2014年10月10日(金)
↓薄暗く、ゆったり感のあるJR大牟田(おおむた)駅1番乗り場は、以前と変わらないようです。

およそ7年半ぶりにここに降り立ったのですが、その時はちょうど隣の3番ホームに今は亡き寝台特急「はやぶさ」がゆっくり入ってきた時でした。
たしか16時半くらいだったですが、翌朝10時に東京に着くようなノンビリさじゃ先行きが見えたもんだなと思ったものでしたが、案の定その2年後に廃止されてしまいました。
尤も、その時に九州行きに選んだのは他でもない当の「はやぶさ」だった訳ですが・・・(苦笑)。
大牟田駅舎→
さて、ここ大牟田市とお隣・熊本県荒尾市には、明治以降の我が国の近代化を支えた三井三池炭鉱があり、大いに栄えたようでしたが、戦後のエネルギー革命により石炭産業は衰退の一途を辿り、炭鉱は平成9年に閉山してしまいました。
↓そんなことゆえ、駅にこんなのがある訳さd

ただ、炭鉱の遺構が今だ各地に残っており、他にもこの地域の近代化を象徴する遺構も数多くあります。
その全部を見たいのは山々ですが、限られた時間内でそれは甚だ至難の業なので、絶対見ておきたいのだけを予め決めて廻ることにします(それでも時間的に苦しかった・・・)。
両市を一つと考えて観光をしますが、なんせ遺構は広範囲にわたっているので、ここは駅前観光案内所で秘密兵器を拝借します。
それはチャリ、しかも初めて乗ります電動タイプ!
ただ、これ関連の施設は行きませんよ→
(444)福岡県大牟田市役所→
駅前にあると言っていいくらいの場所にあります。
何となくレトロ感漂うこの建物、昭和11(1936)年築。
歴史的価値の感じられる役所庁舎は、これまで行った中で思い出せるのは、福島県会津若松市・群馬県長野原町かなあ。
時計の下にあるように、三井三池炭鉱をはじめとする、山口・福岡・佐賀・熊本・鹿児島、さらには静岡・岩手!と広域に及ぶ、いわゆる「明治日本の産業革命遺産 九州・山口と関連地域」の来年の世界文化遺産登録を目指しています。それにしても、むちゃくちゃ広すぎだよ!
詳しくはここ→http://www.kyuyama.jp/
ウソつけ!→
駅前にあるこのお店、こんな地方都市で売上げ日本一なハズなかろう、誇大広告だな、と思ったのですが、普段、美容室に全く用のない私は無知すぎました。
プラージュ、その業界では有名だそうで、店舗が全国あちこちあるらしく・・・。
三井炭山創業碑→
笹林公園の一角にひっそり建っています。
↓宮浦石炭記念公園


明治20(1887)年から昭和43(1968)年まで稼働した「宮浦坑」跡です。
↓ここのシンボルはこの排煙用煙突。明治21年竣工で、その高さ31.2メートル。

↓ここからこれで、炭鉱夫たちはこの先の坑口から地底深く潜っていったのです。

公園から見下ろすと、→
やったら広~い三井化学専用鉄道の操車場。
↓この鉄道沿いの道をひしこいてチャリを漕いで、(やっぱり電動自転車は楽チン、楽チン。特に坂道での体力消耗度が違いますがな)次に向かったのはここ。

ただ、目的のものは施錠されている門からでないと行けません。その鍵は近くのお米屋さんが保管しています。
↓藪の中のケモノ道みたいな所を進むとある、早鐘眼鏡橋(はやがねめがねばし)。

石造りのアーチ式水道橋で、こういう様式では日本最古のもの。
これができたのは明治どころか、江戸時代初期の延宝2(1674)年。
そんな頃にこんなモン造るなんて、昔の(もちろん、今も)日本人て何て優秀なんでしょ!
ただ、これは国指定重要文化財なのですが、もはや誰の目にも触れられなくなったが如きひっそりと藪の中に佇んで、草が伸び放題のどうでもいいような扱われ方。
さ、次行くべし!
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↓参考・カッコしてあるのはこれまで行ったところ
↓薄暗く、ゆったり感のあるJR大牟田(おおむた)駅1番乗り場は、以前と変わらないようです。

およそ7年半ぶりにここに降り立ったのですが、その時はちょうど隣の3番ホームに今は亡き寝台特急「はやぶさ」がゆっくり入ってきた時でした。
たしか16時半くらいだったですが、翌朝10時に東京に着くようなノンビリさじゃ先行きが見えたもんだなと思ったものでしたが、案の定その2年後に廃止されてしまいました。
尤も、その時に九州行きに選んだのは他でもない当の「はやぶさ」だった訳ですが・・・(苦笑)。
大牟田駅舎→

さて、ここ大牟田市とお隣・熊本県荒尾市には、明治以降の我が国の近代化を支えた三井三池炭鉱があり、大いに栄えたようでしたが、戦後のエネルギー革命により石炭産業は衰退の一途を辿り、炭鉱は平成9年に閉山してしまいました。
↓そんなことゆえ、駅にこんなのがある訳さd

ただ、炭鉱の遺構が今だ各地に残っており、他にもこの地域の近代化を象徴する遺構も数多くあります。
その全部を見たいのは山々ですが、限られた時間内でそれは甚だ至難の業なので、絶対見ておきたいのだけを予め決めて廻ることにします(それでも時間的に苦しかった・・・)。
両市を一つと考えて観光をしますが、なんせ遺構は広範囲にわたっているので、ここは駅前観光案内所で秘密兵器を拝借します。
それはチャリ、しかも初めて乗ります電動タイプ!
ただ、これ関連の施設は行きませんよ→

(444)福岡県大牟田市役所→

駅前にあると言っていいくらいの場所にあります。
何となくレトロ感漂うこの建物、昭和11(1936)年築。
歴史的価値の感じられる役所庁舎は、これまで行った中で思い出せるのは、福島県会津若松市・群馬県長野原町かなあ。
時計の下にあるように、三井三池炭鉱をはじめとする、山口・福岡・佐賀・熊本・鹿児島、さらには静岡・岩手!と広域に及ぶ、いわゆる「明治日本の産業革命遺産 九州・山口と関連地域」の来年の世界文化遺産登録を目指しています。それにしても、むちゃくちゃ広すぎだよ!
詳しくはここ→http://www.kyuyama.jp/
ウソつけ!→

駅前にあるこのお店、こんな地方都市で売上げ日本一なハズなかろう、誇大広告だな、と思ったのですが、普段、美容室に全く用のない私は無知すぎました。
プラージュ、その業界では有名だそうで、店舗が全国あちこちあるらしく・・・。
三井炭山創業碑→

笹林公園の一角にひっそり建っています。
↓宮浦石炭記念公園


明治20(1887)年から昭和43(1968)年まで稼働した「宮浦坑」跡です。
↓ここのシンボルはこの排煙用煙突。明治21年竣工で、その高さ31.2メートル。

↓ここからこれで、炭鉱夫たちはこの先の坑口から地底深く潜っていったのです。

公園から見下ろすと、→

やったら広~い三井化学専用鉄道の操車場。
↓この鉄道沿いの道をひしこいてチャリを漕いで、(やっぱり電動自転車は楽チン、楽チン。特に坂道での体力消耗度が違いますがな)次に向かったのはここ。

ただ、目的のものは施錠されている門からでないと行けません。その鍵は近くのお米屋さんが保管しています。
↓藪の中のケモノ道みたいな所を進むとある、早鐘眼鏡橋(はやがねめがねばし)。

石造りのアーチ式水道橋で、こういう様式では日本最古のもの。
これができたのは明治どころか、江戸時代初期の延宝2(1674)年。
そんな頃にこんなモン造るなんて、昔の(もちろん、今も)日本人て何て優秀なんでしょ!
ただ、これは国指定重要文化財なのですが、もはや誰の目にも触れられなくなったが如きひっそりと藪の中に佇んで、草が伸び放題のどうでもいいような扱われ方。
さ、次行くべし!

↓参考・カッコしてあるのはこれまで行ったところ
