海から約4キロの所にあるのですが、津波はここからさらに2キロ程内陸部まで浸水しました。

駅前のガソリンスタンドの2階には「津波到達点」が示されています→

(281)岩手県陸前高田市役所
見てのとおり仮庁舎で、旧役所から内陸よりの高台に設置されています。
役所前の道路は人や車の往来が激しく、かなり錯綜していました。

↓役所に併設されているBRT(バス高速輸送システム)の仮設駅と観光案内所

17時過ぎているというのにラッキーな事に観光案内所が開いていましたので、そこで市内の案内図を貰う。
これは助かった!

↓次に「奇跡の一本松」の駐車場に来ました。
 
チラリと見えます「奇跡の一本松」、去年来た時にも見ましたけど、その時は既に枯れていたとはいえ、一応本物だったんですよねぇ。
でも、今あるものはレプリカ
観光案内所で地図を貰ったときに、確か「奇跡の一本松保存募金」と書いてあったハコにお金を入れたのですが、「保存」という表現に違和感が。
「維持管理募金」ではないんじゃないのかなぁ?
ま、どうでもいいけど・・・。

↓今夏限定でこの翌日(7月13日)より開業するBRTの「奇跡の一本松駅」

ラジオで言っていたのですが、これはこの日に設置工事がされました。
なので、造りたてホヤホヤです。

↓参考・カッコしてあるのはこれまで行ったところ
 にほんブログ村 旅行ブログ 国内一人旅へにほんブログ村