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ゆっくりのんびり市町村廻り

何年かかるか、もしかしたらできないかもしれないけど、日本の全市区町村の制覇を目指して頑張ってみる!

103日目 北部九州・史跡巡り(3)~大牟田・荒尾

2014-12-18 23:54:56 | 九州北部
2014年10月10日(金)


↓薄暗く、ゆったり感のあるJR大牟田(おおむた)駅1番乗り場は、以前と変わらないようです。

およそ7年半ぶりにここに降り立ったのですが、その時はちょうど隣の3番ホームに今は亡き寝台特急「はやぶさ」がゆっくり入ってきた時でした。
たしか16時半くらいだったですが、翌朝10時に東京に着くようなノンビリさじゃ先行きが見えたもんだなと思ったものでしたが、案の定その2年後に廃止されてしまいました。
尤も、その時に九州行きに選んだのは他でもない当の「はやぶさ」だった訳ですが・・・(苦笑)。

大牟田駅舎→

さて、ここ大牟田市とお隣・熊本県荒尾市には、明治以降の我が国の近代化を支えた三井三池炭鉱があり、大いに栄えたようでしたが、戦後のエネルギー革命により石炭産業は衰退の一途を辿り、炭鉱は平成9年に閉山してしまいました。

↓そんなことゆえ、駅にこんなのがある訳さd


ただ、炭鉱の遺構が今だ各地に残っており、他にもこの地域の近代化を象徴する遺構も数多くあります。
その全部を見たいのは山々ですが、限られた時間内でそれは甚だ至難の業なので、絶対見ておきたいのだけを予め決めて廻ることにします(それでも時間的に苦しかった・・・)。

両市を一つと考えて観光をしますが、なんせ遺構は広範囲にわたっているので、ここは駅前観光案内所で秘密兵器を拝借します。
それはチャリ、しかも初めて乗ります電動タイプ!

ただ、これ関連の施設は行きませんよ→

(444)福岡県大牟田市役所
駅前にあると言っていいくらいの場所にあります。
何となくレトロ感漂うこの建物、昭和11(1936)年築。
歴史的価値の感じられる役所庁舎は、これまで行った中で思い出せるのは、福島県会津若松市群馬県長野原町かなあ。

時計の下にあるように、三井三池炭鉱をはじめとする、山口・福岡・佐賀・熊本・鹿児島、さらには静岡・岩手!と広域に及ぶ、いわゆる「明治日本の産業革命遺産 九州・山口と関連地域」の来年の世界文化遺産登録を目指しています。それにしても、むちゃくちゃ広すぎだよ!
詳しくはここ→http://www.kyuyama.jp/

ウソつけ!→
駅前にあるこのお店、こんな地方都市で売上げ日本一なハズなかろう、誇大広告だな、と思ったのですが、普段、美容室に全く用のない私は無知すぎました。
プラージュ、その業界では有名だそうで、店舗が全国あちこちあるらしく・・・。

三井炭山創業碑→
笹林公園の一角にひっそり建っています。

↓宮浦石炭記念公園



明治20(1887)年から昭和43(1968)年まで稼働した「宮浦坑」跡です。

↓ここのシンボルはこの排煙用煙突。明治21年竣工で、その高さ31.2メートル。


↓ここからこれで、炭鉱夫たちはこの先の坑口から地底深く潜っていったのです。


公園から見下ろすと、→
やったら広~い三井化学専用鉄道の操車場。

↓この鉄道沿いの道をひしこいてチャリを漕いで、(やっぱり電動自転車は楽チン、楽チン。特に坂道での体力消耗度が違いますがな)次に向かったのはここ。

ただ、目的のものは施錠されている門からでないと行けません。その鍵は近くのお米屋さんが保管しています。

↓藪の中のケモノ道みたいな所を進むとある、早鐘眼鏡橋(はやがねめがねばし)。

石造りのアーチ式水道橋で、こういう様式では日本最古のもの。
これができたのは明治どころか、江戸時代初期の延宝2(1674)年。
そんな頃にこんなモン造るなんて、昔の(もちろん、今も)日本人て何て優秀なんでしょ!
ただ、これは国指定重要文化財なのですが、もはや誰の目にも触れられなくなったが如きひっそりと藪の中に佇んで、草が伸び放題のどうでもいいような扱われ方。

さ、次行くべし!

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103日目 北部九州・史跡巡り(2)~みやま

2014-12-16 23:08:42 | 九州北部
2014年10月10日(金)


口開けは福岡県南部にある、みやま市。

↓市の中心駅・瀬高(せたか)にお昼前に到着。


駅に飾ってあったもの→
知らんな、このお方。「小鳥のうた」はもちろん知っているけど。

↓駅前に建っている、ある有名人物を意識したという女神像。

さて、その人物とはどなたでしょうか?
そもそも人を意識しながら頭がないとはどういうことでしょ・・・。
顔がないから分かりようがないですよね?(最初から頭がなかったのか、最初はあったけど、もげてしまったかは知りません)
答えは後程。

駅前通り→

道なりに進むと「さかえ通り」→

この通りにあるボロい建物。ルノワル?→
何とこれ、何年ぶりに見聞きしたかユースホステル!
というか、まだあったんですねって感じ・・・。この平成のご時世で、いかにも昭和の遺物的なユースホステルに出会えるなんて、ある意味新鮮。
よ~く見るとなかなかいい味出しているこの建物も、近代の史跡と言えるのかも(笑)。

↓旅の安全祈願はここ、下庄八幡神社



この神社のHPによると、ご利益として「開運、厄除け、安産子供守護、交通安全など」と何でも屋さん状態。

この先には矢部川が流れています。

瀬高橋より下流側→

上流側→

引き返しまして、住宅街を通り抜けます。

ホントにあいさつ日本一?→
何人かにすれ違いましたけど、誰ひとり挨拶してくれなかったし・・・。

(443)福岡県みやま市役所
平成19年に、山門(やまと)郡瀬高町・山門郡山川町・三池郡高田町が合併して成立した、人口4万人くらいの市。
旧郡名の門と池を合わせて「みやま市」。
あれ、山門? やまと、ヤマト・・・とくれば、邪馬台国!(ちょっと強引)
山門郡でもここ瀬高はあの邪馬台国があったんじゃないか、と目されている場所の一つ。
なので、駅前のあの像は分かりましたね、卑弥呼です。

↓「えびす町商店街」から「中央商店街」を通って、駅に戻ります。




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37日目 九州から本州へ その2~遠賀郡

2013-03-17 00:45:56 | 九州北部
2013年1月2日(水)


西小倉から40分程乗りまして、遠賀川(おんががわ)駅で降り、芦屋タウンバスに飛び乗ります。
「飛び乗る」と書きましたが、やはり鹿児島線のダイヤが乱れているのは目に見えて明らかで、乗った電車が臨時の特急通過待ちなどでしわじわ遅れ始め、最初5分位の乗り換え時間があったのが、駅に着いた頃にはほとんどなくなっていましたので、まさしく急いで駆けたという事でございます。

しかし、運転手さんはしばらく発車を遅らせてくれていました。
親切だな~。でも乗客は私一人だけだったんだけど・・・

このバスで芦屋町へ行きます→

以下、バスからの車窓。

芦屋競艇場→
正月からやってますよ~(呆)

↓遠賀川
 

商店街→
結構飲み屋さんが多いです。航空自衛隊の基地があるからからでしょうか。

芦屋中学校前という停留所で降ります。

↓(196)福岡県遠賀郡芦屋町役場


役場前の通り→

役場前の廃墟→

あたりには特にこれと言ってないので、さっき乗ってきたバスの始発となるバス停まで歩く事にしました。
ひょっとしたらそのバス停は海に近いので、海が見えるかもしれない・・・

↓この坂を登りきれば海が見えるんですが・・・

またお前か、という感じで折り返しのバスが待ち構えています。

バスは都合のいい事に遠賀町の役場前に止まります。

↓(197)福岡県遠賀郡遠賀町役場

北九州市のベッドタウン的存在の町です。

ここからは歩いて先ほどの遠賀川駅へ。

↓遠賀川駅
 
この駅、昭和22(1947)年築の古い駅で、都市近郊で利用者は多そうな感じですが、
ドアは自ら開けないと入れません。
開け閉めする際のガラガラする音が、遠い昔の学校の教室を思い出させてくれる(笑)。
これはこれで、いい味を出していていいのかもしれない。

↓ところで鹿児島線、ダイヤはかなりメチャクチャになっています。
 
少しは書道とかペン字とか習った方がいいと思う貼り紙。

イライラしながら我慢強く待つ人達(私も当然含む)

次にお隣の水巻町に行って、九州を出ようと思っていましたが、電車がこんな有り様では九州でウロウロするわけにはいかない、との事で、水巻町をやめて、さっさと九州を脱出する決断をする。

45分ほど遅れてやってきた電車→

門司駅→

↓長い堂々としたホームに似つかわしくなく、気後れするかのように停まっている短い電車


「さよーなら」という暇もなく九州を去ります→

下関駅→ 
ホームは閑散としてただ長~いだけの、それこそ無用の長物となった感が・・・

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37日目 九州から本州へ その1~小倉

2013-03-14 00:27:02 | 九州北部
2013年1月2日(水)


5時に起きる。すかさずテレビを付ける。
するといきなり、「鹿児島線、人身事故で運転見合わせ」との字幕が入る。
のっけからやってくれたよ~(怒)
今日は少しだけその鹿児島線にお世話になるつもりでいましたので、これはマイッタな・・・
でも、もう少ししたら電車は普通に走り始めるんじゃないかとあまり気にせずにする。

今日も恒例の早朝散歩をします。

↓最初に行ったのは「森鴎外旧宅」。
 
軍医・森林太郎は、どうやら左遷されて小倉にやって来たらしいです。
舞姫との件が上司にバレた?ということではないでしょうが。

旦過市場(たんがいちば)→
北九州の台所と呼ばれるらしいですが、さすがに今は煌々と明るい一軒を除いてやっている雰囲気はない。
いつでしたか、数年前にここが大雨で浸水して大騒ぎになったというニュースを見たような気がするんですが・・・

↓小文字通り(こもんじどおり)、中の橋の方を見る


中の橋より上流側→
向こうの橋は紫川橋。

紫川に架かっている橋には愛称らしきがあって、紫川は「鉄の橋」で、中の橋は「太陽の橋」。由来は全く分かりません。
右にあるのは勝山公園の水上ステージ。

この橋を過ぎると役所があります。

(195)福岡県北九州市役所
さすがは政令指定都市の役所、デカすぎる!貫禄充分です。
しかも今年は政令指定都市になって50年。
と、ここまでは誠におめでたいのですが、1979年をピークに人口は右肩下がり、とうとう100万人を割ってしまい、減少に全く歯止めがかかりません。
いろいろ要因はあるのでしょうけど、個人的には県庁所在地の福岡よりも北九州の方が好きなので、何とか巻き返して欲しいと思っています。

すぐ目と鼻の先には区役所があります。

〔12〕福岡県北九州市小倉北区役所

↓これまた近くにある小倉城に足を伸ばします。




天守閣は復元されたものです。
それを知ったとたんに天守閣が不自然な感じに見えるのはナゼ?


右は八坂神社の鳥居、左は小倉城庭園。その庭園では日本の美を堪能できるみたいです。
この他近くには、松本清張記念館というのもあるのですが、松本清張には興味ないです、ハイ。

勝山橋(石の橋)より→
昨晩と比べてみて下さい。
手前の橋は鴎外橋。別称、水鳥の橋。川の橋だから、水鳥でいいのでしょうけど、鴎はイメージ的に海。別称の命名時に少し躊躇はなかったんでしょうか?

常盤橋(木の橋)→
こちらは趣のある橋。

今日は西小倉駅からスタート→

駅では「電車、遅れていま~す」と懸命にアナウンスしていましたが、乗ろうとしていた下り電車は時間通りにやってきたではないか。
「何だ、ウソつきめ!」

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36日目 元日の風景 その6~豊築地域

2013-03-11 23:54:52 | 九州北部
2013年1月1日(火)


中津駅に戻ってきて、14時55分発の「築上東部乗合タクシー」に乗ります。

この旅ではタクシーには乗らない、というルールを設定しています。
これから乗るものは確かに事業者はタクシー会社で、「タクシー」を名乗っていますが、定額料金でバンを使って定時運行していますので、実質バスと同じである、そういう理由からこれはOKにします。
といいますか、こうでもしないと次に行く町へはムチャクチャ行きづらいので、かなり苦しいこじ付けの面もあるのですが・・・。

築上東部乗合タクシー→
中津駅東口の駅前有料駐車場内の片隅に間借りをした感じの停留所から出ます。
停留所の写真を撮ろうと思ったのですが、客一人が停留所の椅子に座っていまして、「邪魔だなー」と思いつつ写すのをためらったのでした。

山国川→
これを越えると福岡県に入ります。

約10分で上毛町役場に着きます。

↓(192)福岡県築上(ちくじょう)郡上毛(こうげ)町役場

平成17(2005)年に新吉富村と大平村が合併してできた町です。

↓役場前の通り(県道109号線)
 
さて、ここからが問題です。
最寄りの吉富駅(最寄りといっても、3.3キロくらいあります・・・)へ行く折り返しのタクシーは1時間半しないと来ません。
近くに何か名所・旧跡でもあればいいのですが、全くなさそうで、この場にいても仕方ない。

↓ブラブラ駅まで歩くことにします。



↓やれやれ、ようやく駅から600メートル位の所までやって来た。


駅までの途中にある役場。
↓(193)福岡県築上(ちくじょう)郡吉富町役場

九州では一番小さな自治体だそうです。
ここまでゆっくり歩いたので、45分もかかりました。

吉富駅→

次に5分ほど乗って、宇島(うのしま)駅で降ります。

宇島駅→

役所までテクテク歩きます。

↓役場までの街並み

←旧銀行、現在飲み屋



(194)福岡県豊前(ぶぜん)市役所

役所にある山伏像→
豊前市にある求菩提(くぼて)山は、江戸時代まで九州を代表する一大修験道場だったようです。

今日の市町村巡りはこれでおしまいです。

日が落ち始めました→

今日の宿泊地は私の好きな町、小倉。

賑やかな小倉駅→ 

↓小倉のシンボル・紫川のイルミネーションは相変わらず綺麗です。
←勝山橋より
←鴎外橋→
←井筒屋さん

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