古酒を贈る・・
「奥播磨 熟成純米 宮の井H29BY」
純米燗金太郎です。
「山田錦」は、兵庫で生まれた酒米ですが、その「兵庫県産山田錦」のブランド強化策として「農業遺産」としての登録申請を農水省へするそうです。
ただ、ブランド力は現在でも十分に高いと思うのですが・・
😊
さて次の日曜日は父の日です。
まだ、間に合います。
こんな熟成古酒を贈るのも良いかと思います。
「奥播磨 熟成純米 宮の井H29BY」
(旨味とろ~り、酸ガッツーン!)
熟成酒特有の栃餅、ナッツにも通じる熟成香がある。「とろーり」とした旨味に、レモンの様な酸が小気味よく立ち一気に辛口へ持って行かれ、スッキリと呑める。ただ酸にはまだ角々しさがある。もう少し寝かせると、もっと全体のバランス良くなり、まろやかになるだろう。
これを燗にするとまた一段と美味いんだなぁ!
燗につけると、旨味と酸の輪郭がよりクッキリとして、 酸もまろやかになり、バランスがよくなる。濃い味の料理やチーズ料理でも受け止める。
「長期熟成古酒(火入酒)の特徴」
1.色合いは、非常に「濃い山吹色」をしている。
2.「黒糖」「ナッツ」「醤油」「味噌」などに通じる独特の香りの「熟成香」がある。 これは個人的嗜好により好き嫌いがはっきり分かれる香りだ。 私にとっては食欲をそそる香りなのだが・・・生理的に受け付けない人がいるのも否めない。(笑)
3.時を駆けて、熟成により「練れた旨味」が集積、凝縮しているのが古酒である。一般的な完全発酵の2回火入れの純米酒ならば、時間が経つほど、気温が高いほど熟成度合いが増していくことになる。
(熟成度合=積算温度×時間)
4.「燗酒」でこそ凝縮した旨味が開き、本来持つポテンシャルを発揮する。
5.「食中酒」として料理とともに呑んでこそ真価を発揮し、お互いを高めあう。 和食はもとより、濃い味わいの中華料理、ジビエ・肉料理、チーズ料理などとも相性が良い。
純米古酒(長期熟成酒)は、このように大変個性的であり、慣れてない方は嫌悪感さえ感じる可能性もある。紹興酒や梅酒に似た酒質を有するので、これらを呑みなれている方、女性や初心者には、比較的すんなりと受け入れることができると思う。
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播州佐用の酒屋
赤松酒店(地酒のDON)
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