ふんでノート ~ちいきづくり・まちづくりと日本語教育

ちいきづくり・まちづくりと日本語教育をつなぐことを,「場づくり・人づくり」から進めていきたいと思ってつらつら書くノート

サワディクラップ

2008年09月25日 20時59分38秒 | 社会
今日、タイに詳しい人がいて。ちょろっと話をしたというか、いろいろ教えてもらったんやけど。

今はタイからの研修生もたくさん増えていること。超過滞在も昔に比べたらずいぶんと減ったこと。'90~'92年のころは、在留資格を持って日本に滞在している人以上に、超過滞在の人が多かったこと、それと同じ時期にフィリピンだったかどこかの超過滞在の人がぐっと減ったこと。で、超過滞在の人が減ったのは、もちろん、帰国した人もいれば、在留特別許可や日本人の配偶者等などの在留資格で滞在している人もいるということ。あと、超過滞在をしている(していた)人の数は男女で全然違うということ。

こういう現象を国民性なんかでは片付けてしまうのは大問題やろうな。経済格差やジェンダー、他の地域出身の人の動きや日本の在留資格の出し方(とその意図、ねらっていたもの)などいろんな要因が複雑に絡まり合って数字として現れるってことを意識せんと恐いなって思った。もちろん、上に書いた文章ももしかしたら、ある種の偏りを持った切り取り方かもしれないけど。それに数字で出してしまうと、大きな社会構造の問題になって、個人個人の息づかいや喜び、悲しみを含めた生々しさが消えること。

両方きちんと見れないとあかんのやろうな。
コメント
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